今日朝一番で来られたKさん。彼は当店でかなり古いお客様。30年近い付き合いになるかな。
大学を出た頃から当店に通い始め、C.Pカンパニーが当時の彼のお気に入りだった。
変わっていくお客様が多いなか、彼は50歳になった今でも昔のKさんのままだ。途中ブランクもあったが、いまだに昔と同じペースで顔を見せてくれる。嬉しいなぁ。
新しいお客様が出来る。それは大切なことだ。
長いブランクがあり、ひょっこり顔を出してくれるサプライズな方、Kさんのようにマメに通い続けてくれる方。
こんなニッチな男服の世界で、いろいろなドラマが繰り広げられる。
その1シーン、1シーンの積み重ねがあって、今のアルバーノが作られているんだ。
アルバーノの歴史が続く限り、これからまた新しいストーリーが幕が開くこととなる。
今日はKさんに買ってもらった(Kさんのことを知りつくす相棒が勧めたのだ。)ギ・ローバーのオーバーシャツと、いつものカッタウェイシャツです。
今どこでも出ているワークシャツって奴。裏地はボア。冬のブルゾン代わりになる。
ギ・ローバーらしいスタイリッシュなカタチ。見頃はゆったりしているが、肩回りはジャストフィット。ちょっと出掛ける時にちょうどいい。色は、カーキと黒。
続いて、黒のコーデュロイ、イージージャケット。シャツジャケットですね。
手早く羽織る。温かくはないが、ちょっとしたジャケット代わりに使える。
最後はいつものカッタウェイシャツ。3マーク。
赤紺のダークチェック。白黒の細いストライプ。ブルー系チェック。素材は、ALLコットン100%。
イタリアの伝統あるコートメーカー『ヴァルスター』。
ヴァルスターが現在イタリアにおいて、コート屋としてどのような立ち位置なのか僕にはわからない。
顔と言われる❝ヴァルスタリーノ❞の存在は不動のものだ。
シーラップのように有名メゾンのOEMをやっているのだろうか?
今回のコレクションを見ても、流行を意識したものは無く、クラシックなベーシックなコートが占めていた。
コレクションを見ている時ヴァルスタリーノだけでいいか、と考えていたが、他のモデルのカッコ良さに本気になっている自分に気がついた。
FOB原価から、頭の中で電卓をはじくと、「フフフ、これはやらない手はない。」とほくそ笑んでいた。
直輸入の魔法!お客様も喜んでくれるだろう。
シーラップでいっぱいだけど、これは別腹だ。
そんな訳で躊躇なく選んだコート2型。
この前のモーターサイクルジャケットと共に、一目ぼれで決めたフーデットコート。
英国のワックスコットンを使った超シンプルなモノ。カーキで背裏にはボアがつく。
ヴァルスターのコートは着てみると、作りの良さが伝わってくるんだ。
何だろう。シーラップとは違った英国的な正統派というか…。でも、Mとは違うイタリアンな味。
もう一つは、シンプルなハーフ丈のスタンカラー。とてもバランスがいい。ポリエステル素材。
軽いんだけど、内側に中綿入りで温かい!!
そして、これがこのお値段なんだから…、ブラボー!素晴らしい!
アルバーノ、シーラップ一本で勝負してきたけど、今季からこのヴァルスターが加わりまして、鉄板のコートコーナーが完成です。
(ちなみ僕の着用写真のフーデットコートは、2サイズ上のものです。僕のサイズは入荷した当日にこれまた一目ぼれしたお客さんの元へいっちゃった。)
12月10日に、当店2FのCAFE54にて、『男子のコーディネート入門ワークショップ』というイベントをやります。
何を着ていいのかわからず悩んでいる男子に、服の選び方、コーディネートのポイント等を実践しながら、ゲストの方々と一緒に考えていこう、という趣旨のイベントです。
イベントで使用するアイテムは、全てアルバーノのものです。
仕事、普段着、ちょっとしたフォーマルという3パターンのシチュエーションをイメージして着るものを選びます。
アッと驚くようなコーディネートは出来ないと思いますが、得意のベーシックでクラシックなイタリアンスタイルをガンガンコマーシャルさせていただこうと思ってます。
この日ご都合のよろしい方は、ぜひご参加いただければ嬉しいです。
今日はここ数シーズン展開しているニットファクトリー『アレッサンドロ・ルッピ』のニット、始まるよ!
いいジャケット、アウターを買っても、高いニットには手が出しにくい。しかし、ファストファッションのニットじゃ、ちょっとな…。という方々の為に。」
メイドインイタリーで1万円台で手に入るナイスなプライス!
待ってたよ!ルッピと申します。
メリノ、カシミヤウールの柔らかい素材のタートル。ブラウン、ココアブラウン、ベージュ、ライトグレー、ブルーグレー、ダークパープル(写真では明るく写ってる。)
ハイゲージのタートルは、ブルーグレー、ミディアムグリーン、ライトグレー、黒、赤、紺、オフ白。
今日はタートルのみご紹介しましたが、クルーネックのものも何色か入荷しております。
いつ出そうか、いつ出そうか、タイミングを計っていた。
気温もガクンと下がり、今、今、いま…。この時を待っていた!
