秋冬もやっています。春夏は、もっと、もっと、もっとやっています。やらない訳いかんでしょ。
皆様お待ちかね。アルバーノのお得意様からは、「エリコのいつものまだ?」という問い合わせが4、5件?いや、6、7件くらい届いています。
エリコ・フォルミコラの万能ワンピースカラーシャツ、「NISIDA」。
この万能ワンピースカラーをどう着るか?
いつも暑苦しいくらい襟型七変化を演出し、これ見よがしなおせっかい着こなしを在庫と自前からチョイスして、勝手にお披露目します。
まず、1番目。ブルーネイビーのウインドーペン?よくあるチェックです。
TITOのスーツに白系タイで、ソリッドタイで合わせると間違いないですよ。
あと第3ボタンまで開けてオープンカラーにしてますが、アンダーにTシャツ、ランニングを着てもいいですよ。
2番目。紺地に赤の大柄チェック。写真ではどうしても赤が目立ってしまう。決して派手じゃないですよ。)
第2ボタンまで開けオープンにして、オーバーシャツにできるのがカジュアルではオーソドックス。これもTITOのブルーJKで合わせてますが、襟を出すとちょいイヤらしい。襟は収めて、Vゾーン大胆に着るといいっスよ。
3番目。紺無地(無地は白、ライトブルーも入れてます。)
昔のペトリロの茶でマイクロ千鳥チェックJKに、3ボタン開けで合わせてます。イイネ!
白Tにシャツジャケット風に羽織っています。一つは襟ねかせて、ボタン一つ留め、もう一つは得意の襟立て(好きやなぁ。)で、前全開。そのうちの一枚は、久しぶりの顔出しはご愛嬌。
ラストは、1番目のブルーの色違い。だから出したんですけど、見ての通り襟はドレスで良く使う「LUCIANO」という襟型。NISIDAじゃございません。あしからず。
ちなみに、自前のガイオラ時代のピークドラペルのウインドーペンに、ちょっとハ~デ~なコーディネート。もう一つは、ギ・ローバーのシャツJKを羽織っています。ちなみにこれも在庫あります。
イイですよ!
以上ですが、他にもまだまだNISIDAございます。
もう1回ご紹介できれば、次回に。
ダブルよ来て!着て!バブルの再燃とは言わないよ。
きたら、大変だよ。僕はパープル。僕はグリーン。僕はイエロー。
なんて浮かれポンチになっちゃう。平和だったらそうなるかも。
メンズファッションのカギを握るアイテムとして、少しずつでも、ダブルの着用者が増えることだ。
ジャケットの選択肢に広がりがでる。パンツは2タック、インタック、ベルトレスと、徐々に足音が近づいてるんだから、ジャケットも…。
その為には普通のデザインのダブルじゃダメなんだよ。やっぱりどこか違うダブル。新しさ+αが欲しい。
オヤジは黙って襟広ダブルが僕は好きなんだけど、襟細でシャープなダブル、Gブランドの8つボタンダブル。
とにかく火がつけば、ダブル全体に活気がでるかも。
いつも書いてるけど、ダブルほどデザインがアートなものはないよ。
昨日に続き、襟広ダブル。今日はもう一つのデ・ペトリロのCAMERELLE(カメレール)モデルを。
個性で言ったらGABOに軍配が上がるが、このダブルも決して負けてない。
デザインは襟巾12㎝で、昨日のGABOと同じだが、、剣先は斜めに切れ上がり肩線に届きそう。
襟の外側のラインは、昨日と同じく鋭角にキレこんでいて似ている。
デザインの話から変わって、このカメレールモデル。作りはアンコン(芯なし)なんだ。
ナポリ服に芯なしのものはあまり無いらしい。元来 芯を入れても軽く仕立てるのがナポリ流。
ベニーさん(ペトリロ氏)は、ブランドを立ち上げる頃、10年近く前からこんなアンコンジャケットを作ってる。
僕が今も愛用しているウールモヘアのアンコンモデル。(その時はAGO E FILOと言っていた。)
もう10年近く経っている。ダブルの重い感覚は全くない。
このカメレールモデルの新しさは、襟広の貫禄あるダブルスタイルをアンコン仕立てで気軽に着られることにある。
生地はコットン100のバーズアイ。白いパンツが似合いそうな淡いブルー。
この襟広ダブルなら年齢制限はないだろう。
年を重ねなければ似合わない服はある。
例えば、襟広のダブルジャケット。
バブル時代イタリアものが席巻していた頃は、猫も杓子もダブルだった。
ダブルのデザインの面白さ、独創性を競い合っていた。ダブルが主役の時代。
あれから30年の時が経つ。日本ではダブルの再燃はおこらないようだ。
