HOME > Blog
2011年06月28日

GOOD TIME MUSIC 12

P1020856%281%29.JPG
「OASIS」OASIS
昨日は恒例の月イチの飲み会でした。19:30店を閉め、張り切って行くぞ!という時に何か頭が重い…変な感じ。今月の飲み会開催の店に着く。宮崎地鶏を美味しく食べながら、ビール3杯程飲んだところで、やっぱり違和感。酔い方がいつもと違う。その後はお楽しみの歓楽街へ足を運ぶつもりだったのにそれどころじゃない。だるい。速攻で帰宅。倒れこむように布団へ。今朝まだ体がだるい。熱を計ると38度。そりゃフラフラするわ。ここまで熱があるとは思ってもみなかった。最近気温差が激しかったりして、薄着で寝ていたから、それがいけなかったのかな?近々行うSALEに備えて早く体調を整えないと…。
今日はゆっくりと店で来春夏の戦略でも練っていようか?GOOD TIME MUSICでも聴きながら。心と体の疲れを癒してくれる、ゆったりとした落ち着けるものがいいな。そうだ、オアシスだ。ROCKのオアシスとは違うよ。
オアシス-砂漠の中で水が湧き樹木が茂っている沃地であり、キャラバンの一行が一息ついて、慰安・休息する場所。
まさにそういった情景が目の前に浮かぶようなサウンド。
実はこのオアシスの5人は、60年~70年代に活躍してきたベテランミュージックの集まりなのだ。中でも2人のヴォーカリスト、ピータースケラーンとメリーポプキンは有名である。息の合った2人のベテランヴォーカルと荘厳なチェロ、心地良いギターのハーモニー。メロディアスな曲が続く。
やっぱり心、体の疲れを優しく癒してくれるのは音楽だね。84年だから30年程前に作られたオアシスの最初で最後の1枚。作られた年代なんて関係ない。それはヒーリングでもアンビエント、環境音楽でもない。優しさ清々しさに満ち溢れた天使のささやきだ。ジャケットの青い海のようにメアリーホプキンの青い歌声が心を染める。

2011年06月24日

成功の後に生まれるもの

何の世界にも大ヒットしたり、最大級の評価を得る事は最高の喜びでしょう。成功と共に名声も得ることになります。輝かしい栄光を手にするとそれを継続させる事と同時に新たな目標を持つという課題も生じるでしょう。
ただし、もしその評価が本人が望んでいることと違う部分で得たものだとしたら、どうでしょう?手放しで喜べない複雑な心境になると思います。成功にもいろんな側面があると思います。
ファッション界でもブランドが大ヒットする事により、大衆化していき本来の価値観が薄れたり、違った方向に進んでいくブランドもあります。
音楽界でもそんなグループがあります。ちょっと古いですけどGAROです。「学生街の喫茶店」の大ヒットで皆さんもご存知でしょう。
実は、彼らこそこの大ヒットで彼ら本来の実力とは違ったイメージが作られた不幸なグループなんです。彼らのファン、本人達にとっては悪名高い名曲なのです。彼らは70年にデビュー。当時日本のロックシーンにおいて、独特のアコースティックサウンドを洗練されたハーモニーで新しい旋風を巻き起こそうとしていました。僕も1st、3rdは超名盤という事で探していますが手に入らない。CD化されているのか?その位アルバムはレアなんです。とにかく彼らの音楽はアルバムで聴かないと評価できないのです。僕の持っているBESTアルバムの出だし4曲程聴けば、その美しいハーモニーと素晴らしいポップ感が伝わってきます。
それが「学生街の喫茶店」(シングルB面)が大ヒットし、彼らはカリスマ的アーティストから一発ヒットの歌謡曲フォーク路線グループとして位置づけられてしまいました。レコード会社も次のシングルヒットを狙い、プロのライターに曲を書かせGAROに歌わせました。この大ヒットがなければ今頃GAROというグループの実力、存在はジャパニーズポップスの原点として、後世に語り継がれていたでしょう。
何の世界でもそうですが、大ヒットする事は大きな富や名声は得られますが、周りが持つその人なり物への価値観を大きく変えてしまうという恐ろしさと背中合わせの様な気がします。
成功したり、頂点を極める事とは恐らく無縁なB級人間の僕なので、2番・3番手になれたらいいかも、理想だな。
新撰組でいうなら近藤勇より土方歳三か沖田総司かな?

