毎日エレベーターの様に気温が上がったり下がったり。今日は何を着ようか?と毎朝悩みます。選んだのはフィナモレの白シャツにノティファイの白スキニー。そして、シャツの上には長年愛用しているフランコ・ジッケの黒のニット。
このニットは手放せません。薄手のハイゲージでストレッチウールのニット。これが丈夫なんです。サイズ感もジャストフィット。何年着てるかなぁ。
フランコ・ジッケ。皆さん聞きなれないブランドでしょう。あまり雑誌に登場はしませんが、昔はイタリアのジョンスメドレーと言われ、大手セレクトショップでも扱われていました。初めはフェリージを扱うフィーゴさんが輸入していましたが、その後代わりまして当店で直輸入するようになりました。豊富なカラーバリエーションはすごかったですね。
アイテムごとにメインを決めて奥行きをもたせて仕入れるやり方は、アルバーノ流です。ハイゲージのシーアイランドコットン等ワンシーズンで15色位やっていましたね。紡績業を100年位やっていたブランドなので、糸の質も良かったです。ジッケファンも大勢いました。
しかし、数年前に経営破綻しました。歴史あるブランドなので、新しいスポンサーがつき今でもブランドとしては存続していますが、工場も変わりクォリティも変わりました。(いちおう見てみました。)そんな訳で残念ながら今は扱っておりません。
今も店内にシーアイランドコットンのハイゲージニットが多少残っています。冬はミドル、ローゲージのニットカーディガン、ブルゾンが大ヒットしました。来秋冬の展示会では行くところところで、ニットブルゾン、ジャケットが花盛りでした。当然仕入れましたよ。やはりトレンドも取り入れていくことは、この業界のオキテですから。ただ、ハイゲージ・ミドルゲージのベーシックニットは好調とは言えません。定番とは言え皆さん何枚もお持ちでしょうから、ちょっと一服かな。
僕の春のカジュアルスタイルには、ハイゲージニットと巻き物のコンビネーションが永久不滅です。でも、そんなスタイル最近少ないよ。いいんです。店内に残っているフランコ・ジッケのニットを毎年一枚ずつ僕のワードロープに入れていきますから。
「さぁ今年は何色のニットにしようかな。」
♪汽車を待つ君の横で僕は時計を気にしてる。季節はずれの雪が降ってる…。♪
桜の季節が近づいているというのに、今朝の富山は雪が降っています。
出会いと別れのこの季節。着るものに頭を悩ませるのは僕達だけではないでしょう。春物が入荷し始め1か月半程たちますが、お目当てのものは手に入れられたでしょうか?本番はまだまだこ・れ・か・ら。
最近愛聴盤シリーズご無沙汰しておりますが、今日はGOODTIME MUSICです。気分で店内BGMをセレクトしながら書いております。
今の気分はモダンジャズです。巨匠マイルス・デイビスです。週一くらいでモダンジャズはかけております。カウンター後ろに飾ってあるジャズのレコードジャケットを見て、お客様から「ジャズがお好きなんですか?」とよく尋ねられます。いろんなジャンルの音楽を聴いてる僕の中でジャズはなくてはならないものです。ただ、ジャズ通ではないし、正直モダンジャズとなると得意ではありません。
ジャズのビート即興演奏は、難しい顔をして腕組みして聴く大人の音楽というイメージなんです。好きになろうと沢山聴いていますがなかなか入り込めません。多分モダンジャズを好きになると他の音楽は聴かなくなるんだろうな。
ところが不思議とふと入った店で、マイルスやコルトレーンなんかが流れていると心地よく感じられ、ジャズっていいよな。と思うんですよね…。
今かけているのは、マイルス・デイビス&ミルト・ジャクソンクインテッドですが、ヴィブラフォンという楽器の音色は大好きでミルトのヴァイブがマイルスのトランペットに気持ち良く絡みます。やっぱりスーツ屋にモダンジャズは合うんですよ。店内の空気をお洒落に変えてくれるんです。やっぱりモダンジャズは僕にとってフィーリングで聴く音楽なんです。あと、ジャズはやっぱりジャケットですよ。なんで50・60年代のジャズのジャケットってこんなにアートで恰好イイんですかね。BLUE NOTE、PRESTIGE、IMPULSE。このCDもそうなんですが、マイルスの写真にこのブルーのコーティング。深いブルーの世界。ブルーフェチにはたまりません。レコードであれば、絶対どこかに飾りたくなりますよ。ジャズはアートです。
さぁ今日も頑張って売りまくるぞ。僕にはマイルスという強力な味方がついてるんだも~ん。
今週前半は雪が降った富山。近づいていた春もちょっと足踏み状態か??
