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2010年08月09日

シャツはアートだ!

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先週フィナモレのシャツが入荷した。スーツからネクタイに至るまで、イタリアンファクトリーにオーダーする。一番仕上がりが気がかりで楽しみなアイテムは、シャツではないだろうか。店の個性、センスが問われる大事なアイテム。
シャツは、第2の肌であり自分をストレートに表現する武器。だから細部まで拘りたい。本場イタリアでは、シャツメーカー・工房が北から南まで沢山存在する。
地方・工房によって、製法・特徴・クセが千差万別だ。
アルバーノでは、ドレスシャツ、カジュアルシャツには拘り愛着をもってきた。
バイイングするにあたり、まずは慎重に着心地を試してみる。ボディサイズを確かめ、プルオーバー、7分袖等デザインを選ぶ。そして、大事な襟型を選ぶ。前たて・カフス・後ろプリーツ・ボタン等ディテールを決める。重要な着心地を左右するハンドの割合もしくはマシンメイドかを選ぶ。
そして、ファブリック。僕自身大のファブリック好き。インテリアでは、カーテン・壁紙・ソファー勿論洋服も。その中でも一番面白いファブリック選びは、やはりシャツ。
選ぶ人のキャラクターがでる。沢山あるファブリック(10cm四方の大きさ)から、出来上がりを想像する。大柄なファブリックは、仕上がりをイメージしにくい。場合によっては、クレリックも指定する。それで渾身のオリジナルシャツ決定。
届いた時のドキドキ感はたまらない。出来上がったものは、正にアート。いい作品に仕上がったと自画自賛する事もあれば、こんなはずでは…。と失望することもある。
お気に入りの一枚は、額に入れて飾りたいくらいだ。タイトルをつけようか、この作品を誰が見初めてくれるのだろうか。
いやいやシャツは着てみて初めて評価されるものです。

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