先週フィナモレのシャツが入荷した。スーツからネクタイに至るまで、イタリアンファクトリーにオーダーする。一番仕上がりが気がかりで楽しみなアイテムは、シャツではないだろうか。店の個性、センスが問われる大事なアイテム。
シャツは、第2の肌であり自分をストレートに表現する武器。だから細部まで拘りたい。本場イタリアでは、シャツメーカー・工房が北から南まで沢山存在する。
地方・工房によって、製法・特徴・クセが千差万別だ。
アルバーノでは、ドレスシャツ、カジュアルシャツには拘り愛着をもってきた。
バイイングするにあたり、まずは慎重に着心地を試してみる。ボディサイズを確かめ、プルオーバー、7分袖等デザインを選ぶ。そして、大事な襟型を選ぶ。前たて・カフス・後ろプリーツ・ボタン等ディテールを決める。重要な着心地を左右するハンドの割合もしくはマシンメイドかを選ぶ。
そして、ファブリック。僕自身大のファブリック好き。インテリアでは、カーテン・壁紙・ソファー勿論洋服も。その中でも一番面白いファブリック選びは、やはりシャツ。
選ぶ人のキャラクターがでる。沢山あるファブリック(10cm四方の大きさ)から、出来上がりを想像する。大柄なファブリックは、仕上がりをイメージしにくい。場合によっては、クレリックも指定する。それで渾身のオリジナルシャツ決定。
届いた時のドキドキ感はたまらない。出来上がったものは、正にアート。いい作品に仕上がったと自画自賛する事もあれば、こんなはずでは…。と失望することもある。
お気に入りの一枚は、額に入れて飾りたいくらいだ。タイトルをつけようか、この作品を誰が見初めてくれるのだろうか。
いやいやシャツは着てみて初めて評価されるものです。
今年の夏は、一体どうなってるんでしょうね??
これから「秋」という季節がホントにやってくるのかどうか?ちょっと不安になってしまうくらいの暑さの日々。
日本もヨーロッパのようにバカンス制度を取り入れて欲しいな。なんて思ってしまいます。
昨日は立秋。暦の上では、もう秋なんですよね。
お店の方には、ちょっとずつですが秋冬商品が入荷しつつあります。
こちらの世界は「秋」に突入。
皆様の中には、この秋の自分コーディネートをもう考えちゃってる方もいるのかな?
ここでひとつお詫びをば。
ボリオリK.ジャケットですが、当店入荷分は完売いたしました。
アルバーノでK.ジャケットを!と考えて下さっていた方がいらっしゃれば、ごめんなさい。
しかし、ボリオリ、K.ジャケットだけがすべてではありませんよ。
アルバーノでは、各アイテム各サイズ1点ずつの入荷となっております。
(なので、早い者勝ちということが多々あります。)
そのかわりと言ってはなんですが、生地やモデルのバリエーションを多く入れてます。
気になるアイテムがある方、遠慮なくお問い合わせ下さい。
東京3日間仕入れに行ってきました。初日水曜日は炎天下、246青山通り界隈を回りました。毎日暑い、暑いと言っても、商店街の中日中外にも出ず、クーラーの効いた店でラクラクと仕事をしている僕には、お天道様の光線にはさすがにクラクラでした。
もう10年も続いている7,8月の出張ですが、風邪気味だったせいか?トシをとったせいか?ちょっと堪えました。
2日目いつもならイヤな雨も、暑さや日差しを和らげてくれて恵みの雨でした。
仕入れの成果は?新しい運命的な出会いは?ん~勿論長年やっていると出会いもあれば別れもあります。悲しい別れの宣告も一つありました。あまりいい報告ではありませんが、熱いラブコールを投げていたので、かなりショックを受けました。でも、好感触を得た出会いもありました。想定外の出会いに目が輝きました。正式に付き合いを申し込みました。今後どう発展していくでしょうか?
