永遠不滅のアクションスター、スティーヴマックイーン。圧倒的な存在感。男が憧れる男であり、ファッショナブル。ミリタリー、ウエスタン役柄アメカジスタイルがイメージだが、スーツスタイルもエレガントと男臭さが共存する。全てが絵になるヒーロー。
没後30年とかでBSでも特集やってましたね。とにかくマックイーンが出ているものにハズレなしですけど、皆さんはどの映画が好きですか?
僕の中で一番は「パピヨン」です。意外ですか?
最近久しぶりに観たんですが、3回目かな。中2の時正月映画(テレビ)で初めて観て、映画の面白さを教えてもらった事を思い出します。
当時は脱走モノ、パニック映画(ジョーズ、ポセイドンアドベンチャー等)が全盛の時代でした。「パピヨン」は脱出というアクションものの奥に人間の生き方、自由の追求、男の友情がテーマになっています。
「いやぁ!映画って本当にいいものですね。」って水野さんも言ってましたけど、本当にストーリー、アクション、演技どれも素晴らしいです。
この映画の途中夢のシーンでチラっとマックイーンのスーツスタイルがあるんです。これが格好良い!!ハンチングにチョークストライプのダブルスーツ。スカーフにチーフ。(2枚目の写真)ワイルドな男のスーツ姿って、ギャップがいいんですよね。ワイルドに無縁の僕には羨ましい。
この映画のクライマックス。悪魔島に送られて再会する年老いたパピヨン(マックイーン)とドガ(ダスティンホフマン)。決死の覚悟で夢に向かって最後の脱出を試みるパピヨン。共に脱出する誘いを断り、安定を求めるドガ。クライマックスの2人の別れのシーン。僕だったらきっとドガの方を選ぶだろうなぁ。パピヨンなら格好良かったんだけど…。トホホ…。僕の人生、マックイーンのようにはなれないみたい、悲しいかな。
20日は大寒。大寒らしく寒かった。(ずっと寒いか…。)
上市町の大岩山での滝修行の様子をテレビで見ました。見てるだけで気合いが入りました?!そんな私の大寒の日は、露天風呂にて優雅に雪見をしておりました。
さてさて、今日・明日の2日間。近所のグランドプラザで「全国ラーメン祭りと日本海の味」というイベントです。広告には「全国から選りすぐられたご当地ラーメン店他寿司や大漁鍋の屋台も並び、お腹も心も満たされること請け合い」と書いてあります。
来店された方々から「ラーメン祭り行ってきたよ~」と聞いたりして、手の空いてる時に「どんなもんじゃろ?」と雰囲気をみてきました。写真は午後5時過ぎ。夜8時迄と聞いていたので、結構人いるかな?と思ってたけど、時間が中途半端だったのか意外と空いてました。
ラーメンと言えば、我が相方様ですよ。「餃子星人」ということはブログを読んでいる方であればご存知のことでしょうが、彼はラーメンも大好き!!です。
学生時代を京都で過ごした彼の思い出の味は、「屋台時代の横綱ラーメン」らしい。デス。
私もいろいろ京都のラーメン屋さん連れて行ってもらいました。最初私の中の京都ラーメンって、和風というかあっさりしたものだと思っていました。ところがどっこい、とんこつ醤油系の濃いものでした。どのお店もすごくおいしくて、「また行きたい!!」と思いました。知り合いにラーメンを食べる為だけに日帰りで京都へ行く人がいますが、気持ちはわかります。
あと相方様は、二郎ラブの「ジロリアン」です。いつも一口、口に入れた途端瞳孔が開きます。(心底うまいモノを食べた時、彼の瞳孔開くんです。わかりやすいです。)
見た目に反して?ケモノ系ラーメンが好きな相方様でございます。
ラーメンって一般大衆向けのものだけど、実に奥が深い食べ物ですよね。人によって好みもはっきりわかれますしね。自分がおいしいっ!と思っても、他の人にはそうでもなかったりして…。その逆もありますけど…。でも、きれいにまとまりのあるチェーン店のラーメンよりは、個性がくっきりでてる個人店のものに惹かれますね。
「これがウチの味だよ!どうだっ!」って感じのものに惹かれるかな?
あと私の中のラーメン屋としての必須条件?は、油で床が滑るような小汚い店で使う丼は昔ながらの中華丼。ってことでしょうか?高級志向のラーメンは苦手です。
ラーメン・餃子に関しては、我が相方様にバトンタッチしていづれ語っていただくことにしましょう。けっこう面白いと思います!
「来るつもりなかったんだけど、たまたまHPでバニー見たもんだから一言言ってやろうと思って来ましたよ。」
色黒の顔に独特のヘアースタイルの男。彼はいつも突然現れる。
洋服を見にくるのか?それとも僕を茶化しに来るのか?当店が営業しているかどうか確認しに来るのか?
