「QUIET IS THE NEW LOUD」 KINGS OF CONVENIENCE
梅雨の湿気で髪型が決まりにくくなるこの季節。僕には長年愛用している頭の相棒が2つあります。ズラではありませんよっ!!1つは又の機会に話すとして、今回は僕の頭に勇気とパワーを与えてくれるアポちゃんです。僕を救ってくれたプリマドンナ。育毛剤です。10年程前、出張帰りの電車の洗面所でふと鏡を見てからガク然としました。「薄い!ヤバイ!」頭頂部の地肌がかなり目立ってました。
遺伝的には心配することはないですが、昔からもしも薄くなったら「坊主」と決めていたので、帰ってすぐ迷うことなく床屋へ走り、7分刈りに。そして、近所の薬局へ行き、そこで出会ったのがカロヤンのアポジカです。「これは効きますよ。僕も使ってますから。」と勧めてくれたオジさんの頭部の薄さに言葉を失くしましたが、ワラにもすがる思いで使いだしました。マメにシャンプー、マッサージしましたよ。
数週間後髪がなんか力強くなってきたように感じました。そして、数か月後には頭頂部も全然めだたなくなりました。床屋の兄ちゃんも「最初は正直あちゃ~と思ったけど、スゴイですね、前より濃くなってますよ。」とオスミつきをもらいました。
当時は疲れがたまっていて、髪が細くなっていたのかな?アポちゃんと出会えて良かったです。本当にこれがなかったらどうなっていたんだろう。ショーン・コネリーを目指していたかな。今でも毎朝必ずつけています。一生付き合っていくことでしょう。ただ眉毛・腕・足の毛まで伸びるのにはびっくりです。そりゃ老化現象だって?!
さて、今日は愛聴盤です。ノルウェーの男性デュオ。キングス・オブ・コンビニエンスのデビューアルバム。2001年のアルバムですから僕が髪に悩んでいた頃?
最近のロック、ポップスはあまり紹介しませんが、コンテンポラリーなお洒落なポップスもたまには聴きたくなります。現代のシンガーソングライター、好きなアーティストは沢山いますが、彼らのようなデュオは珍しいかも。
まさに現代のサイモン&ガーファンクルです。美しいハーモニーとアコースティックなサウンドは、僕の心と髪に優しく広がります。北欧らしいスタイリッシュなひんやりした肌ざわりです。当時は2階のカフェでよくかけていましたね。サイモン&ガーファンクルの様な美しい男性デュオが好きな方、絶対気に入ってもらえると思います。
僕の愛用のマッキントッシュ・JBLのオーディオシステムから彼らの透明感あふれたキレのあるサウンドが隠れ家に響きます。
クールビズ全開。どんなに暑かろうがスーパークールビズだろうが、恰好良い男のスタイルにジャケットは欠かせません。遊び、旅行いかなるカジュアルシーンでも1着のジャケットは、男の色気と気品を与えてくれます。これぞ男の特権です。
そんな中春夏ON・OFF着回しの主役になるのは、皆さんも1着はお持ちでしょう、紺ジャケです。秋冬はジャケットの柄、素材は豊富ですが、春夏は爽やかなネイビーは外せません。だからこそ紺ジャケにはこだわりたいもんです。2着、3着、何着あってもいいと思います。
シーズンオフに近づいているこの時期、何故紺ジャケの話?
僕の気分です。実は、先日の暑い日に白シャツ・デニムにそれはそれは美しい紺ジャケをさらりと着た60歳代位のオジ様に目が釘付けになりました。
「人の紺ジャケ見て、我が店の紺ジャケ直せ。」頭から離れません。
例年春のジャケットコーナーは、紺にこだわってきました。今シーズンは、特に早く店頭から姿を消えていきました。今年の反省をふまえて来年の構想です。
来春夏は、今まで以上にいろんなバリエーションで紺・ブルーにこだわるぞ。
紺ジャケと一口に言っても奥は深い。定着したアンコン楽ジャケ。パットが入った男らしい構築的ジャケット。2ボタン、3ボタン、ダブル等のモデル。色合い、素材感、そして、ブランド。今年は、ボリオリとガイオラの2本柱でした。
ガイオラのNEWアンコンジャケット“ago a filo”。シャツジャケ感覚の軽さであるもサルトな仕立て。ペラペラですが、着た時の立体感はスゴイ!
