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2010年04月19日

店長の愛聴盤シリーズ 10

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BLUE RIVER (ERIC ANDERSEN 1972年)

妄想喫茶では一日一回必ずかかる。
季節は問わない。曇り空の午前中、薄暗く静かな店内。
お客様一人がBOX席に座る。スピーカーから1曲目「IS IT REALLY LOVE AT ALL」が流れ出すと、ウッディな店内に空気は凛とし、過去と未来が交錯する。
エリックの甘く優しい歌声が語りかける。バックには美しい女性コーラス、ストリングス。な~んてな情景がBESTかな。
満を持して10回目にして、愛聴盤シリーズ登場は遅いかな?
エリックアンダーソン「ブルーリヴァー」。
アメリカ版美空ひばり「川の流れのように」(ちょっと違うか…。)
一般的には知られていないシンガーだが、僕達シンガーソングライターファンには、人生の教科書とよぶにふさわしい名盤中の名盤。

このアルバムを語れるのは、いつの日だろう。
僕の人生折り返し点を過ぎたであろう今だったら、そろそろ語れるのかな?
いや語れなくてもいい、感じるだけで十分だ。
妄想喫茶ではないから、毎日は聴かない。
でも人生道に迷った時には、必ずターンテーブルにのるだろう。
今どこに向かって生きているのだろう?答えなんかない。
暗闇とわずかな光の中を流れる、ブルーリヴァー。それを探す為に。
皆さんも迷った時は、このアルバムを聴いて心の中にブルーリヴァーを探して下さい。

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