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2011年05月22日

店長の愛聴盤シリーズ 27

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「There's one in every crowd」Eric Clapton
直訳すると、どんな群衆の中にでも必ずそんな男はいる-人にはそれぞれの生き方があり、キミはキミのやり方で生きて行き俺は俺の道を歩いていく…。
そんな格好良いタイトルTHERE'S ONE IN EVERY CROWD。日本名「安息の地を求めて」1975年。
何を隠そう僕がクラプトンの中で一番好きなアルバムである。全国のクラプトンファンの皆様僕ってヤワですか?ドラックで死の淵を彷徨い生還したクラプトン。ジミヘンやジャニスは伝説になったけど、クラプトンは生きていてくれて良かった。
拝啓 親愛なるクラプトン様
思春期中学時代、洋楽と出会い名作「461」であなたを知り、それ以来クリームを擦り切れるくらい聴き、デレク&ドミノス「レイラ」を一日中かけて狂っていた時もありました。そんなハードでアグレッシブなギター弾き。勿論大好きです。復帰後生まれ変わりリラックスした新生クラプトン。賛否はあっても僕は好きですよ。レゲエとボブ・マーリーを有名にしたのもあなたの功績です。レゲエとブルースがいい具合にミックスしていて、レイドバックが気持ち良い。あなたは60年代サイケ時代から飛びぬけてファッショナブルでしたね。80年代は肩パットガチガチ、ベルサーチに身を包み、90年代はアンプラグドからアルマーニをどんなモデルより素敵に着こなしていましたね。でも本当は英国ジェントルマンなんですよね。サヴィルロウでオーダーしていると聞いています。あなたが好きならブリティッシュファッションも認めなければ。でも僕の店では扱う予定はありません。ゴメンナサイ。
80年代、90年代と三度コンサートでお会いしましたね。70年初めのドラックでヘロヘロだった初来日の時のあなたにもお会いしたかったなぁ。息子さんの死という悲しみの中名曲「ティアーズインヘブン」も生まれました。
あなたの波乱万丈の人生と半世紀にわたるロックスピリット。まだまだ続いて欲しいし、生き様を見せて下さい。そして、僕に生きるエネルギーを与えて下さい。あなたの喜怒哀楽が僕の思春期からの人生とリアルタイムで同時進行している事を誇りに思います。

2011年05月21日

42・スモールサイズだよ、全員集合

世の中にビッグサイズ専門店・コーナー(お洒落な商品はあるのか?)は、見かけますが、メンズに関してはスモールサイズ専門店・コーナーなないですよね。昔から小柄な男性にはお洒落上手が多いと言われます。芸能界でも堺正章さんは、いいジャケットを着こなし、コーディネートも格好良いです。巻き物使いが上手いです。イタリア人もヨーロッパの中では、身長は低い方でコンプレックスもあろうかと思います。そういう体型的な事もイタリア人がお洒落にストイックに拘る要因の一つではないでしょうか?
ジャケットの肩のラインからパンツの裾幅、丈までバランスを重要視します。大きい人、スタイルのいい人は何を着てもそれなりに決まります。身長がないと格好良く見せる為のテクニックが必要になると思います。
当店アルバーノは、ボリオリの宝庫であると共に42、スモールサイズの宝庫でもあります。大体スーツ・ジャケットは42サイズは仕入れています。普通42はたまにみかけて、44サイズからスタートの店が多いと思います。
只42サイズ仕入れている割には売れ行きは厳しいです。それで在庫も多い状況です。問い合わせも大きいサイズについてあっても、42サイズの問い合わせはほとんどない。42サイズの人は最初からあきらめているのかな?ブランドにもよりますが、イタリア製の42サイズが合う体型は?身長160cm~170cm位の普通体型の方。もしくは170cm~175cm位のヤセ型の方。若い方、20代の方等は42サイズの方が多いように思います。165cm以下の方は袖丈、着丈の直しが必要な場合もあるし、超ヤセ型の方は身幅、中胴を詰める必要もあります。再三申しておりますが、既製服(イタリアンファクトリーのクロージング)は直しても支障が無い様にデザインされています。たとえあったとしてもそれを補うだけの格好良さ、美しさがあると思います。僕も42サイズをさらに直して着ています。皆さん僕と一緒に自分サイズに直してイタリア服を格好良く着ましょう。42サイズの方、決して「売ってないに違いない」「サイズが合わない」と諦めないで下さい。アルバーノにご相談下さい。
42サイズの方が増えれば、イタリアンスモールサイズ専門店かコーナーを作るんだけどな。20人くらい集まればスモールサイズ愛好会でも発足しますか。おまかせ下さい。イタリア人には理解不能であろう、42というサイズを彼らに作らせますよ。

