「HAVIDAD CON MERCEDES SOSA」
ゴールデンウィークも後半。今年は、やはり予測不能にフィーバーしております。うれしい悲鳴です。この調子、この調子と調子にのりすぎると、スコーンと落とされそうなので期待はしません。のんびり、マイペースで。
ゴールデンウィーク後半は旅行の方も?今回はテレビの旅番組の話です。最近やたら多いですね。街歩き、鉄道、バス、空港…。いろんな視点でやっています。
僕も見るのは好きなんですが、すごいのは僕の母です。昔から電化製品、デジタルオタク。勿論、部屋毎にテレビ、DVDがセットしてあります。録画マニア、そして旅番組マニア。ハードディスクにとりまくり容量一杯です。DVDにダビングしたコレクションは膨大。
「部屋に居て世界旅行できるんだからいいじゃない。」まぁもっともですが、とりすぎじゃないの?全部見てるんですかね?僕の音楽依存症も、そうした母のDNAなんでしょうね。僕が過去に見た旅番組No.1は、十数年前にCSの旅チャンネルで放送された“ルート66”という番組です。むちゃくちゃハマリました。録画したビデオテープが擦り切れる位見ました.。この話は長くなりそうなので、また今度ゆっくりと。
今日はゴールデンウィーク企画?僕の愛聴盤による音楽の旅です。ハワイ、キューバときて、今日はアルゼンチンです。一時は音楽大国ブラジルにはまりましたが、今はアルゼンチンの音楽がマイブームなんです。ブエノスアイレスという響きだけでワクワク、ソワソワします。旅、哀愁、タンゴ、酒場…怪しさがつまった街。
タンゴもいいですが、今日はフォルクローレです。「コンドルは飛んでいく」のイメージでしょうが、現代のフォルクローレは、色んなメロディ、リズムがあり、民族音楽だけにとどまりません。
僕が魂を奪われたのは、フォルクローレの女王、メルセデス・ソーサです。なんて大らかで包容力のある素晴らしい声なんでしょう。まさに、「大地の歌声」。彼女の力強く優しい母性が心の中に染み込んでいき、ものすごく癒されます。沢山アルバムを出しています。僕も沢山聴きました。どれもいいのですが、このアルバムは特にスローで美しい曲、エモーショナルな曲に溢れています。いつまでも彼女の声の余韻に浸っていたい気分です。南米の広大な大地とそこに生きる人間の苦悩と希望が混ざった感情から生まれたフォルクローレ。アルゼンチン、一度は訪れてみたいなぁ。あっそうだ!母のDVDコレクションにきっとあるはず。聞いてみようっと。