今回はイタリア服を扱うアルバーノが、店のテーマ音楽としてヘビーローテーションでかけている、イタリアのシンガーソングライターの紹介です。
ナポリ出身のジョー・バルビエリというソングライターで、これが素晴らしい。
2,3年前から世界で注目され始めたばかりですが、「カエターノヴェローソがイタリアで生まれていたら…」というキャッチコピー通り、その甘い声は最初聴いた時、ボリオリのJKを初めてはおった時のような衝撃でした。
今回紹介するのは、最新作で「夢のような家で君と」
題名から想像する通り、一流のバリスタがいれたエスプレッソのように甘美なロマンスが漂っています。
前作も素晴らしいので、是非沢山の方に聞いて欲しいアーティストです。
去年の秋に、ボリオリ・ドーヴァースーツをお買い上げいただいた県外のお客様が、仕事で富山に来たから。ということでお店に来て下さいました。
電話でのやりとりでしか存じあげなかった方ですが、今日お会いできてとても嬉しかったです。若い頃にずっと文通していた人と会った時の様な感じ?でしょうか。
私達 ホント機械オンチでインターネット??って感じでしたけど、こうやって人の輪が広がっていくのは、嬉しいことですね。
20年前、当時はフィーゴさんから洋服を仕入れていました。ある時ショールームの片隅でぽつんと置いてあるフェリージを見つけました。
当初モデルは、現存するP3・P4、レディス輪っか(9332)、メンズダブルポケット(1908)等数点しかありませんでした。
お客様からはナイロンバッグなのになんでこんなに高いの?!って言われるし、使い込むといい味がでてくるという事をうまく伝えられず、大変苦労しました。
10年程前から雑誌に取り上げられるようになって、時代は一変。気がつくと、東京のあちこちでフェリージを見かけるようになりました。
フィーゴさんのポリシーである「無名だけど一級品」から、メジャーブランドにとなったのです。
昔から大事に売ってきた僕達には当然うれしさはありますが、何か寂しさを感じた事も事実です。フェリージの良さは「自分好みに育てていく宝物」というところだと思います。
有名ブランドバッグのような強い主張がなく、どんな洋服にも寄り添うように服を引き立たせてくれる「名脇役」という事だと思います。
今 フェリージのオーダーを考えていますが、残念なのは昔ほどナイロンの色、レザーのセレクトが出来なくなった事です。(どこも画一的なものになっている)
それでも数モデルでナイロンとレザー、レザーとレザーと自分でコンビネーションを選べるものがあるので、アルバーノでは出来るだけ他のショップにはないような、自分だけの宝物にできるようなフェリージをセレクトしていきたいと思っています。
チェットベイカー LET'S GET LOST
(JAZZ VOCAL)
深夜2:00、秋冬物のサンプルを見ながら、オーダーする生地をえらんでいます。
気持ちよく洋服を選ぶ為にイメージを膨らませる為に、最適なBGM。
選んだのは、CHET、晩年のアルバム。
CHETのVOCAL、もちろん昔のシングスのようなアンニュイさはないけれど、
CDジャケット写真の顔にきざまれた皺の年輪のように、いぶし銀の声、フルーゲルホーン。この秋冬も格好良いジャケットが仕入れられそうです。
今日は、いろいろなブランドの秋冬用モデルサンプルと生地見本が届きました。
インポートは、半年前からオーダーです。小さな生地見本から出来上がりをイメージしなくてはいけないので、結構大変です。お得意様にサンプルを着てみてもらって、サイズのチェックも怠りません。私達がもっとも神経質になるのは、「サイズ感」。デザイン等が良くても、サイズが合わなければ元も子もないですから。今月いっぱいは、サンプルに追いかけられる夢を見る日が多そうです。
今日は、お客様にカメラの使いこなし方を教わったり、ブログ毎日読んでるよ。頑張れ!と励ましていただいたり…。皆様の応援があって、私達頑張れます。皆様ありがとうございます。感謝!感謝!です。