そして今深夜0:30、隠れ家僕の音の書斎にて出張の疲れを癒しています。
アンバーのお香をたいて、誰にも邪魔されず一人になれる空間。
今回のレコードは、真夏の夜に心地良く響くスティールドラム。
THE WEST LAND STEEL BAND、「THE SOUND OF THE SUN」こんなカリプソのアルバムは真夏にしか聴けません。ジャケ買いですよ。内容もNICE!当たりです。
続いてSON HOUSE「DEATHLETTER」一転してブルース。久しぶりだなブルースのレコードを聴くのは。昔は、ブルースにどっぷりつかった事もありました。当店を昔からご利用の方はご存知でしょうが、今の店名ALBANOになる前は、BUDDY GUYという名で10年以上やっていました。勿論店名は、名ブルースマンBUDDY GUYからそのまま拝借しました。当時はブルース好きの方が不思議そうに入ってこられて、僕に「BUDDY GUYって、あのブルースの…ですよね?」と、たまに聞かれました。なぜ洋服屋がブルースなのか聞かれ返答に困りました。コテコテのBUDDY GUYはブルースマンの中でも、特に好きな方ではなかったので、「ただなんとなく響きが格好良いから」と答えていました。
当時は展示会でよく一緒になるブルース好きの他店のオーナーから、よくつけたよねぇ。とホメられ?呆れられて?ました。
まぁそのBUDDY GUYもレディースを始める時に、GUYは不似合いだという訳で役目を終えました。それで5年前にALBANOが誕生しました。
あ~気がつけば3:00です。気がつくと3時間位すぐたっちゃうんですよね。
やっぱり富山に帰ってくるとホッとしますね。東京の雑踏から離れ、緊張感から開放された気分です。我が愛しの富山。だけど数週間たつと、またあの刺激も恋しくなるんですよね。
一体この暑さは、いつまで続くのでしょうか?
気がつけば8月です。こう暑いと日や曜日、はては月の感覚までなくなってしまっているようです。
昨日8月1日は、神通川花火大会がありました。約3000発の花火が打ち上げられたそうです。
店を閉めてから、散歩がてら花火見物へ行ってきました。
豪快な打ち上げ花火。夜空に咲き乱れる花々のような花火。やっぱり夏は花火ですね。
わずかな時間でしたが、日頃のあわただしさを忘れるひとときでした。
出張の疲れも吹き飛んだかなぁ。
*しっかし、花火の写真って撮るの難しいッ!!痛感いたしました。
あの美しさ、豪快さを皆さんに伝えたかったのになぁ。
31日早朝に夜行列車にて、富山到着。ほんの少し休んで、そのまま店へ。
さすがにしんどかったですね。恐れていた通り?能登号の車内が冷房が効きすぎて、まるで冷凍庫のようだったのが、余計にしんどくなってしまった原因かもしれません。
なんとか3日間、無事にオツトメが果たせてよかったです。
秘密兵器(?)にしたいと思っていたブランドがポシャッたり、期待していたブランドの内容がイマイチだったり、その反面思いがけず良さげなブランドと出会えたり、アルバーノ長年の願い(?)が叶いそうな気配もあったりと、今回も悲喜こもごもの展示会めぐりでした。
写真は、ボリオリ・フィナモレ等を扱っているアマンさんのショールームです。
明るく開放的な感じでしょ?展示会シーズンは、いつもたくさんの人でひしめきあってます。雑誌でお見かけするショップの方もいたりします。
相方様も担当の森さんも顔出しはご勘弁を…。ということで。残念ですが、それは今度のお楽しみ。
インポートは、小さな生地から出来上がりをイメージしてオーダーです。これが、ホントに大変です。
これは絶対いけるっ!と思っても、実際商品になるとう~ん??ということもあるし、その逆に意外と良い仕上がりになることもあります。
イメージ通り格好良く仕上がってきた時の喜びは、格別です。
まだまだ2011S/Sのオーダーは、すべて終っていません。今しばらくは産みの苦しみが続きマス。いろいろな店がいろいろな物を仕入れていますが、たとえ取り扱いブランドが同じであっても、アルバーノにあるものは日本で、いえ世界にたったひとつのものかもしれません。
めざすは、「ONLY ALBANO」