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2012年07月26日

展示会。久々のトキメキ。それは、タリアトーレ。

先週来春夏の展示会を見に東京へ行ってきました。行く前に届いた展示会の案内状を見てNEWブランドをチェックしていました。そこに1つ気になるクロージングブランドがありました。たまたまLEONの8月号にも紹介されていました。何をさておきスーツ屋アルバーノとしては、これはチェックせねばと、代理店のトレメッツォさんにアポなし強行訪問(8月にアポをとってあったのですが…。)
ブランド名は「タリアトーレ」。聞いたことはありましたが、実際の商品を見るのは初めてです。早速ジャケットを試着。(ジャケット好きには初めて手を通すこの瞬間がドキドキします。)おもわず息をのみました。「これはイイかも。」トキメキ!ジャケットのカタチ、デザイン、作りの個性と奥深さ…。一つ一つが違う顔を持ちます。
僕はいつもお客様にジャケットをラーメンに例えます。(パスタかピザにでもしろよって感じ?)
味はあっさり醤油?豚骨?豚骨醤油?京都風?麺は太いか細いか、ストレートか縮れているか?固さはどうか?トッピング、チャーシューは?とにかくスタイルは様々です。好みは人それぞれです。ただ本当好きか嫌いかです。自分の視点、感覚が全て。「タリアトーレ」。僕の体の感覚が受け入れました。現代的クラシコ。ボリオリタイプのモダンとクラシックの融合。
勿論ボリオリのスタイルとは違いますが、微妙なスタンス。ここのブランドらしさが少し理解できました。
僕がタリアトーレを気に入ったところは、①勿論ジャケットのスタイリング。ナポリ的ドクラシックモデル、アンコン楽ジャケモデル、コンケープショルダー、イタリアで人気モデル等巾広いスタイリングがある。
②ベストがウリ。このブランドの醍醐味は、他では不可能なベストが共に作れるところ。これは新しい。英国的紳士感と着回しが楽しめる。③ダブルのバランスが絶妙。前にも書きましたが、ダブルのバランス、顔つきって本当に多様化していて難しいです。ラベル巾、Vゾーン、ボタン位置、シルエット…。ここのダブルは、スタンダードだけど恰好良い。万人受けしそう。(若い方でもO.K)④素材の面白さとディティール(ボタン、襟裏仕様)の選択。素材の選び方ではかなり遊べそう。ボタンの選び方では、ディティールファン受け、女性受け確実。⑤プライス!安いにこしたことはありません。アルバーノが求めるプライスゾーン。
こういった感じが僕のファーストインプレッション。ボリオリ・ガイオラ、アルバーノ東西横綱に新参者登場か!しかし、ここまで絶賛しておいてなんですが、まだオーダーは入れていません。
ただ、その日ホテルへ帰ってから夜景を見ながら、妄想にしっかり出てきましたよ。タリアトーレ。
と、いう事は…。皆さんお察しの通りということで。

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