2011年05月10日

店長の愛聴盤シリーズ 26

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「TWICE AS NICE & HALF THE PRICE」 HERON
新緑も爽やかな季節になってきました。大イベントのゴールデンウィークも終わりちょっと肩の力も抜けました。明日から連休を頂きリフレッシュしたいと思います。さぁどこに行こうか?特に決まっていません。(計画性がない。)立山黒部アルペンルートの雪の大谷まだ行けるのかな?富山に住んでいてもわからない。氷見の民宿も最近行っていないなぁ。おいしい魚を食べて、海を見てボーっとするのもいいかなぁ。でも今からの季節は信州ですよ。海と山に囲まれた富山に住んでいる僕達も信州の大自然はリゾート視点からも憧れます。長野っていい所多いですよね。軽井沢を始め安曇野、清里、木曽路等見所満載ですよね。その中でも日本屈指の山岳リゾート、上高地。数年前に初めて行ったんですけど素晴らしかったですよ。感動の連続。3時間程初心者コースをトレッキングしたかな。残雪の北アルプスを間近に美しい梓川沿いコース、林間コースおいしい空気を一杯吸い森林浴しました。心が洗われました。ここを見つけたウェストンさんに敬意を表したい。河童橋から明神池までのコースは次に行く時の楽しみにとっておこう。明日から連休行けばいいじゃない。いやまだちょっと早いみたいです。6月位がベストの様です。という事で連休は結局いつもの日帰り温泉になりそうです。
日帰り温泉まで小ドライブし、森林音に浸りましょうか。
イングランドの森の小屋の前で野外録音しているジャケットが美しい英国フォークバンド、ヘロンのセカンドアルバム「TWICE AS NICE & HALF THE PRICE」(2枚しか出していない)実はジャケットが良かったのでこちらを選んだのですが、内容的にはファーストアルバムの方かベスト盤の方がおススメです。決して演奏、歌が上手いとは言えません。単調な牧歌的フォークであります。「歌う自然」が広がります。のんびりした演奏と小鳥のさえずりのハーモニーが織りなす空気感を感じて下さい。木漏れ日フォークの名作として、初夏のこの時期には聴く人を新緑の世界に連れていってくれます。
上高地のリゾートとイングランドの田園風景。そこにヘロンのやさしいサウンドかすかにきこえてくる…。

2011年05月09日

愛しのモンブランちゃん

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今年の黄金週間、最大10連休。今年はいつになく長丁場のような気がして、連休突入まで少し気後れしていたのは事実でした。
どーなる一日一日やるべきことをやるまでよっ。と思い、気がつけば黄金週間無事終了です。意外と早かった?!連休中は久しぶりに見るあの顔、この顔で良かったです。
皆様はどのように連休を過ごされたのかな?
この時期は心身共に疲れが出る頃ですからね。黄金週間にスッキリとリフレッシュ!で明日への活力がみなぎるようになっていれば良いですね。
リフレッシュネタ?ということで、我が心の友をご紹介いたします。「モンブランちゃん」(写真)です。数年前に相方様よりいただきました。なぜ「モンブランちゃん」なのか?それは商品タグに「モンブラン」と書いてあったから。実に単純明快。私のひと目ボレです。我が相方様は私にとって最高・最強のセラピストであります。いつも私を助けてくれます。ホント頼りにしてます。とは言っても彼も人間なので自分のことでいっぱいいっぱいの時もあります。そんな時に「モンブランちゃん」登場です。愛くるしい表情、モコモコの手触りetcすべてが私のツボにはいってます。抱きかかえて寝ると必ずと言っていいほど翌朝はヨダレでべったり…!そのせいでもう何度も洗濯機で丸洗いされている「モンブランちゃん」です。おかげでほどよくくったりしております。ハードに扱われているのに不平不満も言わず?私を癒してくれる「モンブランちゃん」には、ただただ感謝です。皆さんにもこんな癒しグッズありますか?さぁ~元気モリモリ頑張って働くぞ!

2011年05月08日

ナポリの風に吹かれて…GAIOLA

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今回はご紹介が遅れましたが、今秋からアルバーノのスーツコーナーの一角を占める事になるナポリのブランドGAIOLAについてです。
今春はトライアルとして少しの入荷ですが、常連さんの評価もすこぶる上々です。3年程前に有名なサルトにいたペトリオ氏が立ち上げたまだ新しいブランドです。
ナポリの注文服は、ジャケット好きなら生涯に一度はオーダーしてみたいものです。究極の夢です。サルトと融合したナポリの高級既製服、キートン・イザイア・アットリーニ。世界の男達を魅了するブランドも素晴らしいが、当店に並ぶ代物ではない。ボリオリと並べて売れる価格帯のスーツを探していたところに出会ったのがこのGAIOLA。雑誌でよく見かけるブランドも試してみました。一般の方々におススメできる事をコンセプトに商品構成を考えている当店では、クォリティとプライスのバランスは最重要課題です。ナポリサルトの技術を実感できる既製服を作ろうとファクトリーを買い取ったこだわりのペトリロ氏。試着してみるとその軽さ、着心地の良さ、そして美しさを実感しました。10万円で味わえるナポリ仕立て。ボリオリのクラシックなジャケットを羽織った時の印象とは違うけど、僕の心の琴線に触れました。
ファッション、お洒落は、トータルバランスが大切だと思う。特にどのアイテムにこだわるかは人それぞれの自由である。たまたま僕は大人の男のファッションスタイルの主役はジャケット、スーツだと思っている。世の中どんなにカジュアル志向が進もうがいいジャケット、スーツを探して勧めていくことが自分に課せられた使命だと思っていきたい。そういう店であり続けたいし、その情熱がなくなった時が引退の時なのかな?
「GAIOLA」ボリオリのように革新性は求めない。逆にナポリサルトの伝統を伝えて欲しい。きっとアルバーノのようなスタイルの店を探していたに違いない。そう信じる。イタリアは南のナポリの伝統芸を日本の一般の方々に試してもらいたい。

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