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2012年05月06日

店長の愛聴盤シリーズ37

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「BRAZILIANA」 LUIZ BONFA & MARIA TOLEDO
ゴールデンウィーク、アルバーノ楽園も最終日です。昨日は祭りの後の様な静けさでした。そんな思い通りにコンスタントにいかないのが商いです。わかっております。
昨日の新聞に大きく腕時計の通販の広告がのっていました。どこの時計かと見ると「ヴェルサーチ」と書かれているではありませんか。アルマーニ、フェレと共にバブル期に3Gと言われたあの高級デザイナー。こんなご時世ですから何が起こっても不思議ではありませんが、当時は手が出なかったあのブランドがこんな商売を?イタリアンブランドはプライドが高かったはず。どんな金をつまれても名前を売る事は魂を売る事に等しい事でした。バブルから20年以上経ち、ヴェルサーチも今はこの世にはいません。誰が跡を継ごうとデザイナー亡き、デザイナーブランド。道は険しいんでしょう。本人のクリエイティブな息遣いがなくなると魅力は薄れます。昨今バッグやシューズのブランドは、優秀なデザイナーを起用しビッグメゾンとして売る時代であります。ただ、洋服のデザイナーブランドの場合本人がいなくなると、アイデンティティが失われます。再生しているブランドもありますが、そこに個性の本質が見えるでしょうか?今のヴェルサーチにはヴェルサーチの戦略があるのでしょう。ヴェルサーチの行く末を僕が心配してもしょうがないのですが…。個人的にファッション界の栄枯盛衰を感じた広告でした。
ゴールデンウィーク愛聴盤の旅。ラストは音楽大国、ブラジルです。10年以上前日本中にカフェブームが起こり、ボサノヴァ等がカフェミュージックとして脚光を浴びました。僕もラテン音楽を聴き始め、ブラジルの音世界の奥深さを楽しませてもらいました。ブラジルのアーティストを何度か紹介していますが、今日ご紹介するのは、ボサノヴァ広しと言えど最高の夫婦デュオ。ルイスボンファの温かいギターとマリアトレードの素朴で美しい歌声が生み出した永遠の一枚です。仲の良さがヒシヒシと伝わってきます。インストゥルメンタルあり、口笛あり、スキャットあり。夢のような時間が過ぎていきます。
夢のゴールデンウィークは終わりますが、これから夏にかけてこの至福の一枚があれば、夏の避暑地はあなたのものになります。

2012年05月04日

店長の愛聴盤シリーズ36

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「HAVIDAD CON MERCEDES SOSA」
ゴールデンウィークも後半。今年は、やはり予測不能にフィーバーしております。うれしい悲鳴です。この調子、この調子と調子にのりすぎると、スコーンと落とされそうなので期待はしません。のんびり、マイペースで。
ゴールデンウィーク後半は旅行の方も?今回はテレビの旅番組の話です。最近やたら多いですね。街歩き、鉄道、バス、空港…。いろんな視点でやっています。
僕も見るのは好きなんですが、すごいのは僕の母です。昔から電化製品、デジタルオタク。勿論、部屋毎にテレビ、DVDがセットしてあります。録画マニア、そして旅番組マニア。ハードディスクにとりまくり容量一杯です。DVDにダビングしたコレクションは膨大。
「部屋に居て世界旅行できるんだからいいじゃない。」まぁもっともですが、とりすぎじゃないの?全部見てるんですかね?僕の音楽依存症も、そうした母のDNAなんでしょうね。僕が過去に見た旅番組No.1は、十数年前にCSの旅チャンネルで放送された“ルート66”という番組です。むちゃくちゃハマリました。録画したビデオテープが擦り切れる位見ました.。この話は長くなりそうなので、また今度ゆっくりと。
今日はゴールデンウィーク企画?僕の愛聴盤による音楽の旅です。ハワイ、キューバときて、今日はアルゼンチンです。一時は音楽大国ブラジルにはまりましたが、今はアルゼンチンの音楽がマイブームなんです。ブエノスアイレスという響きだけでワクワク、ソワソワします。旅、哀愁、タンゴ、酒場…怪しさがつまった街。
タンゴもいいですが、今日はフォルクローレです。「コンドルは飛んでいく」のイメージでしょうが、現代のフォルクローレは、色んなメロディ、リズムがあり、民族音楽だけにとどまりません。
僕が魂を奪われたのは、フォルクローレの女王、メルセデス・ソーサです。なんて大らかで包容力のある素晴らしい声なんでしょう。まさに、「大地の歌声」。彼女の力強く優しい母性が心の中に染み込んでいき、ものすごく癒されます。沢山アルバムを出しています。僕も沢山聴きました。どれもいいのですが、このアルバムは特にスローで美しい曲、エモーショナルな曲に溢れています。いつまでも彼女の声の余韻に浸っていたい気分です。南米の広大な大地とそこに生きる人間の苦悩と希望が混ざった感情から生まれたフォルクローレ。アルゼンチン、一度は訪れてみたいなぁ。あっそうだ!母のDVDコレクションにきっとあるはず。聞いてみようっと。