2011年06月13日

店長の愛聴盤シリーズ 29

P1020832%281%29.JPG
「JOY」GIOVANNI ALLEVI
いやぁ、昨晩はいい夢見たなぁ。内容は内緒だけど…。久し振りだよ、楽しい夢なんて。めったに見ない。又続きを見たい!余韻に浸っていたい!いつもはほとんど悪い夢、つらい夢。僕だけかなぁ。日頃の生活態度、健康状態が悪いのかと思ってしまう。訳のわからない夢。意外な人物が登場する夢。僕の場合同じ内容の夢を何度も見る。例えば、僕が大学生で学校へ行かなくて出席日数が足りず、単位が取れそうもなくて留年目前であわてふためいている夢。なぜかこの夢は定期的に見る。
後やっぱり自分のコンプレックスに関する夢かな。潜在意識の部分だから自然と出てくるんだろう。どうしようもないよね、夢は。
最近ぐっすり眠れなくなってきた。年をとったからかもしれないけど、しばらく同じ睡眠内容が続いている。眠りについてちょうど3時間程すると目が覚める。その後うつらうつらして夢を見るんだ。そういえば接客している夢も多いなぁ。クレーム処理やら、もう来なくてもいい。とケンカしている夢とかあまりいい夢じゃない。商売の事で頭が一杯なのか?でも、目が覚めて布団の中でふといい商売のヒントやイメージが浮かぶ時もたまにある。その後しばらく考えていて眠れなくなるけど、その時は「素晴らしい発想だ!俺って天才。」と自画自賛する。次の日冷静に考えたり、周りに話すと「何考えてんの?」と一瞬で終ってしまう事が多い。
まぁとにかく人生の3分の1は布団の中だから、睡眠に関してはもっと拘らないと。1日音楽漬けの僕も就寝の時は音のない生活をしていたのだが、半年程前安いオーディオを買って、それ以来音の中で眠りにつく様になった。リラクゼーション、静かな睡眠用音楽、環境音楽、クラシック等がいいんだろうけど、僕はそんなに拘らない。
僕の就寝時の愛聴盤?ん~大好きなCDはメロディが耳に入りすぎて聞き入ってしまい逆に眠れなくなりそう。やっぱり難しい本を読むとすぐ眠れるのと一緒で、難しい音を聴けばすぐ眠れるのかな?まぁそういう難しいんを皆さんにおススメしても良くないので、今イタリアで知らない者はいない、天才ピアニスト、ジョヴァンニ・アレヴィの「JOY」です。「21世紀のモーツァルト」と呼ばれているそうです。コンテンポラリークラシックと言っても誰でもわかりやすく覚えやすいメロディ。イタリアの自由な創造性を繊細にかつ大胆に表現しています。寝る前だけじゃなくどんな場面でも一枚の絵画を見るように静かで優しい気持ちになれます。
とにかくいい夢が見られればいいんです。
それにしても昨日の夢は良かった。良かった。よか、よか。

2011年06月10日

イタリアの照明術に学べ

P1020183%281%29.JPG
P1020185%281%29.JPG
P1020184%281%29.JPG
P1020821%281%29.JPG
インテリアの中でも照明は雰囲気作りの主役です。
先日代理店SDIさんの新しいショールームに行ってきました。スローウェアグループ(インコテックス、ザノーネ等)のショールームが西麻布に移転しました。
入り口に入るなり目に止まったのは、僕の憧れのカスティリオーニの名作「アルコ」です。入り口の一角にミラノのスローウェアショップを再現されていて、アンティーク家具に囲まれたスペースにそれが置かれていました。いかにもイタリア的。存在感たっぷりな照明のオブジェです。中は広くゆったりと商品が置かれ、その横にキノコのようなフォルムの「ネッソ」。コーナーにはイタリアらしい美しいライトがさりげなく配置されていました。本国イタリアからの指示でそのショールームは設計されたそうです。さすが!美しい商品と什器のハーモニー。勿論仕事(オーダー)が終ってから、写真を撮らせてもらいました。
照明観はヨーロッパの中でも違うようです。北の北欧、南のイタリア。北欧の照明は建築物との調和を重視し、イタリアの照明はデザインの自己主張が強い。日照時間の少ない北欧は長い夜を心静かに過ごしたいと考え、イタリアは短い夜をドラマチックに過ごしたいと考える。どちらも違った美しさがある。僕も照明(ライト)が好きで、アメリカのアンティークものは結構持っている。イタリアのものが少ないが、カスティリオーニの照明は一つだけ持っている。「ノーチェT」という床置きタイプだ。只「アルコ」は今年中に手に入れるつもりだ。手に入れたい。値段があえば?もし手に入れば、どこに置こうか?店にはちょっと無理か?置ければ経費で落とせるんだけどなぁ。やっぱり当然2Fの隠れ家だな。自分だけのドラマチックな夜を探す為に。夜を充分に楽しむ為に。僕独自のセンスが光る…。