来年はナポリモデルの紺ジャケ(写真一番上)もやりますよ。
スタイリッシュ、エレガント、美しさ、着心地、トータルに非のうちどころのない、ド定番ボリオリのドーヴァー。このわかりやすさ、やはりキングオブジャケットですよ。
若者からオジ様までどんな体型の方でも、ドーヴァーワールドに仕上げてくれます。
いい紺ジャケは決して裏切りませんよ。
来春夏ボリオリ・プレコレクションでベーシックな素材を写真に撮っておきました。
ギャバ、サージ、ホップサック、ワッフル、シルク紺ヘリンボーン、ジャージー。ウール以外にもコットン混、リネン混…。キリがありません。それに色合いも様々です。
楽ジャケドーヴァー、クラシック楽ジャケハンプトン、シングル、ダブルどれをセレクトしようか。良かったら皆様のご意見お聞かせ下さい。
2013年春夏のプレコレクションの報告です。イの一番に向かったのはボリオリです。代理店が変わりこれで4シーズン目かな。とにかく動向が気になります。大げさかもしれませんがボリオリは僕の血や肉であり、僕にとって大切な友であります。人気者になり回りからチヤホヤされれば変わるのは仕方がないでしょう。
ただ僕の想いとして、革新の老舗としての本来の姿を見失わないで欲しい。地に足をしっかりとつけたうえで、新しい事にチャレンジして欲しいという気持ちです。僕なんかが何を言っても何も変わらないと思います。ただこれからも長く付き合っていくであろう友の為に言うべき事は言わねばなりません。
毎回担当者に僕が感じている事(良かった点、改善して欲しい点等)、お客様からの反響、いろんな想いをこと細かく熱く伝えています。
代理店の広いフロアを目いっぱい使い、ボリオリの新作コレクションが揃っています。昔はひっそりとやっていたプレコレも今やメインコレクションをしのぐスケールです。
今回はプレコレクションなので全てではありません。7月のメインコレクションでチェルシー等の最近のモデル、ブルゾン、新素材のものがでるとかでないとか。で、今回特に大きな変化はありませんでしたが、僕の感想を少し。
まず一番注目したのは、定番モデルのCOATのサイジングがタイトになること。COATは今までワンサイズダウンされる方も多かったので、これからは通常のサイズ通りに着てもらえるでしょう。ジャケットのオブジェ。ますますスタイルに磨きがかかります。なんだかんだ言ってもCOATあってのボリオリですよ。
この春夏から続きますが、コットン素材のスーツが目立ちました。無地だけじゃなくチェック柄等。こういうスーツをカジュアルに着まわすことが大人のお洒落の専売特許ですから。スーツ屋アルバーノも大歓迎です。
気になったのは、ネーミング攻撃です。コベント、レジェント、ハンプトン…。既存のモデルをキャラクター化していること。わかりやすいのか、わかりにくいのか??どうなんでしょう。某ダウンブランドの様なスタイルはとって欲しくないなぁ。
気になるのはハンプトンのスーツ。今春スタートのDOVERに芯地を入れたSというモデルです。この秋もオーダーは入れてませんが、今ちょっと悩んでいます。クロージング以外では、ローゲージニットのジャケット。新作で恰好いいのがありました。冬から春にかけて大活躍しそうです。
まぁ言いたいことは沢山あります。(まだあるの?)なんか複雑なんです。ボリオリはこれからどこへ向かおうとしているのか?ただ今がボリオリというブランドにとって大事な時であるのは間違いありません。長くつるんだ友が大きなものをつかみ、一人走り出しました。
「おい、ちょっと待てよ。今すごく輝いているんだから、あまり欲を出すなよ。慌てなくていいよ。ゆっくり。ゆっくり…。」後ろ姿を追いかける僕。
「心配しすぎだよ。俺は俺の道を行くけど、何も変わらないから。お前は楽しみに見守っていてくれよ。」そう答えてくれることを期待している僕がいる。
6月そろそろ梅雨の季節です。皆様如何お過ごしですか?
