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2011年03月04日

7・3分けはスーツ屋の美学

ゲイリー・クラント、マルチェロ・マストロヤンニ、アラン・ドロン。クラシック映画に一時はまり、彼らのスーツスタイルを研究した。
スーツ、ジャケットの着こなし方、アスコット、ソリッドタイ、チーフ等の小物の使い方。そして、スーツと相性のいい髪型。クラシック映画では、オールバックか7・3分けで決まりだ。スーツを色っぽく魅せるにはヘアースタイルは重要なポイントとみる。バブルの頃もデザイナーブランド(アルマーニ等)のスーツのモデルは、7・3にポマードがベッタリ。スーツ屋をやっていくうえで、これしかないと決めてもう20年程経つ。どんなスーツが流行ろうと今に至るまで全く変えていない。昔から付き合いのある代理店さんには「相変わらずの髪型だな」と半ば呆れられている。
朝シャンして髪を乾かす。そして次に登場するのは20年愛用しているDEP(デップ)のスーパーハード。このメーカーのものでないとダメなのだ。自分の髪質に合っているのかな?つける場所も量も決まっている。1分もあれば十分だ。そして、スーツまたはジャケットに身を包む。特に土・日は絶対スーツ、ジャケットスタイルだ。「さぁ、今日も元気にスーツを売るぞ!」と自分を奮い立たせる。僕にとっての戦闘服だ。
中学時代には坊主頭。そして、高校以降は水谷豊に憧れアイパー、健太郎カット、いわゆるパンチパーマもしましたよ。今となっては恥ずかしい!今も尊敬する坂本龍一が、YMOでテクノカットにすれば影響受けた。当然モミアゲが消えた。柳葉敏郎に似ていると言われ調子にのってオールバックにもした。そんなかんだで結局7・3分けに落ち着いた。誰がなんと言おうが(何も言われてないけど)自分では結構気に入っている。年も年なんで坂本龍一のように白髪スタイルも格好いいかなと思うが、これが何故かあまり白髪がでないんだよね。(贅沢か?)そのうち7・3分けも流行るんじゃないかと思ったけど、流行らないなぁ。そりゃそうだ。カジュアル全盛の今の時代のファッションに絶対似合わないだろう7・3が流行るわけないよな。7・3にこだわるのは、スーツの美学と結びつける僕とあとは中井貴一にオードリーの春日くらいだろうか??

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