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2010年11月12日

横浜グラフティ 4

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前の横浜グラフティでディープな野毛の昼と夜の顔を書きましたが、今回のテーマは本牧の昼の顔。知る人ぞ知る和の横浜です。
先週の出張。横浜の常宿ニューグランドに23:00頃着く。お腹も満たされ、後は11Fの部屋の窓から夜景という魅惑のロードショーにしばし酔う。今日はどんなストーリーかな?甘美なストーリー、感傷的なストーリー過去にいろんなストーリーが上映された。横浜の夜景を一人占めできる贅沢に感謝し眠りにつく。
翌日目が覚めると気持ちの良い青空。朝、お気に入り中華街のスターバックスの窓際に座り、今日の予定を考える。今日は一日休みをもらっている。
横浜の中でずっと前から気になっている場所が一つある。向かったのは本牧である。
本牧と言えば、昔は日本の中のアメリカ。米軍住宅、アメ車、ロック、不良、若者文化の発祥地という話をグラフティ2で書いた。
その伝説の本牧に僕には想像のつかないスポットを見つけた。「本牧三渓園」海沿いのコンテナが並ぶ工業地帯に隣接する和の空間。正門をくぐると同時に足が止まった。
スゴイ!なんという壮大なスケールなんだろう。これがかつて実業家が私有した庭園か?!大きな池が遠くまで続き、周りは深い緑に囲まれている。そこにランドマークの三重塔が見える。古建築が日本中から移築され、バランス良く配置されている。大池の周りの壮大さを味わった後内苑を見る。またまたその庭の美しさに身が震えた。計算されて配置された建築物と池、小川のバランス。和の感性が薄い僕にもその美意識が伝わってきた。
一度必ず行ってみたい京都の桂離宮と対比されるそうだ。正門を入ってから出るまでの1時間半絶景の連続。無心でシャッターを切った。過去後楽園、兼六園の大庭園にはでかけたことがある。しかし和のコレクターが自信の夢の庭を作り上げた和のテーマパークとも言える「三渓園」。なぜ今まで見過ごしていたんだろう。こんな横浜狂の僕が。
昼は全国からお年寄りを引き寄せる和の名庭園があり、夜は全国から大人の不良を引き寄せる遊び場がある本牧。昼と夜の顔を持つ。
初めて訪れた三渓園。横浜の奥深さを思い知らされたと同時に僕の心に隠れ家スポットがまた一つ加わった。

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