若い人が着こなすモードはダブルもある。
襟広のクラシックでイタリアンなダブルは、オヤジの特権。
悲しいかな僕は年はいってても、人間が軽すぎるのか、人生経験が乏しいのか似合わない。
僕が売った襟広ダブルを颯爽と着こなしてこられるお客様の姿に見とれながら、「いい仕事したなぁ。」と自画自賛することもある。(自分のことのようにうれしいっスよ。)
大人の男のファッションスタイルがサマになる最高のコスチュームだと思う。
多くの熟年男性にこんなダブルを着こなして欲しい。
きっとモテるはずだ。
GABOのPANAREAとデ・ペトリロのCAMERELLE。
どんなダブルでもいいわけではない。この2モデルを勧めることが自分のプライドだ。
今日は、GABOのPANAREA。ヴィンテージが現代によみがえったデザイン。
今 アルバーノにあるジャケットの中で一番カッコイイ。
このデザインだけは、永遠に変わらなくていい。
12㎝の幅広ラペル。剣先はとがって上に向かず先は丸くフラットに。
襟の外側のラインと留める真ん中のボタンのラインの角度は45度(一番上の写真)に近い。
それだけ襟が切れ込みVゾーンが狭く、広い襟を上の方で収めてる。
これがワンアンドオンリーなPANAREAのデザイン。
クラシックとモダンの融合。迫力とシャープさのハーモニー。悪そうだけどエレガント。
G.パジーニさんなら下に深VのTシャツ1枚着て、巻き物でアクセントをつけるだろう。
僕は、エリコのワンピースカラーのシャツでボタン2つ開け。
今回は、ウール・リネンのダークネイビー。プライスは、きっとサプライズ!だろう。
僕のサイズである42はないので、ワンサイズ大きい44と冬のPANAREAのグレーを着ております。
(上から3、4番目の写真。)
僕がフランス嫌いだって?嫌いじゃないんだけど、特に興味がない。というのが正しいかな。
僕の青春時代は、ヨーロッパと言えば、イギリス、フランスでしたからねぇ。
イタリアの文化なんて、日本では全く知られていなかった。
アランドロンがもてはやされた。「冒険者たち」、「太陽がいっぱい」 ジャンポールベルモンドの「勝手にしやがれ」 何度も観ましたよ。なんかクールなカッコ良さがあった。
音楽は、30代になった頃かな、ゲンズブールにちょっとハマった。
特にジャズとフランス語が妙に合うんだな。
もう亡くなってしまったけど、最近ではアンリ・サルバドールの晩年の歌は愛聴したよ。
肝心の服。青春時代DCブランドにドップリだったから、ギャルソン、ワイズ…フランス系モード。
ラコステとかセント・ジェームスと言ったフレンチトラッドには、あまり魅力を感じなかった。
商売始めてから、今でもやってるのはフランスのカットソーブランド、「マジェスティック」。
イタリアにはないもんね。
マジェスティック。レディースはずっとやってるんだけど、メンズはそんなに売れないからやったりやらなかったり。
でも、このブランドはホントいいよ! 流石 有名ブランドのOEMも手掛けるだけあって間違いない。
カラーリングもイタリアとはなんか違うんだよなぁ。上品、繊細さを感じる。
デザインも好きだし、とにかく丈夫。
当店にTシャツを探しに来る人は少ないんだけど、、最近ジワジワと売れているから、今回は少し気合入れてやりました。
まずは、長袖から。コットンストレッチのクルーネック。白に見えるけど、うす~いラベンダーの様な色。フランスらしい微妙な色。¥11000。
次は、コットンウォッシュ2色。襟ぐりは深い。グレーに少し青みがかった色と紺色をぬいたような色。
これもなんとも言えない色。¥10000。
4番目は、カーキの前開きシャツ。コットン100。¥15000。
5番目から半袖。クルーTシャツ。長袖と同じ色、素材。¥8100。
次は、コットンストレッチのTシャツ。白とノアール(黒)だけど墨色。¥8000。
7番目は、リネンストレッチ。クルーネック。黒とブルージーン。¥11000。
8番目は、コットンストレッチの花柄ブリント。クルーT。¥10000。スキッパーポロ¥13000。
ラストは、開襟前開きシャツ。コットンストレッチ。ブルージーンとカーキ。
プライスは、最初からついてくるから書きました。
近々追加でもう少し入荷する予定です。
僕は人のジャケット着用姿(自分が着る時も)で、どこを真っ先に見るか?
