「Rendezvous In Rio」 Michael Franks
先週2011秋冬展示会に行ってきました。全貌は見られませんでした。
オーダーしたブランドもあれば、下見してきたブランドもあります。
2月冬物最終期。新作春物を見に来られるお洒落なお客様を相手に僕の頭の中を支配する来秋冬の話をする。どうなんでしょう?何か季節が交錯しています。お客様も春物を試着しながら、いい商品・ブランドありましたか?興味津々付き合って下さる。これも2月ならではの光景です。ニッパッチはシーズンオフでもあり、商いも暇になる月のはずです。でも、インポートを扱う店は春物先行販売期、同時に来秋冬の命運がかかる重要な買いつけ月。のんびりしている暇はありません。
さて、愛聴盤です。久し振りだなぁ。忘れていた訳ではありません。今回東京の代理店、事務所。マンションを2部屋をぶち抜いて広げた1室。有名パンツブランドを扱うトレメッツォさん。結構センスのいいBGMが流れています。さりげなく流れてきたのは、マイケルフランクス。これは皆さんお馴染みですよね。やっぱりこういう大都会、東京のマンションの一室にさりげなく流れると、空気は一変し脳からアドレナリンが出ます。これほど都会が似合うシンガー他にはいないでしょう。富山の田舎で聴くのとは全然違います。
シティミュージック、AORの帝王。30年以上やっていますが、デリケートな歌声にハイブリットなサウンド。PTのパンツに優しく染み込んでいきます。
今回紹介するのは、彼の2006年に出た最新作かな。「ランデブーインリオ」お年を召してもジェントリーな歌声は相変わらず。そこに大人の年輪が加わっています。日本のファンの為に、ボーナストラックで一世一代の名曲「アントニオの唄」が収録されています。そこに込められた甘さ、優しさを軟弱と言うなかれ。30年以上にわたる彼のいい意味での変わらないワンパターンの美学があると思う。