待ちにまったフィナモレ・カジュアルシャツ第2弾が到着しました。
今回は鮮やか色あいです。ピンク、ブルー、グリーン、レッド…。
さて、どこに置こうか?んっシャツの置き場がない!シャツ、シャツ、シャツあっちにもこっちにもシャツが所狭しと溢れている。フィナモレ、エリコ・フォルミコラ、バルバ、ボリエッロ、ルイジ・ボレリ…。ナポリのシャツばかりじゃないか?!こんなに沢山仕入れて大丈夫?
実を言うとそれには理由があるのです。
昨年の春夏物の仕入れの頃、真剣に考えていたんです。2Fでイタリアンシャツ(ナポリシャツ)&ミュージックカフェをやろうかなと。シャツは季節感もないし特に大きなモデルチェンジもない。商品の賞味期限は長い。イタリアのシャツメーカーは、それぞれ縫製も味付けも違う。シャツを通じてイタリアメーカーの奥深さ、歴史を一般の方にも知ってもらうきっかけとはならないだろうか?スーツ屋は今時古いし入りづらいだろうケド、シャツ屋ならましてカフェもあれば気軽に覗いてもらえるかもしれない。エスプレッソを飲み、いい音楽を聴きながら見て、着て楽しんでもらえる。やりたい!やろう!という想定のもとナポリシャツを中心にいつもより多く仕入れた。
しかし、カフェの件で異論もあり今春は見合わせた。ただ僕の中では近いうちに実現したいという強い想いはある。
シャツはアートだ。シャツミュージアム。カフェの中で壁に装飾し新しい見せ方で演出したらどうだろうか?もちろんどんどん自由に着てもらう。着てみないとわからないのがシャツだ。たたんだ状態で同じ様な顔をしていても着てみると全然違う。襟の形、高さ、肩の付け方、ボタンの位置、間隔、第2ボタンを開けるとどうか、勿論ボディサイズにはこだわる。そして、ファブリック、色、柄。似合わないと思っていた色がちょっとした発色、トーンの違いで顔映りが良かったり似合わないと思っていたチェックが大きさや色の混ざり方で意外としっくりきたり…。特にチェックは難しいのだ。
イタリのシャツはシャツを買いつけるのではない。モデルを買い、仕立てを買い、ファブリックを買うのです。日本のシャツのように1点1点が正確なサイズでない場合もある。それもアートかな?
2万円で買うドリーム。それを選ぶ楽しさ。今春から夏にかけてあなたの上半身はどんなアートを描く?