にやけながら「店辞めたのかと思った!」「僕が来たら前のドア閉めて貸切にしてよ」
「客の事を客と思わない、こんな店ないよ!」等、もう言いたい放題である。
でも憎めない。僕も全く気にしない。気も使わない。そんな間柄。彼とはもう20年位の付き合いだ。彼は保険屋さんだから、スーツは戦闘服だ。
「アルバーノのスーツ着たら、他の店のは着られませんよ。長谷川さんが選ぶんだから間違いないですよ。」「うまくいっているのは長谷川さんの店だけですよ。」仕事柄か性格なのか人を持ち上げることは天才的だ。いつも目が笑ってるけど…。
確かに当店のスーツ以外着ているのは見た事がない。彼は4年に一度のペースでスーツを新調する。自称オリンピック男。「前のものでいいですから、安くて掘り出し物ありますか?」僕も彼に合うサイズを在庫から探す。ボリオリ2着、決めてもらった。彼はブランドには特にこだわらない。アルバーノのスーツが彼の仕事に対するモチベーションを上げるのに役に立ってくれればいいと思う。なかなか20年に及んで当店のスーツを着続けてくれるお客さんは多くない。
お客様と当店の信頼関係。4年に一度でも、5年に一度でもいい。プロパーでもセールでもいい。スーツを買おうと思った時に、真っ先にアルバーノが頭に浮かんでくれれば、スーツ屋としては喜びである。
彼とはこういう関係をこの先も続けていきたい。
「あまり来たくないけど、今度来るのはまた4年後にしとこうか。でもその時長谷川さん生きてるかねぇ。」と言って彼はスーツを引き取っていった。
彼のリクエストに応えての今日のブログです。
昨年愛聴盤で紹介した現在世界最高のソングライター、カエターノ・ベローソ。彼の美しく、哀愁に満ちた世界観。このブラジル人歌手の根底に流れているのは、イタリアである。1997年、イタリア映画監督フェリーニの故郷でフェリーニと妻のジュリエッタ・マッシーナに捧げるコンサートを行った。
少年時代の体験でカエターノは、「私の人生形成の上で最も決定的だった出来事のひとつは、故郷の映画館で日曜の午前中に上映されたフェリーニの『道』だった。それを見た私は、一日中泣きっぱなしで昼食をとる事もできなかった。」と語っている。
それ以来彼はイタリア映画に敬愛の念を抱いている。
イタリアでもカエターノの人気は高く、彼の歌はイタリア人に愛されている。相思相愛である。この時のライブは、日本でも発売されている。機会があったら聴いてみて下さい。余談ですが、カエターノがステージで着用しているブランドは、イタリアのロメオ・ジリである。(バブル期イタリアンブランド全盛時代、個性をはなっていた。)
『道』フェリーニ作品の中では、一番わかりやすくシンプルな内容。イタリアってやっぱり人間くさいっていうか、人の心を揺さぶるような演出が上手いんだよな。ストレートな人間愛。家族愛。わかりやすすぎ。
僕がこの映画を観たのは、30歳位の時だったかな。年齢的にも良かったのか、観終わった瞬間呆然として、暫く動けなかった。なんて言うんだろう、世の中の景色が急に変わったように感じた。本当に。カエターノもそうだったんだろうなぁ。同じ思いをした人が世界中に沢山いると思う。
カエターノがこの映画に感銘を受け、今の音楽人生に大きく影響を受けているように、この映画に衝撃を受けた富山の一青年も、今経営しているイタリアンファッション店の精神に、フェリーにの幻を重ねているのかもしれない。
寒中お見舞い申し上げます。
今朝の気温は氷点下で、寒くて鼻が冷たくて目が覚めました。
路面も凍結していて、車はノロノロ運転。私も滑って転びそうになりました。アブナイ。アブナイ。
ウサギ店長と迎えた2011年。
今年はどんな一年になりますでしょうか?
ちなみにどんな占いを見ても、今年の私は良い事ばかり書いてありました。
初詣でひいたおみくじも大吉でした。なんか良すぎるとかえって、大丈夫かいな??と思ってしまったりして…。天邪鬼な私です。
お店は2日初売り、セール開始です。
気がつけばもう1月も10日なのね。ずっと毎日バタバタと慌しく過ごしているせいか、すっかり日にちや曜日の感覚がなくなってしまいました。
そうそう店長のお正月の挨拶もおおむね好評のようで、二人で胸をなでおろしております。相方様は、皆ドンびきしたらどうしよう。ってかなり怯えていました。私も企画をもちかけた者として、少なからず責任を感じておりましたのでよかったです。二人して小心者です。
セール状況ですがサイズ、色、柄など、なにぶんこの時期なのでバラバラけど、でも合えばラッキー!!掘り出し物はありますよ。
そろそろ2011A/W展示会シーズン到来ですし、春夏物の入荷も控えており、まだまだ気がぬけません。というか、ますます気合いを高めていかないとダメですね。
エネルギーチャージしないとね!(もうトシなのよ…。私)頑張らねばなりません。
これからが寒さ本番。みなさんも風邪などひかぬように元気はつらつにお過ごし下さいませ。
(写真は私がひいたおみくじです。頂いた一文字は「華」。ちなみに相方様は小吉で、頂いた一文字は「武」でした。)