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2010年07月27日

いざ出陣!

暑いっ!暑すぎるっ!!今年の夏はどーなってんですかね??
しかし、バテてはいられません。というのも、いよいよ始まる夏の陣‐2011S/S展示会行脚の旅。
まずは明日からの3日間。相方様から見せられたスケジュール、まぁ毎度のことながらハードですこと。私達のように地方の店で、バイヤーと売り子兼任だと上京できる時期・日数も限られるので、短期集中決戦です。私なんぞ老化著しい頭にかなりムチをうつので、ホントしんどくなります。
相方様も先のブログに書いていますが、この仕入れ・決断がお店の将来を左右するかと思うと、真剣勝負!相方様は、私以上の緻密さと集中力をもってのぞみますので、一日終ると気の毒なくらいヘロヘロ状態になっております。
そんなわけで?ほんのちょっとの間の空き時間に覗きに行くレコード屋。それが、彼にとっての貴重なリフレッシュメント。明日への活力。となるのです。
展示会報告なんぞ今度してみますね。
暑さ対策のみならず冷房に弱い私達は冷房対策もマストです。
東京は、内外の気温差がハンパなく激しいですからね。
とにかく無事に3日間おツトメが果たせますように。祈ってやって下さい。
それでは、皆様いってまいります!

2010年07月27日

店長の愛聴盤シリーズ 19

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GEORGE BENSON 「BREEZIN」
明日から2011春夏物の仕入れに東京へ行ってきます。
10社程回る予定ですが、今そのブランド、内容を詰めています。
既存のブランド、しばらくご無沙汰しているブランド、新しいブランド。
インポートは、販売半年前にオーダー買い付けをするわけですから、失敗は許されません。お客様に夢を売るわけですから、喜んでもらえる渾身の一着、一枚をと思うと気合が入ってます。
暑いのは苦じゃない方ですが、風邪をひいたのか少々体調がいいとは言えません。ただそんな事も言っておられず、熱い思いをもって、かつ冷静に夢を買いに行ってきたいと思います。
アナログ人間の僕ですから、未だに出張にはポータブルCDプレイヤーを持参します。
(今頃そんな人いないですよねぇ。)今回CDを5,6枚持っていこうと思うのですが、何にしようかな。
真夏のCAFEで、気持ち良くリラックスできる?夏の定番と言えば、ジョージベンソンの「ブリージン」ですかね。ベタですが、1976年フュージョンブームに火をつけた超名盤。僕もこのアルバムをいとこのお姉ちゃんのススメで聴かせてもらって、ジャズの世界を知りました。耳馴染みのすこぶる良いギターインストゥルメンタル。彼の素晴らしいボーカルを初披露した名唱「マスカレード」(カーペンターズでも御馴染み)
これを聴きながら東京の仕入れの合間に寛ぎたいと思います。

2010年07月24日

ワイト一発!!

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ケインコスギが崖っぷちで…。の例の栄養ドリンクの話ではありません。
ボリオリのジャケットの話です。
雑誌等でも先行して紹介されてるせいか、この春もお客様の問い合わせが多くあった「ワイト」。ただ、本格的販売はこの秋冬からです。話題性もあり、すでにご存知の方もいらっしゃると思いますが、大ヒットしたモデル「ドーヴァー」のDNAを引き継ぐNEWモデルです。と言っても、作り、サイジングは同じで、胸ポケットがパッチから切りポケに、ベントがセンターからサイドにとディティールが変化しました。スーツもあり、よりオン&オフ兼用度が増した感じです。
「ドーヴァー」と「ワイト」は年子の兄弟のようです。
「コート」は10年に一度の大傑作と書きました。モデルチェンジもほとんどせずに、8年間地道に売れ続けて定番と呼べるものになりました。小さな頃は目立たなかった子でした。大器晩成型か?
「ドーヴァー」は、まだ物心がついたかどうかの子です。生まれた時から非常に可愛がられ、愛情いっぱい受けて育っています。
ちょっとちやほやされ過ぎで、ワガママにならないかちょっと心配です。
今回弟の「ワイト」が生まれました。生まれる前から期待されています。ネームはイギリス・ドーヴァー海峡に近いワイト島(ロックフェスティバルで有名)からとりました。
ボリオリ3兄弟「コート」は、立派に自立したと思います。まだまだ成長を期待します。
「ドーヴァー」「ワイト」は、厳しく育てていこうと思っています。
厳しく、世間の喧騒に左右されず、しっかりと地に足をつけて欲しいと思います。
ボリオリ。彼らの革新性は、また新しいジャケット、スーツを生み出すかもしれません。ただ前にも書いたとおり、ブランドとして一人歩きせずにファクトリーブランドに徹して欲しい。トータルブランドなんてもっての他です。
ボリオリの良さは、やはりモード寸止めのクラシック。ベーシックなジャケット、スーツメーカー。某ダウンブランドのように流行とは無縁だと思っています。
「ドーヴァー」「ワイト」カーディガン×サルトの技術の融合。他のブランドにはマネできない物作りと発想。売る側の僕達もその存在を慎重に提案していく必要があると思います。ロングセラーにする為にね。
*写真は、今春サンプルで1着あったワイトスーツ。それを購入されたお客様が試着された時に撮らせてもらったものです。秋冬物入荷直前の今、一足先にご紹介します。