ずっと出張だ、商品の入荷だ、なんだかんだでバタバタした日が続いておりました。
風邪をひいてしまいました。潜伏期間等を考えると東京でもらってきたように思います。
我が相方様も同じく風邪をひいております。この数年間周りでどんなに風邪が流行っていても、風邪をひかなかった私。「○○は風邪をひかない。」って言うけれど、そうなんかなぁ~なんて思っておりました。これで私も○○返上か??なぁ~んちゃって。
しかし、ツライなぁ。最初は喉の痛みから始まりました。今はくしゃみと鼻水。みずっぱながひどいです。汚い話ですが、黙っているとツ~っと鼻水が流れでます。そんな訳でティッシュで鼻栓をしております。思うように仕事もできず…相方様ごめんね。一日のシメは銭湯でゆったりと過ごすのが私の日課でありますが、今日は無理かなぁ。無理だよなぁ。そうだよね。家で足湯でもしましょうか…。
季節の変わり目は体調を崩しやすいので、皆さんご注意を!
いつからか「コラボレーション」という言葉がよく聞かれるようになりました。交わるという事でしょうか。昔だと合作・共演・ジョイントということですよね。個と個が交わって新しいものを生み出す。いろんな分野でコラボされてます。音楽の世界にも。相性の良さそうなもの同士のコラボもあれば、全くタイプの異なるコラボもあります。
1+1が何になるかがコラボの醍醐味です。必ずしも答えが2や2以上になる訳ではありません。先週7日、8日と東京へ仕入れに行った時に久しぶりにLIVEを観ました。なかなか観たいLIVEと出張がピタっと合う事はありません。今回は珍しい事です。(東京出張前は毎回必ずLIVEスケジュールをチェックします。)
今回は、ブラジルのシンガー、ヴィンシウス・カントゥリアとジャズギターのビル・フリーゼルのコラボです。畑違いの2人ではありますが、僕の大好きなミュージシャンが同時に見られるのです。こんな幸せありましょうか。2人が別々に演奏するのではなく、まさに掛け合いコラボです。例えればボリオリとインコテックスが共演?コーディネート?するようなもんですよ。悪くなる訳がない。渋谷の道玄坂にあるマルチホール。座席は前から4列目のド真ん中。なんと隣りには僕の音楽の師、ピーターバラカン氏が!
ステージにはアコースティックギターとエレクトリックギターのみ。そこに2人が登場し、静かにパフォーマンスが始まった。美しいギターの掛け合いに息をのむ。そこにヴィニシウスの囁く様なヴォーカル。その様子を嬉しそうに伺いながら(手元はあまり見ず)、ビル・フリーゼルは高度なテクニックを駆使する。彼にしか出せない浮遊感のある個性的なギターの音色をからませてくる。まさに「あ、うん」の呼吸。
2人のコラボは、幻想的な音空間を作り出し会場を包み込む。熟練の大人2人による大人の為の大人の音楽。90分がアッという間に過ぎた。レコード、CDもいいけれど、やはり生で聴く音に優るものなし。
いい音楽、アート、映画に生で触れる事は、感性を研ぎ澄ませてくれます。1+1が何になったかはわかりませんが、コラボレーションの素晴らしさを実感した夜でした。
3月ですね。なんとな~く春の気配が感じられるよな?今日この頃。皆さんお元気ですか?
今朝いつものように夜行バスにて、東京より戻ってまいりました。ちょっぴり仮眠をとりまして、元気はつらつ!(ホントはデロデロに疲れている…。)お店にでております。
今回の出張も中味は濃い、めちゃめちゃ濃い。あっちゃこっちゃ歩きまわりました。
レディスで逃した魚は大きかった…。と思ったのもありましたが、メンズ&レディストータルで見れば今のところいい線でいっているのでは??さぁ~どうでしょうか?
でも、まだこの秋冬の仕入れはまだ終わっておりません。春夏物と秋冬物と頭の中で入り乱れる日々がまだしばらく続きそうです。
しかし、夜行バスはキツイです。東京~富山間も価格競争も大事ですが、ちょっとラグジュアリーな?バスにして欲しいです…。揺れがひどくないようなバスとか…。人間工学?にのっとって作られた座席シートとか…。酸素バーみたいにアロマバーのあるバスとか…。快適なバスの旅がした~いデス。