満を持してのお披露目。アルバーノと言えば、シーラップ。
シーラップと言えば、ピーコート。ロングエレガントの『GENOVA』は、憧れのピーコート。
普通丈の『AMALFY』は、シンプルで絶妙なバランス。
今 イタリアのピーコートで、シーラップの右に出るものはいないだろう。
1年前のプレコレクション。『AMALFY』のピーチスキンで作られたモデルが新作として出ていた。
「ほぉ、こうきたか。」と僕の心はグラっときたが、オーダーするかどうか悩んでいた。
その時どこからか、「モールスキンでやるのも恰好イイゼ。」という声が聞こえた。
昔 ボリオリがモールスキンのガーメントダイのピーコートを出していて、すっごく人気があったのを思い出した。
思い立ったら吉日。シーラップ社にモールススキンで出来るかどうかと、出来るならばプライスも教えてとリクエストを投げてもらった。
「新作のコレクションの中から選んでくれればいいのに、面倒くせぇクライアントだ。」(シーラップの心の声かな。)
それでもなんとかしてくれるのが、シーラップの職人魂。
「俺達に不可能はないぜ。」コートファクトリーとしてのプライド。
ビッグオーダーも出来ないジャパンの富山の小店のために、一肌脱いでくれる。名だたるビッグメゾンの黒幕が、だぜ。頭が下がる。
仲を取り持つ代理店S.D.Iさんにも感謝。
そんな訳で、今シーズンのシーラップの目玉。世界でアルバーノだけの別注モデル。
AMALFYのモールスキン、3色。
魂心のオーダー、そこんとこ ヨ・ロ・シ・ク!!
仕上がり?元来 男クサイ武骨なピーコート。それが、ゴワっとしたモールスキンで、よりワイルドに仕上がりました。ウールのメルトンとは、ちょっと違う感覚。
大きな襟に、ややタイトなボディ。流行りなんてクソくらえのスタンダード。
重くならないか心配でしたが、着心地はむしろ軽い。
黒・紺、そして、ベージュの3色。
シーラップ名作をアルバーノ流にアレンジしてみた。
僕の妄想から生まれたピーコート。
ぜひ試してみて欲しい!!
大谷選手 MVPおめでとうございます。
今年はホント興奮、熱狂させてもらいましたよ。自分の事のように。
イチロー引退から数年も経ってないのに、日本人からこんな前代未聞のスーパースターが登場するなんて誰が想像した?!僕もイチロー、大谷と同じ時代に生きてることに感謝しますよ。
大谷がアンバサダーを務めているのが、ヒューゴボス。
ボスも見る目があったねぇ。会見で着ていたジャケットに問い合わせ殺到!当然だよね。
ヒューゴボスと言えば、あんたさんな(富山弁です。「あなた」)僕達おじさん世代にとって、ムチャクチャ憧れのブランドでした。
バブル時代。イタリアデザイナーブランドが百花繚乱の中、クールで洗練されたドイツ高級ブランドとして輝いていましたね。
今 大谷が着ているボスは、当時とは大分変わったみたいですが…。
当時まだ若輩者の僕は、無謀にも飛ぶ鳥落とす勢いのボスジャパンに取り引き交渉したんですよ。ホント身分もわきまえずに。
「半期3千万以上やってくれるなら考えますよ。」
と、言われたことは今も鮮明に覚えています。
真剣に悩みましたよ。「今やってるブランド全部やめてBOSSの店やろうか?」って。
やってたら人生変わってたかな??
いや、当時のイタリアンデザイナーブランドは高すぎた。そして、イタリアブランドは、英国、フランスのブランドのようにライセンス生産を許さなかった。(ブライドだね。)
だからイタリアものは20万オーバー。唯一ヒューゴボスは、確か15万位で買えた。
一般人に手が届くインポートブランドが、ボスだったのだ。
それはそれで楽しい時代でございました。
その時以来トータルブランドは影を潜め、クラシコ、ファクトリー時代がやってくるのです。
今日はGABOのジャケット。再三言ってますが、アルバーノは高い服は売りたくないイタリア服店です。思い入れのあるイタリア服で安くできる手段があれば(例えば直輸入)、オーダーに前向きになります。
GABOの代理店フィロロッソさんは、インポートO.Kなんです。
今度高い服ですけど、ダルクォーレをやろうと思っています。(モチロン直輸入でアルバーノプライスですよ。お楽しみに。)
今シーズンGABOが、ナポリトライアングルで一番のシェアを占めています。
シングルジャケット、当店だけのアルバーノ仕様。ダブルのパナレアモデルも別注。
常連さん、一般の方に広めていきたい!
シングルジャケット3マーク。
まずは、昨年と全く同じ素材。ネイビーのツイル。超ベーシック。
続いて、パッと見プリントのような織り感がオシャレで軽い生地。
2色。ネイビー系とブラウン系。
GABOのアルバーノモデル、プライスもびっくりですよ!