ELLA FITZGERALD & LOUIS ARMSTRONG 「ELLA AND LOUIS」
いよいよ寒くなってきました。寒くなれば気持ちいいのはそうお風呂ですよ。売り上げはともかく頑張った土日の疲れを癒してくれるのは、家風呂より銭湯です。日帰り温泉、スーパー銭湯は勿論ですが、近くの銭湯もいいもんです。最近のお気に入り「いなり鉱泉」へ相棒と行ってきました。あのアルバーノ北海道支店長もごひいきの銭湯です。風呂の種類も多く飽きさせません。僕の一番のお気に入りは炭酸泉です。これは珍しいでしょう。炭酸が出ていてお湯は熱くないんですが、やさしい刺激がジワジワきて最高です。スカっと爽やかな気分にしてくれます。ラムネの瓶に入っているビー玉の気分かな。庭園のある空間でステンドグラスがまたいい雰囲気をだしています。十分温まった後は露天の岩に腰掛け放心状態になったり、ボーっと洋服の事を考えています。(仕事熱心!)小さな銭湯は廃業していくところも多くてさみしいですね。日本の文化として頑張って欲しいです。10数年前行きつけの銭湯があった頃、そこの主人や常連客と世間話をするのが楽しみでした。やっぱり銭湯は近所のコミュニティとして必要だと感じます。イタリアのBAR(バール)と同じですよ。近くの人間が集まる社交場。そこでエスプレッソを飲みながら小さな話題で盛り上がる。いつもの顔を見るだけでホッとできる。そういう温かい人間関係。小さな幸せがイタリアでは今も存続しているんです。
さて、今回の愛聴盤。寒い時こそHOTなデュエットでいきましょう。ご存知の方も多いであろう。エラ・フィッツジェラルドとルイ・アームストロングのデュエットアルバム「ELLA&LOUIS」。エラの優しく深みのある声とサッチモのガラガラでドスのきいた声。ブラック2人の個性のぶつかりあいが不思議なハーモニーをうみます。贅沢でいい相性です。サッチモの温かい声、ニューオーリンズ調トランペットには癒されてきました。8曲目「アラバマに星落ちて」。僕の大好きな曲です。二人のデュエットは最高です。体が寒い時、心が寒い時このアルバムを聴いて下さい。12月の寒い夜空に星が満面に輝く幻想的な日。エラ&ルイの「アラバマに星落ちて」を想い、小さな幸せを感じて下さい。
来秋冬のプレコレクションが始まっています。横浜のブログの時に少し書きましたが、ボリオリのプレコレです。会場にはジャケット・スーツがメインではありますが、シャツ・パンツ・ニット等トータルなアイテムで「ボリオリ」の世界観が広がります。10年前からは想像もできない光景です。「DOVER」、「COAT」の新しいカラー、柄物、定番物を順番に見ていきます。僕の足が止まったのは「COAT」のコーナーでした。日本に入ってきた時に一目惚れし、売り続けてきました「COAT」。今までいろんな色・柄をチョイスしてきましたが、全てコットン素材でした。しかし、なんと目の前にウールの「COAT」があるではありませんか!数か月前ボリオリの担当者の方が来店された時に、「ウール素材のCOATもそろそろ作って欲しいなぁ」と強く要望したのが届いたのでしょうか?