僕達の商売も新しい商品の入荷も少なく、店内にある商品を眺めては早く一人立ちしていくことを願っております。と、同時に来春夏の商品構成を考える時期でもあります。来春夏の構成?早いでしょう。どうしましょうか。今は順調でも来年なんてわかりません。不安と背中合わせです。今年の状況と過去の状況を踏まえながら、僕達の売りたいブランド、内容をつめていく。常連さん達が要望する商品、初めての方向けのベーシックな商品も盛り込む事も必要。
大幅な路線変更はないけれど、いつもと同じというのも店に活気が感じられず、僕達自身もマンネリ化してしまう。
2013年プレコレクションを見に先日東京へ行ってきました。代理店で新作商品と対面するまでの何とも言えない気持ちの高揚、期待感。そして、緊張感。何年この仕事をやっていてもスリルとサスペンスです。いろんな事が頭をよぎります。何か新しい変化があるんだろうか?あおの人気商品は今回もあるのか?そして、心のトキメキはあるのか?そうなんです。一番大切なのは、トキメキ感なのです。
新商品へのトキメキは勿論ですが、何か目に見えない空気感、匂い、トキメキ。その時の興奮、脳からアドレナリンが出るような気持ち良さ。
その感覚は、その日一日は続きます。深夜ホテルの部屋で思いだし、妄想します。来春夏の店内の構想。勿論その商品をお客様におススメしている光景。
僕の場合代理店さんで直接オーダーを入れることは少ない。仮オーダーして、締め切りまで悩む。深夜ホテルで妄想に出てきた時がリアルオーダーの時です。僕達は物売りです。クリエイティブな仕事ではありません。自分達で作り出す訳ではありません。ただ、セレクトは独創的な世界です。
僕達の目利き、感性の結集です。僕達が新作商品を見に行く感覚は、お客様がシーズン最初に来店される気持ちと似ているのかなぁ。
機会があれば、お客様展示会同行ツアーでも企画しますか?興味のある方多いんじゃないかな?一般の方なら僕達の数倍ときめかれるんだろうな。5人位ならお連れしても大丈夫かな。しかし、いまだかつてそのような光景を見たことはないです。僕達も仕入れの予定額をオーバーしそうです。
コレクションを見た後トキメキが無かった時?勿論あります。いやその方が多いかも。その夜はホテルで夜景を見ながら、ただただ音楽に浸っています。
いきなりなんじゃこの写真??と思われた方も多いでしょう。
今日・明日と富山は夏の訪れを告げる日枝神社の夏祭り、「山王さん」です。
写真は、日枝神社の神主さんがお神輿祈祷に来られた時のものです。
あとは昨年もご紹介しましたが…、
お神輿オンパレードです。他にも女神輿や子供神輿等々。
景気のせいか、露天商の数も年々減りつつありますね。昔なつかし綿菓子の店がない!お面屋さんやヨーヨー釣りもすっごく減っている。型抜きもないみたいだぞ。ちょっと寂しいような…。
目についたのは、ベビーカステラの屋台。毎年露天商の中の流行り?を山王さんで知りますが、今年はベビーカステラだったんですね。
そんな私が今年お祭りでやったこと。それはですね…、
コンピューターとあなどるなかれ、最後にパンチパーマのオジサンが実際に手相もチラっとみてくれて、これが結構当たる!!と巷では評判なのだ。今回はめちゃめちゃいいこと言ってくれました。一度やるとハマります。周りではここで年に一度占ってもらうのがお楽しみ!という人も多いです。そして、まだありますよ。
氏神様の山王さんへお参りに行って、おみくじをひきました。いつもは初詣の時だけひくんですが、今年はなぜか虫の知らせと言うかなんていうか…。
最近私が感じていることがズバリときました。びっくりです。
ちなみに、今年のお正月のおみくじはと言いますと…。
大吉女と呼んでくださいませ。折に触れ感謝することいっぱいです。
アルバーノを応援して下さる皆さん、この場を借りてありがとうございます!!