2012年05月01日

店長の愛聴盤シリーズ35

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「Mateo] Mateo Stoneman
ゴールデンウィークも最初の3連休も終え今日から5月です。昨日はアルバーノ楽園もお陰様で盛況でした。「スーツが欲しい時は遠くてもアルバーノさんですよね。」と遠方から足を運んで下さった方。
「東京中見たけどこんなメンズのようなフィナモレを見た事がない。格好イイ。」とフィナモレ・レディスのエドワルド(女性版セルジオ)に感激され、購入された帰省中の女性。
「暇だったからちょっと寄っただけなんだけど、車で聴くのにいいCDない?」とのんびりお過ごしの方。ありますとも!音楽の話になると僕のサービス精神は全開になります。バラエティに富んだ来客の方々で充実した一日でした。ゴールデンウィークまだまだこれからですから、アルバーノパラダイスに是非遊びに来て下さいね。
最近愛聴盤シリーズご無沙汰していて、極少数のファンの方からお叱りを受けていました。ゴールデンウィーク中は、のんびりお過ごしの方に気分だけでも旅行モードにトリップしていただきたく、ワールドミュージックをご紹介いたします。
今日は、キューバの香りと哀愁を満喫していただきましょう。隠れた宝石発掘しましたよ!音楽も服も人も出会いは大切です。これはいいっ。大傑作!(いつも言ってるような…。)本当におススメです。キューバに憧れたアメリカのシンガー、マテオ・ストーンマン。コテコテのキューバではありませんが、ラテン×アメリカ。シガーの香り漂う優雅でロマンティックなサウンド。マテオの優しく中世的なシルキーヴォイスにユルユル・フニャフニャになります。バックはあのブエナビスタがゆったりと演奏しています。キューバ音楽にあまり興味の無い方でもわかりやすく心地よくなってもらえます。ハワイからキューバへ。ゴールデンウィークは音の旅は続きます。

2012年04月29日

店長の愛聴盤シリーズ34

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「Tender leaf」
ゴールデンウィーク突入して2日目。爽やかな朝です。昨日は一昨日の晩ハメをはずして飲み過ぎまして、顔はむくむは二日酔いだわ、お恥ずかしいところをおみせしました。プロとして自覚が足りませんね。反省。
今年は、9連休のロングバケーションの方も多いのでは?旅行・リゾートへのお出かけの方ゆっくりお楽しみ下さい。もしご予定がなくのんびりとお過ごしの方、暇つぶしにでも遊びにいらして下さい。ゴールデンウィーク忙しくなって欲しいのですが、僕の記憶によると…??予測不能です。あまり期待しないようにしています。連休はとれませんが、僕達もお客様と同じくリラックスさせていただきます。店内リゾート状態です。題してアルバーノ楽園。一歩足を踏み入れるとそこは洋服のジャングル。服屋のドンキかはなまたヴィレッジか?頭上のシャツ、ジャケットにはご注意を?気楽にいきます。買ってください。とは申しません。勿論入場無料。気軽にご試着を楽しむなり、ソファで雑誌を読むなり、お好きな時間をお過ごしください。トロピカルドリンクでも用意しときますよ。これが個人店の醍醐味です。
今日は愛聴盤です。アルバーノ楽園では気持ちのいいワールドミュージック沢山セットしてあります。
さて、今日は何にしようかな?エキゾチックなマーティンデニーかアーサーライマンといきたいのですが、さすがに店内に南国鳥や動物の鳴き声はまずいですね。という事で、ハワイの美しいビーチ・空・空気をイメージするコンテンポラリーハワイアンサウンド。
テンダーリーフが1982年にリリースした奇跡の一枚です。自主製作という事もありレコードは破格の値段がついているそうです。2000年に遂にCD化されました。典型的ハワイアンミュージックとは違いますが、スウィートなコーラスがキラキラしたギターサウンドに絡み気持ちよくしてくれます。クラブでも(僕は行きませんが)レアで超人気のレコードで大人から若者まで楽しめる一枚です。
アルバーノ楽園では、音楽も洋服も「無名でも一級品」をコンセプトに皆さんにおススメしております。

2012年04月14日

ヒーロー

ダルビッシュもメジャーデビュー。野球シーズン到来です。しかし、野球界も変わりましたね。日本プロ野球のスタープレイヤーも次々とメジャーリーグへいき、野球ファンの楽しみ方も人それぞれ多様化しています。
特に好きな球団もない僕に10数年来野球を楽しませてくれるのは、前にも書きましたがサムライイチローです。いまやメジャーのスタープレイヤー、いや世界一のプレイヤーです。昨年は連続200本安打記録がストップしました。僕の勝手な見方ですが、一つの区切りとして良かったんではないかと…。
日本のマスコミは、イチローに記録ばかりを求める。イチローもそれに応えようとする。怪我もせずメジャーで10年も200本安打を打ち続ける。天才イチローにしか出来ない事だし、その陰には肉体的にも精神的にも厳しい自己管理、大きなプレッシャーとの戦い、想像を絶する努力があると思います。でも、200本安打だけがイチローではありません。もういいじゃないですか。素晴らしい記録を残す事は大事ですが、それだけがいいプレイヤーだとは思いません。ファンに夢や希望を与えてくれるのが、本物のプロフェッショナルであり、スタープレイヤーだと思います。イチローの可能性、思考力は無限大です。今年からイチローは3番を打ちます。これが見たかったんですよ。大暴れして欲しいなぁ。彼のことですからきっと何かたくらんでますよ。彼なら不可能な事でも可能にしてくれそうです。僕が夢見ている事、手が届かない事をイチローの活躍にたくし、重ねます。自分が悩んだり壁にぶつかった時は、イチローのことを思います。「大丈夫。自分を信じて。きっと乗り越えられるよ。」僕に愛と勇気とパワーを与えてくれます。僕の心のヒーロー。アスリートとしてだけじゃなく、人間性、生き様全てを尊敬します。
イチローも気が付けば、38歳。早いもんです。もう立派なベテランです。本人も長くプレイしたいと言っていますし、あと10年位は僕達を楽しませて欲しいなぁ。
日本がアメリカに誇れるサムライ。彼と同じ時代に生まれ生きていることに誇りと喜びを感じます。
我が心のヒーロー。皆さんの心の中にヒーローはいますか?

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