ガーメントダイの先駆者ボリオリは「COAT」については、ずっとコットン素材にこだわってきました。が、ついにウール素材も洗ってくれました。プライスもいい感じ。う高級素材(カシミア等)を洗ったKジャケットにウールは限定していました。「COAT」のスーツも来春の目玉ですし、ウール素材の「COAT」の登場は「COAT」の世界をさらに広げてくれそうです。
一つ残念な報告もあります。ボリオリクラシックスーツの最高峰である「Hモデル」がなくなります。ファクトリーブランドとして、上質なクラシコサルトリアを作る事はステイタスであったはずです。そのモデルを切り捨てる事は歴史あるファクトリーからの脱却であり、ブランドとして生きていくという宣言でもあります。少し淋しい気持ちです。確かにボリオリはジャケットで大成功をおさめました。世界的に認められました。偉業ではありますが、ボリオリの長いファクトリーの歴史を考えると現会長(4代目)はどう思っているのでしょう。僕達もスーツのボリオリとして、SやHモデルをドロップは7か8、パンツはワンタックかノータック等細かく選んでオーダーしていたことが懐かしいです。その頃とは違い今は高級スーツも厳しい時代です。メンズクロージングの世界も変わってきています。古いクロージングの体質に革新を取り入れ、リードしてきたのがボリオリなのです。だからこそその古い体質とお別れする事は必然なのでしょう。何度も書いていますが、モードとクラシックの間の微妙なスタンスに生きるボリオリ。そのワンアンドオンリーのボリオリのポジション(スーツ、ジャケット中心)の中で、メンズファッションのサプライズに挑戦していって欲しいと僕は強く願っています。
ちなみにスタンダードなクラシックFモデルは、「D」と名を変え、スタイリッシュにマイナーチェンジします。最高級はなくなっても、アルバーノが僕がこよなく愛すこのモデルは健在です。庶民的であれどもスタイリッシュなこのモデルは、当店の定番として来秋も店頭に並ぶし、作り続けて欲しいボリオリの最後のクラシックスーツです。
午前1:00.今飲み会から帰ってきました。久し振りに酔いどれブログでも書こうかな。今日はちょっと早い忘年会。オシャレなダイニングバーで創作料理を食べながら富山駅前の夜景を満喫し、その後はお楽しみ歓楽街へ。いつもいる呼び込みのオジサンを呼び出し仕切る。僕の誕生日にも行ったキャバクラ。その日以来だ。営業に行く訳ではないので特にりきんでファッションを決めていく必要もなく、とりあえず店にいたままのスタイルで出かけた。こんな仕事をしているんですから、多少は目立たないと…。
「相変わらずオシャレやね。」「どこがオシャレ?普通だよ。」「ポケットにハンカチ入れてるし、こんなゴージャスな襟巻きしないよ。なんか違うね。」30歳位年の離れた自分の娘と言ってもおかしくない子に褒められる。チーフやストールのセンスはポイントアップですよ。そういう店でウケるにはわかりやすい鉄則かも。どんないい時計や靴を身につけてても目につきにくいし、判ってくれる女性は少ない。巻き物・チーフは顔に近いから目に入る。肝心なのはコミュニケーション。共通の話題を探す。こっちが気を使うのもどうかと思うけど、年が離れていても人間同士ですから共通の話題はあるものです。20歳位の子でもしっかりしてますよ。こんなオジさん相手に仕事してる訳ですから。トレンドやデジタル関連の話になるとまるでついていけない僕。温度差を感じる。
結局1時間いたんだけど、男3人で女の子が10人近く入れ替わり立ち代わり…。いくら基本料金を交渉しても「一杯飲んでいい?」と言われると断れないでしょう。結局はそれなりの金額になってしまう。
二軒目は最近の定番チャイニーズクラブ。後輩が好きでね。彼は中国語も喋れるからカラオケでオンステージですよ。僕は日本に来たばかりの女性と会話するのに四苦八苦。ちょっと疲れました。
今日はそんなに酔ってない。いい気分ですよ。隠れ家で音楽を浴びながら酔っ払いの妄想タイムです。僕が水商売をやるなら?勿論大人の音楽をかける格好良いBAR。実はビジョンはあるんですが、この話はまた長くなりそうなので、今度の酔いどれブログででも…。