2011年06月01日

ボリオリプレコレクション2

P1020672%281%29.JPG
P1020762%281%29.JPG
P1020763%281%29.JPG
P1020668%281%29.JPG
P1020733%281%29.JPG
P1020758%281%29.JPG
P1020764%281%29.JPG
P1020676%281%29.JPG
P1020759%281%29.JPG
P1020678%281%29.JPG
P1020760%281%29.JPG
P1020761%281%29.JPG
P1020679%281%29.JPG
P1020735%281%29.JPG
さて、昨日に続きボリオリ来春夏プレコレクションについてです。僕の注目モデルとカラーバリエーションをご紹介いたします。今回のプレコレはジャケットを中心にオーダーをしました。7月の本コレクションでもまだ追加可能です。
まずは、10年に一度の大傑作と言えるボリオリ・コートからです。今春は異例のハイスピードで店頭からなくなりました。取り扱い店も急増し、雑誌に掲載されることも増えました。長年売り続けてきたコートがようやく日本中で認められたようです。嬉しいと同時に少し寂しさも感じます。お気に入りの色を買い逃された方も多いかと思います。今回シルエットの変更は当然ありません。無地のカラーバリエーションは、どの素材もほぼ同じです。来春夏は爽やかなペールトーンが多いです。
注目はコットン・リネンのヘリンボーンです。サンプルのペールブルーが目に止まりました。何とも言えないいい色。写真はちょっと白っぽく写ってしまいました。コットンが半分入っているので、リネン100%程のサラッとした感じではなく、しっかりとした素材感です。
次は千鳥柄。千鳥と言ってもはっきりした柄ではなく、少しボヤっとした感じのグレーです。コットン・レーヨンの重量感のある生地ですが、その分着た時のシルエットがきれいに見えます。ボリオリコートの違った面を見せてくれます。
そして今回ガッツリと入れようと思っているコートモデルのスーツです。写真に撮ったグレンチェックのガーメントダイ。これはいいっ!ニットタイ等でタイドアップしてスーツでエレガントに。3WAYで着まわすにも何にでも合わせ易く遊べるスーツです。無地のバージョンはピケ素材で入れます。
続いて違いのわかる男のKジャケット。コートのハイグレード版です。と言っても秋冬のカシミアのKジャケットから見るとお手頃です。
まずは、ウールのヘリンボーン。ラグジュアリー!ウールで軽い。色はサンプルカラーがBESTでしょう。次は、今年涙をのまれた方も多い、入荷後すぐに完売したリネン100%のKジャケット。洒脱感タップリの夏の定番(春、秋もO.Kです。)お洒落上級者には欠かせないアイテム。紺は決定していますが他の色どうしましょうか?
最後にコットン・リネンのフレスコ織りKジャケット。これも色に惹かれました。これも写真は実物より白っぽく写ってしまいました。サックスブルーが超キレイです。どんな合わせ方をしても品良く見えるでしょう。以上です。
後DOVERジャケットなんですが、面白い素材は沢山ありました。本コレクションで追加を検討中です。定番のホップサックは、ダークブラウン、ダークグレーが新登場です。DOVER他クラシックスーツに関しては、本コレクションの時にご紹介しようと思います。
気の早い話ですが、世の中気の早い人も多いものです。今から春夏物を探しにお店に行っても意外な掘り出し物はあっても、ピンポイントで狙ったものを見つけるのは多分困難だと思います。
皆さん今現在の春夏のワードロープをご確認下さい。
「紺のリネンジャケットがあればなぁ。」「白っぽいコートモデル買えなかったなぁ。」もしもこれは来年必ず手に入れたいというボリオリのアイテムがあれば、今そういう気分であれば、この機会にご連絡下さい。オーダーの締めは7月初旬です。善は急げ!デス。

1
COPYRIGHT 2010(c)Albano ALL RIGHTS RESERVED.