6月頃秋に男前講座という雑学講座を企画しているという話が出た。男の身だしなみのケアについて、ヘアー、靴、洋服等各専門ショップの方に2時間位で講義して欲しいとう内容である。洋服の方はアルバーノにと依頼された。
ヘアーや靴なら手入れの裏技やノウハウもあるだろう。
洋服の手入れの仕方?正直ケアについては、恥ずかしい話だがそんなにウンチクはない。ブラッシングはたまに、あと虫に食べられないように注意する。
一番大事なのはクリーニング。イタリアの立体的な服は、強いアイロンプレスで形状が変わる恐れがあるので、そこは注意が必要。
話は10分もあれば終ってしまうだろう。そこで、コーディネート・着こなしのポイント、イタリア服の話等を交えても良いという事で引き受けた。
スピーチも自信ないのに2時間も講義する。大丈夫だろうか?
接客であれば、初めて来店の方に2時間程話し込む事も珍しくない。商品を売るのであれば条件反射で言葉は出てくる。たとえ売れなくても自分の思っている事が少しでも伝われば満足感もある。
講義対象は20代の若い人だという。クラシコイタリアだの、イタリアオヤジは格好いいだの、そんな話興味あるだろうか?話の組み立てを考えて、面白おかしく話さなければならない。あれこれ考えていた8月頃担当者の方からメールきた。
「人数が集まりそうにないので、今回は中止になりそうです。」
男性だけに絞った企画では、人が集まりにくいらしい。
実現していれば今頃だったんだが…残念だなぁ。でも、ちょっとホッとした気分。
そして、昨日またメールが。「来年の初めに男女混合でオトナキレイ学というのを企画したので、又お願いします。」
結局、僕は出なければならない運命にあるみたいです。
こうなったら皆さん、来年の初め頃ぜひ僕の下手な話を聞きに来て下さい。