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2012年02月07日

男の隠れ家11

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ここ数週間よく降った雪も小康状態。明日からまた雪だるまマークだ。毎年この時期降雪量がピークになる。そして、そのタイミングで僕達の東京出張、展示会めぐりがスタートする。秋冬商戦が終盤をむかえた頃に春夏物の入荷ラッシュが始まる。そろそろスイッチを切り替えようか。ちょうどこの時期もう一つ大切なスイッチがある。来秋冬用スイッチ。なんだかスイッチだらけだよ。僕達の2月は、本当はコンセントを抜いてリラックスしたい2月なんだけどな。商人(あきんど)の性分なのかな。リラックスしていても洋服の事数字の事が頭から離れない。しょうがないよ。これをとったら何もなくなるもんな。商い辞める時まで楽しみましょう。神様が与えてくれたプレゼントだと思って。
今深夜12時を回ったところ。男の隠れ家です。全てを投げ出し、子供に戻りたい時はここに籠ります。こじんまりしたスペースでいい。誰にも邪魔されない秘密基地にて好きなものに囲まれ、いい夢をみる。優しさに包まれたなら目に映るものは全てメッセージ。ソファに深く沈み夜のメロディに浸ろう。白銀の世界に星空がのぞく。こんな素敵な夜はこの曲から。
♪Smetime I wonder…「スターダスト」。暖かく味わい深い声は、ウィリーネルソン。カントリーだけじゃないよ。こんなベタなスタンダードもウィリー節で囁かれると…とろけそうです。
僕たちの商いは、四季の移ろいを売る商売。着るものに置き換えて。だから、そこに敏感じゃなきゃならない。ただ一番難しいのは、春かもしれない。雪国富山の冬は長い。春は短い。境目は?2月は立春。でも、雪のピーク、冬まっただ中だ。春は遠い。スプリングコート、スプリングセーターを仕入れるのは勇気がいりますよ。流行に左右されないものじゃないと。最近のお客様は洋服に四季の思い入れがある方は少ない。実用性重視の時代だ。
「このコートいつまで着られる?春もO.Kだよね?」「もちろんですとも。富山の冬は長いですから。」僕達自身が四季を軽んじているのかもしれない。
さて、次のレコードは。モノクロのいいジャケットだ。男3人ハーフコートを着て、冬のニューヨーク?を歩く。Cashman Pastill & West。音が見えるね!アコースティックな優しいハーモニー。こんな素晴らしいグループなのに、誰も知らないんだろうなぁ。冬から春の音。季節に敏感になる為に音楽は大切だと思う。
さぁ、明日からの出張。どんな運命の出会いが待ち受けているのか?ドキドキ、わくわくします。来秋冬のスイッチが入りました。いいお知らせをお土産に帰ってきたいと思います。11日(土)から春夏用のスイッチに切り替えて、皆様のお越しをお待ちしております。
春よ、遠き春よ。瞼閉じればそこに、愛をくれし君の懐かしき声がする。(春よ、こい)

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