「SOUL BALLAD COLLECTION」
愛聴盤。お久しブリブリ。久し振りですが、クサイのいきます。なんかこんなの紹介するナンパな自分。ちょっと照れますね。いいんですよ。僕達クサイ世代なんですから。頭の中はお目当てのレディをくどくことしか考えてなかった二十の頃、その為には何が必要?10回払いでムリして買ったDCブランドのジャケット。恰好良いスポーツカーはムリなら、持ってる奴に頼みこんで借りた軽自動車。
念入りに友人と下調べしたデートコース。笑いのネタ研究。ギラギラするな。スマートに冷静に構えろ。お茶目なところも大事だぞ。そんなところに女性はホロっとするんだぞ。(メモ、メモ。)
あ~それが青春。もし予定通り進行したら、部屋に来たらってこと?ワォッ!ド・ド・ドゲンしたらいいんぜよ。あせるな。インテリアは完璧にしとけ。武器になるのは、BGM。センスが命だぞ。ロックはダサイ。ジャズは難しい。ボサノヴァって時代じゃなかった。ソウルしかないだろう。貴女と夜と音楽と。
二人きりの甘い甘いスウィートな夜を、静かに盛り上げるソウルバラード。僕ら世代はみんな用意してたんじゃないかな。カセットテープ。お気に入りのソウルナンバーをレンタルレコードで借りて編集する。大切なのは曲順。その時のシチュエーションをイメージしろ。
ところで、実際役にたったかって?力入りすぎで幻でしたね。アハハ…。そんな7、80年代の名曲ソウルバラードを集めたオムニバス(コンピレーション)。
コンピ沢山あれど、この「SOUL BALLAD COLLECTION」
実にナイスな選曲。ジャケットはちょっとクサイけど、数年前に思わず買ってしまいました。秋から冬にかけてこれからのパーティー、イベントに最高ですよ。
1曲目アースの「AFTER LOVE IS GONE」でつかみはO.K。
2曲目必殺大好きなマンハッタンズ「SHINING STAR」ウワッ~そうきたか!
3曲目イントロからもう鳥肌モノ、国民的大ヒットグローバーワシントンJrの「JUST TWO OF US」
5曲目名曲「二人の絆」あたりで甘いささやきを。賭けにでろ。
8曲目シャンペーンの「HOW ABOUT US」ディスコでかかるとなごんだなぁ。
ラストのビリーポール「ME AND MRS.JONES」までいい流れだ。
CBSソニーの大結集バラード。よくぞ集めてくれました。
当時こんなコンピCDというものがあったら、レンタルレコードもFMラジオも必要なかったかな。
でもね、大切なのは自分の手作りのオリジナルな1本(カセットテープ)を選曲し作る事だったんだよなぁ。
そのプロセスを楽しむことが幸せだったんだよねぇ。オヤジ世代の皆さん、そうでしょう?