2010年07月20日

男の隠れ家 2

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無事3連休も終わりほっとしている。連休中日の18日は、夕方から特に忙しかった。
この連休は、遠方からのお客様が相次いだ。ありがたい事だ。名古屋から魚を食べに来たついでに寄って下さった方は、フィナモレのウォッシュドシャツを「こんなヴィンテージな柄入れてる店ないよね。」と気に入って下さった。
東京から帰省された方は、「ボリオリのドーヴァーは苦手だけど、このFモデルって初めてみたけど、格好良いね。」とコットンサテンのブルージャケットを買って頂いた。僕のこの春の渾身の一着。ようやく一着売れた。(まだ、42,46あります。)
サイズが合えば、まだSALEの掘り出し物ザクザクありますよ!
深夜1:00、しかし暑いよね。例によって隠れ家に一人。パチューリのお香をたく。
今日の緊張感をゆっくり解きほぐす。疲れを癒す一番の特効薬は、やっぱりレコード。
まずは、カルジェイダー(ジャズ、ヴィブラホーン)この人のヴィブラホーンの音色大好きです。このアルバム1曲目ガーシュインのバラードで始まる。2曲目「エミリー」
もう、とろけそうです。官能的な唇のジャケットを眺める。やっぱりレコードってジャケットですね。30cm角のアート。そこに音の物語が展開する。
ジャケ買い?当然。いきつけのレコ屋では、購入する半分はジャケ買い。
もちろん激安だから出来る。未知の音との出会いを想像する楽しみ。
余談ですけど、その店はクーラーがないんですよ。扇風機、窓全開。結構有名な店で広い店なんですけど。だから夏はもう大変。みんな汗びっしょりでレコード漁っている。
おまけに、レコードの見方が悪いとマスターのカミナリが落ちる。3分間の説教。知らない人は驚くが、常連は慣れっこ。今度僕のジャケ買い紹介しようかな。
話がそれましたが、続いてターンテーブルにのるのは、AORの巨匠マイケルフランクスのデビューアルバム「アートオブティー」ソフト&メロウ。ラグジュアリーって感じ。
僕には縁がないけど…。ニューヨークの摩天楼が似合う。
隠れ家から見えるのは、暗く人気のないアーケード。当たり前だ、もう3:00をまわったところだ。愛着のある隠れ家だが、窓からの眺めは不満だ。理想は摩天楼、エンパイヤーステートビル、クライスラービル。贅沢だって?
しょうがないから、ファイニンガーのマンハッタンの写真集でも見て我慢しようかな。


2010年07月18日

男の隠れ家 1

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今、深夜1:00をまわったところだ。今日は、やたら暑い。
店の2Fに一人。さて、何を聴こうか?レコードの気分だ。
5月に東京・下北沢のいきつけの店で買ってきて、聴いていないレコードが10数枚ある。その中から選んだのは、ジェシ・ウィンスター。70年代アメリカのシンガーソングライター。続いて、エラ・フィッツジェラルドウィズジョーパス。エラは、スタンダードをしっとりと歌う。それに寄り添うジョーパスのナィーヴなギター。癒されるなぁ。CDの音は、クリアで鮮明。それはそれでよいが、やっぱりレコードのぬくもりのある音の方が好きかな。体の細胞に染み入るよ、アナログは。
ソファに深く掛け、音に身をゆだねる。そして、物思いにふける、至福の時間。
ところで、ここで2年前までCAFEをやっていた。今もそのままの状態で残してある。10年前のオープン以来僕の隠れ家になっている。
内装は全て自分で考えた。だから愛着がある。自分で選んだインテリア、オーディオは特にマニアではないけど、音楽にこだわっていたので車一台買うつもりで一生使うつもりで思い切った。
8年間営業したけど、心残りが一つある。自分が主としてやりたかった。
マスターと呼ばれたかった。
今でも、アルバーノに「2Fのカフェは辞められたんですか?」と来られる方も少なくない。その時はこう答える「今は休んでいます。いつとは言えませんが、又やりたいです。」
カフェにこだわらなくても、何かやりたい。もしやるとしたら何がいいんだろう。
フェリージ&カフェの復活?イタリアンバール?大好きなイタリアに関連する店。
眠れない夜が続きそうだ。


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