今ふと思いついたのは…、イタリアンホストクラブ。なんかホストクラブってスタイルが決まっているよね。そりゃ日本人の若いイケメンは女性には楽しいんでしょうけど。今は韓国のイケメンの方がいいのかな?若いイタリア人もいい。ちょいワルオヤジのイタリア人もいい。そんなホストクラブがあってもいいんじゃない?まぁそんな大きな店じゃなくてもいい。ちょいワルCLUB「ボンジョルノ」(仮名)。とりあえず普通のイタリア人でいいから数名スカウト。情熱的なイタリアオヤジなら甘い言葉は日常的な挨拶。接客の指導もいらないでしょう。
そして、伊達男の武器はファッション。ここに関しては当然アルバーノの出番。基本はスーツ・ジャケットスタイル。モードではなくあくまでクラシコイタリア。香水はサンタ・マリア・ノヴェッラ。それぞれが自分の香りをもつ。赤いバラは当然用意しておかないと。セルジオ・マリオ・マウロ…まぁ名前はなんでもいいんですけど。あとは雰囲気、ムードでしょう。そのあたりは僕がやります。場所はどこがいいかな?とりあえず実験営業だから、アルバーノの2Fかな。今空いてる事だし、繁華街からも近い。
どんな女性が来るんだろう?意外と流行るかもしれないよ。あのラテン系の顔でファッショナブルに囁かれると…。あ~絶対いいかも。もしもファッションの事聞かれたら僕がヘルプです。たっぷり営業トークさせていただきます?!ちなみイタリア人が集まんなかったら、日本人も当然入れますよ。ぜひやってみたいと思う方はアルバーノまで。面接ではファッションワードロープをチェックさせてもらいます。ヤバイ真剣になってきた。眠れなくなりそうだからこの辺で…。
今日は「いい夫婦の日」。
日頃「俺って文才無いんだよな。」と言いながら、ブログ書きに悪戦苦闘している我が愛する相方様を助けるべく??私、アルバ子立ち上がりました。
「アルバ子のひとりごと」。今日は記念すべき第1回目です。
昨日の横浜グラフィティの流れをくみまして…。
私の癒されグッズに新入り加入です。野毛山動物園にて相方様が買ってくれました!ヤッター!
一目惚れのレッサーパンダです。カワイイ奴です。名前は「ポン太くん」と命名させていただきました。
そしてお次は、
キリンと黄昏る一人の男…。(この写真のこと、彼は知らない…。)
16日(水)から東京へ来秋冬物のプレオーダー会に行ってきました。もう1年先を見据えないといけないインポートの世界。慣れたと言っても怖さとは背中合わせです。僕達の生活がかかるビッグオーダー。肝心なその話についてはまた今度書くとして、今日は東京出張の半日リゾート。久し振りの横浜グラフィティです。
横浜の駅を降りるといつものことですが、僕の心は高揚します。ハマの匂い、風、音を感じます。感性をとぎすませないと見えないし感じられないもの。食事の後常宿のホテルへ。今日一日の仕入れの疲れを癒しながら照明を消す。窓いっぱいに広がる港の夜景を照明代わりに音に浸る。ジャズでもR&Bでもいい。至福のひととき。しばし余韻に浸る。タンゴを子守唄に眠りにつく。
翌日雲一つない好天。今日は休みをもらっている。さぁどこへ行こうか。紹介していないスポットは沢山ある。今回は2度目の紹介になりますが、桜木町。この町ほど不思議な町はない。宇宙的空間。港側は近未来都市・みなとみらい。ランドマークタワーに代表される高層ビル、ホテル、遊園地…。駅から北側は一転して、戦後のマーケットが今だに残る昭和レトロな雑多な町。それが歩いて20分位の間に共存しているのである。横浜を世界的観光都市にする為「みなとみらい21計画」が行われた。街作りとしては理想的である。しかし、僕個人として横浜をこよなく愛する者としては、この計画は必要だったのか疑問である。新しい街を作る事で失ったモノも多い。これについて話しだすと…あ~長くなりそう!まぁその話は街作り編としてあらためて書きます。
今日は最高のお散歩日和。地元民しか行かないであろう、健全でのどかな下町「野毛」。雑多な通りを抜け坂を上っていくと、左に図書館、その先に野毛山公園(大道芸で有名)が広がる。さらに奥へ行くと動物園だ。無料ですからね。駅から10分の老若男女、ファミリー、カップルが楽しめる。憩いの楽園。なんて住みやすい街なんだろう。羨ましいなぁ。緑が広がり、おいしい老舗洋食屋が点在する。今日は仕事を忘れ動物たちに癒されました。
そうそうこの野毛から「最後の戦後の香りがする昭和の大歌手」がデビューしています。誰だかわかりますか?そうです。美空ひばりです。