店長の愛聴盤シリーズ　４

ジョンコルトレーン＆ジョニーハートマン（ＪＡＺＺ）

昨晩も秋冬の仕入れ。素材とにらめっこ。
小さな布地から製品の出来上がりを想像するのは何年やっても難しいし、失敗もある。
入荷した時「こんなに仕入れたっけ？」
「こんなの入れる訳ないよ。こんなの絶対売れないよ」
過去に数度調べてみると、勝手に生地番号を変えて作ってきて、ごまかされた事もある。商品入荷の時には、悲喜こもごものドラマがある。
「あ～あの時に証拠写真を撮っておけばよかった！」
後の祭り、泣き寝入りである。
前回同様　深夜の服選び。やっぱりかかせないのは、ＪＡＺＺ　ＶＯＣＡＬ。
静まり返った店内に一人。バックに流れるのは、コルトレーン＆ハートマン。
コルトレーンのクールなサックスが、ハートマンのクルーナーヴァイスに調和しながら、深夜の店内に染み入る。リピートはすでに４回。シナトラの白人ＶＯＣＡＬもいいけど、ハートマンのブラック独特のねっとりしたからみつくような声は、ずっと聴き続けていたい。そんな気にさせられる永遠の一枚。