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2010年05月28日

店長の愛聴盤シリーズ 15

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TUDOR LODGE (Tudor Lodge)1971年
今日は英国の深い森に皆さんをお連れしたいと思います。
英国音楽の中でも、トラッド、フォークの世界です。米国のフォークが外に向かっているのに対し、英国は内向的な神秘的世界を持っています。
霧に包まれた深い森は、青木々原の樹海のように深く出口が見つからない、ディープな世界。只そこには英国伝統の美しいサウンドがあちこちに隠れています。トラッド(伝統音楽)は僕もちょっと苦手ですが、今日紹介するフォークは三美神の一角とさせるアルバムであり、一般の音楽ファンにも聴き易く気に入ってもらえる美しさがあると思います。
男女3人組がオーボエ、ホルン、チェロ等を中心に牧歌的且つ崇高な気品に満ち溢れたハーモニーを聴かせてくれます。軽井沢の避暑地などで春や夏にそよ風を感じながら聴くと、白昼の夢の世界に誘ってくれます。
こういうアルバムに出会うと、この森を奥まで散策してみたくなります。
僕もこの森に入り10年程たちますが、素晴らしい宝物が次から次へと見つかります。抜け出せるのはいつのことやら…。僕はこのCDは、1000円程で手に入れました。レコードは、変形6面開きで工芸品のようなデザインになっているそうです。
ちなみにそれは、10万円程で売買されているそうです。

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