今朝NHKのニュースで雪が降っている札幌の街の様子を見ました。見てるだけで寒かった!アルバーノ札幌支店長、朝はちゃんと起きられたかな?富山も今日は一日雨が降る寒い一日です。
今日はというか、もう2~3日前から私はコート着用です。(ちょっとの寒さにも弱い私です。)今の季節は、シーラップのコットンのコートが大活躍です。
シルエットは、絶妙なAラインで着丈もバッチリ!!素材は、コットン70%・ポリウレタン30%なんですが、すごく張りのある素材。新品の時は、マッキントッシュのゴムびきっぽいのですが、着ているとほどよくしんなりと体に馴染んできます。
以前私のお気に入りコートということでブログに書かせていただいたピーコート同様、私にとっても、アルバーノにとっても永遠の定番であります。お店では毎シーズン必ずオーダーしています。(色はかぶらないように変えてますケド)
ホントにシーラップのコートは、格好良いですよ。
吊るしてあると何の変哲もない普通のコートなんですけど、袖を通すと違いがわかります。このコートもピーコートと同じ位長い間着ていますが、決して古臭さを感じさせません。私も毎シーズン新鮮な気持ちで着ています。
おでんの大根のように着こめば着こむほど、いい味がでてきます。
もちろん今シーズンもピーコートとこちらのAラインコートはオーダーしていますよ。
しかし、ちょっと心配なことが…。実は、この2型まだ入荷していないのです。これ以外は入荷しているのですが…。キャンセルの危機です。
「遅れても良いから、なんとか納品して下さい!」とお願いしているところです。
先に入荷しているトレンチコートとこのAラインコート、ピーコートは、アルバーノレディス部門コートの3本柱なんですよ。
ぜひ一人でも多くの女性の方に、袖を通してみて欲しいな。と思っています。
「in the wee small hours」 FRANK SINATRA
昨日は開店早々「こんにちは」と女性の来客。
僕も「あっ!こんにちは」と答えるが、一瞬何か違和感が…。
顔はわかるのに、失礼ながら名前が出ない。どんなお客様だっけ?
取引先の担当者の女性だとわかるまで、ちょっと時間がかかった。
いつも東京のショールームでしか会わない女性が、突然来店するなんて。と驚くとともに何か妙な緊張感が…。ぬきうちで担任の先生が、家庭訪問してきた時の感じに近いかな。
「ちょっとプライベートで、富山に来たので寄りました。」との事。
彼女は門田さんというS.D.I(インコテックス、ザノーネ等の代理店)レディス部門の当店の担当者。性格の良さがにじみ出た、すごく感じのいい女性だ。
最近S.D.Iの商品が多いのも、彼女のキャラクターのなせる技なのかな?
遠方から来られた方には、魚・寿司屋等の話をするのはお約束。
勿論S.D.Iが扱っているインコテックス・ザノーネ・モンテドーロの状況もチェックして帰られた。
一昨日・昨日と恒例の街なか感謝デー。駐車場が無料。こういう日はお客様の層もバリエーション豊かだ。
店内のBGM。気分は秋色。シナトラが頭に浮かんだ。スイングするシナトラもいいが、秋はしっとりのバラードだろう。シナトラのバラードを味わうなら、in the wee small hours。これに尽きる。懐の深い包み込むような暖かい声。渋いなぁ。
僕もシナトラがしみる年齢になったのかな。昔は、こんなオッサンの歌何がいいんだろう、と思った時期もあったけど…。
とにかく1曲目表題曲のやるせなさ。恋を失った男の淋しい気持ちを歌う。この曲のように傷心のやるせない気持ちをエモーショナルに歌わせたら、右に出る者はいないだろう。エモーショナルに弱いイタリア人も大好物のはずだ。
イタリアオヤジもこれからの時期、コートの襟を立てシナトラを聴きながら、夜の街へ消えていくんだろうなぁ。
秋冬スーツ本番です。もうおそろいでしょうか?
昨日も何故かスーツを着たまま気持ちよく風呂に入っているところを来客だと呼ばれ、慌てふためいているくだらない夢を見ました。頭の中が商売のことで一杯なのかなぁ?
