今月、来月あたりが春夏ブライダルのピークでしょう。最近はブライダルが簡素化しているとのこと。そのことがスーツに対する価値観にも影響を与えているんだと思います。というのは、以前は結婚式に招待されるといいスーツに身を包んでいくことが、一つの自己主張であり、男のステイタスでした。
結婚を機会にいいイタリアンスーツを新調する方も多かったです。
でも、そんな晴れの場でいいスーツをさりげなく着て、お洒落する精神や楽しみが薄れている事は非常に寂しい気がします。
今日はブラックスーツです。冠婚葬祭ばかりではありません。ビジネスとしてもブラックO.Kな時代でもあります。ブラックスーツを勿論洒脱に着くずす事も一つの武器かもしれません。Y's、コムデ・ギャルソンの黒は、昔社会現象にもなりました。憧れました。
そして、今年アルバーノが提案するブラックは、ガイオラです。
スタイリングは勿論、ネオナポリサルトスタイル。ノンパッドでもボリオリのDOVER程わかりやすいエレガントではなく、構築的でいい意味で目立ちすぎないスタイル。でも、その辺のブラックスーツとは一味も二味も違います。
今までスーツ屋アルバーノのブラックスーツコーナーには、ボリオリFが君臨していました。今後は、このガイオラ、ナポりモデルのブラックが冠婚葬祭の主力として、皆様の魅力を引き立たせてくれるでしょう。
ロマーノ・ルドルフィがデザインするクロージングブランドM57からウォッシュドコートをご紹介いたします。着る時期としては遅い紹介となりましたが、寒い時期はスーツの上に、今の季節でしたらジャケット代わりとしてシャツの上に羽織ったり…と大活躍します。
彼が手掛ける「サンフランシスコ」は、アメカジ風ワークウェアですが、M57ではイタリアンなクロージングを提案しています。このコートも程よい長さです。柔らかいコットンに強い洗いをかけ更にクタっとした雰囲気をだしています。
こういうコートが一枚あるとシーズンレスでいろんな使い方が出来ます。
1890年にテーラーとして創業した“ボリオリ”は、ファクトリーとして100年以上にわたり、スーツ・ジャケットを作り続けています。近年ドーヴァー・Kジャケット・コートという革新のスタイルで注目を浴びました。長年培ってきたサルトの技術があったからこそこれらの名作が生み出された訳です。
そのサルトの技術が今も忠実に継承されたものが、最高級モデルのH(アッカ)です。日本でもボリオリの代名詞として人気を得たモデルですが、この春夏を最後に姿を消します。
革新の老舗として、サルトリアHモデル最後のご紹介となります。
オーセンティックなスタイルに深めの段返り、イセこまれたショルダーにはやや丸みが出ています。高い完成度の仕立てにハイクラスの雰囲気は、着てもらえれば必ず感じてもらえるはずです。
2型入荷しています。ボリオリ最上級、最後の雄姿をぜひご体感下さい。
ボリオリ・DOVERスーツ、2型ご紹介します。濃紺1型はご紹介済みですが、残りはミディアムグレーと紺のピンストライプです。
もはやDOVERジャケットは説明不要でしょうが、スーツの方は皆様着てみられたことがありますか?
DOVERスーツのスタイリッシュな部分は、パンツのシルエットにも表れています。スソ巾18㎝のテーパードライン、ドロップ8のジャケットならではのこのパンツのシルエット。スーツで決めた時のエレガントさは、ジャケット単品とは別物。正直もっとファンが増えてもいいように思います。
昨年からジャケットのポケットのディテールは、選択できるようになりました。スーツだったらパッチポケットより玉縁の方をという要望も多かったので、そちらを選択しました。
勿論ジャケットとしての着回しもバッチリです。ミディアムグレーは、単品パンツとしても大活躍です。アルバーノある限り、DOVERスーツがある限り店内のスーツコーナーの一番目立つところは、DOVERスーツの指定席です。
当店で現在扱う唯一のドレスシューズブランド。
イタリア・ナポリ生まれのディメッラです。プライス5万アンダーで手に入る、スマートでエレガントなドレスシューズです。
スリッポンに良いものが多いのですが、定番のドレスにもかなり種類があります。その中からセレクトしたモデルです。
写真上から、ベーシックストレートチップは、黒とボルドーブラウン。ちょいロングノーズのストレートチップは、黒とアンティークブラウン。プレーントゥは、アンティークボルドー。
足馴染みのいいマッケイです。クラシックに今の気分を取り入れたラストは、イタリアの匂いです。