今秋はユーロ安も安定し、アルバーノプライスが超アルバーノプライスになっています。という事は今が買いですよ。旦那!(いつものセリフだ)
店内も量販店さながらにスーツが並びます。主力は勿論ボリオリ。その中でも一番多いのは人気のワイトスーツ、でもクラシック高級Hモデルでもありません。日本でもあまり見かけないFモデルです。ボリオリも長年定番としているスタンダードなモデル。コストパフォーマンスに秀でていて、プライスが魅力的。それだけではありません。僕が気に入っているのは、その格好良いスタイリングです。そういえば数年前ボリオリ前社長とお会いしてFモデルを沢山扱っている話をしたなぁ。
高級を売りにしたイタリアスーツなら沢山あります。ビジネススーツと考えると高級すぎるなぁ。
日本のオーダースーツ。ハイクォリティな縫製で自分の体に合わせて、好きな布地を選ぶ。自分だけの一着。満足感、ステイタスはあります。
日本オーダースーツも人気ですけど、イタリアの既製服とは全く別物と考えます。日本のオーダースーツは体のラインを等身大に出してきます。ボリオリFモデルは、体のラインを出しません。ここが重要なポイントです。首・肩・胸のラインをボリオリの形に表現してくれます。靴は見ただけで形がわかります。スーツは着てみないと形はわかりません。ボリオリ・ドーヴァー、ワイトのアンコンジャケット人気も、首・肩・胸の形があってこそです。10万円でクォリティを求めるなら、日本のオーダーは完成度が高いと思います。格好良さ、オリジナリティを求めるなら、ボリオリ・スタンダードFモデルです。
「イタリアスーツは、丈が長くて直すと形が崩れるから」という声もよく聞きます。
イタリアンファクトリーは、既製服です。デザイナーならともかく直す事を前提に作られています。現代はサイジングに関してのマニュアルはないです。自分がデザイナーになり自分流に調整しましょう。
本物の格好良さをお探しの方、イタリアスーツ初体験の方、今秋一度僕の口車にのってみませんか?結構快適な乗り心地ですよ。
6月頃秋に男前講座という雑学講座を企画しているという話が出た。男の身だしなみのケアについて、ヘアー、靴、洋服等各専門ショップの方に2時間位で講義して欲しいとう内容である。洋服の方はアルバーノにと依頼された。
ヘアーや靴なら手入れの裏技やノウハウもあるだろう。
洋服の手入れの仕方?正直ケアについては、恥ずかしい話だがそんなにウンチクはない。ブラッシングはたまに、あと虫に食べられないように注意する。
一番大事なのはクリーニング。イタリアの立体的な服は、強いアイロンプレスで形状が変わる恐れがあるので、そこは注意が必要。
話は10分もあれば終ってしまうだろう。そこで、コーディネート・着こなしのポイント、イタリア服の話等を交えても良いという事で引き受けた。
スピーチも自信ないのに2時間も講義する。大丈夫だろうか?
接客であれば、初めて来店の方に2時間程話し込む事も珍しくない。商品を売るのであれば条件反射で言葉は出てくる。たとえ売れなくても自分の思っている事が少しでも伝われば満足感もある。
講義対象は20代の若い人だという。クラシコイタリアだの、イタリアオヤジは格好いいだの、そんな話興味あるだろうか?話の組み立てを考えて、面白おかしく話さなければならない。あれこれ考えていた8月頃担当者の方からメールきた。
「人数が集まりそうにないので、今回は中止になりそうです。」
男性だけに絞った企画では、人が集まりにくいらしい。
実現していれば今頃だったんだが…残念だなぁ。でも、ちょっとホッとした気分。
そして、昨日またメールが。「来年の初めに男女混合でオトナキレイ学というのを企画したので、又お願いします。」
結局、僕は出なければならない運命にあるみたいです。
こうなったら皆さん、来年の初め頃ぜひ僕の下手な話を聞きに来て下さい。
「LEON」を読んでいる方多いみたいですね。初めて読んだ時、今までのメンズ雑誌とは違う切り口で、すごく刺激的でした。年に2回ほど発行される「SNAP LEON」
でている人は、ピッティ等に来ている業界関係者の人達なので、かなりイケてる(中にはいっちゃってる?ような)人達ばかりで、見ていると楽しいです。
最近は、LEONに限らず、メンズ雑誌の方がレディス雑誌より見ていて刺激を受ける事が多いです。
今回LEONより「THE SNAP WOMAN」が発売されましたね。早速買ってみました。
以前暫くの間「NIKITA」というタイトルで毎月でてましたけど、その時の印象はかなり突っ走ってた感じ。私はちょっとついていけなかったのですが…。
今回のスナップ集は、その時と比べると落ち着いてますね。でも、メンズのスナップ集みたいにいっぱい写真でてるのかなぁと思っていたけど、商品紹介とかセレブの人達の写真にページとりすぎてるような気がしました。
でも、自分も取り入れてみたいな。と思うスナップもありましたし、今度の仕入れの参考にしよう。と思うものもありました。
他のレディス雑誌でも、時折パリ・ミラノでのスナップ特集が組まれますよね。当たり前のことですが、それぞれの雑誌のテイストによって掲載されるスナップのイメージが全然違うのが面白いです。
そんな私にとって、ファッションバイブルと言っても過言ではないのは「ヴァンテーヌ」。残念ながらもう廃刊になってます。廃刊を知った時は、ショックでした。
ミラノベーシックというものを教えてくれて、洋服を「着る」ではなく、「着こなす」ということの大事さを教えてくれた雑誌です。今バックナンバーを読み返しても、「なるほどねーっ」と思わせてくれることがたくさんあります。
私が実際イタリアで見た女性達、スナップ写真で見る女性達、皆格好良いと思わされるのは、それは皆「自分」を熟知してるから。
外見だけでなく、内面もすべて「自分とはどんな人」っていうことを知って、その自分を最大限に表現しているから、なんでもないようなコーディネートもいいなぁ。と思っちゃうんですよね。
「自分スタイルを築き上げる」
これが私のテーマです。ファッションだけでなく、人生を生きていく為に。
な~んてちょっと真面目に語ってしまいました。日々楽しくなにかしら発見していきたいですね。さぁ~って次は「SNAP LEON」読むぞ。