それは、首の後ろ、のぼりの高さです。
そこを起点に首に吸いつく上衿、肩先へと向かうライン、肩山、胸のドレープを見ます。
そこに作り手の個性が現れますから。
特に、のぼりから上衿に続く肩線の高さ、角度が命。
ここが、人のスタイルバランスを決める1㎝と言っても大げさではない。
僕は自分の体型に自信がない洋服販売員なので、少しでも自分のスタイルが良く見える服に敏感になります。
そこで出会ったイタリアのジャケットが、まさに僕のスタイルバランスを変えてくれたんです。
僕の人生において、まさに『運命の出会い』。(いいかげんにしろって?)
まだ、言いますよ。のぼりから肩線が1㎝高いと頭部が1㎝短くなり、身長÷頭部=等身(これは僕なりの方程式)が、なんとっ!大きくなるんですよ。ビックリしたなぁ、もぉ!
要は小顔に見える。
1㎝と言うのは、ちょっとオーバーかな、イヤ、1㎝でも違うはず、正確には1.5㎝~2㎝くらい違うと絶対にわかるはず。
イギリスの服は、のぼりは普通、肩線はパットが入ってフラットなイメージ。
もう一つ僕の妄想を書かせて下さい。(鼻で笑ってもいいですよ。)
ヨーロッパではイギリス、フランス人等と比べると、イタリア人は小柄なラテン系です。彼らのコンプレックスを埋めるのにジャケットののぼり、肩線を上げたというのが、僕の見解です。
イタリア人のスタイルの美意識が、ジャケットのカタチに影響した。これ、たまに接客で使う。
語弊があるかもしれませんが、日本人でも小柄な人にオシャレな人が多い、と思うんです。スタイルのいい人、大きい人は何を着てもサマになるでしょ。
長々とここまで書いてきて、何が言いたいか?というと…、ここから本題です。
今日 ご紹介するGABOのジャケットのことです。
GABOは、ハンド工程も多く着やすさ抜群、、仕上がりも美しい。
そして、当店は直輸入なので、みんな大好きアルバーノプライスになりま~す。
こんな素晴らしいジャケットが、こんなプライスで?? 普通あり得ませんね。
ダブルは大プッシュしているPANAREAモデルがあるんですが、シングルなんだよなぁ。
はっきり言うと万人ウケするモデルが…。
最初にトライしたジャパンフィットモデルは、背巾がタイトすぎてガッチリ体型の方には合いにくかった。
昨年やった世界的に一番人気のNEW NAPOLI。 良かったんですが、先程書いた僕のこだわり、のぼりから肩線の高さが1cm低い。ここはちょっと譲れなかった。
そんな訳で、昨年秋冬から始めたのが、TOTOモデル。
悩んだすえに選んだこのモデルが、一番万人ウケする僕の理想のモデルとして採用した。
今回 2マーク。紺のホップサック。スーパー130ウール。ラペル巾9㎝、ダブルステッチ。
もう一つは、ロロ・ピアーナのSUMMERTIME(ウール・シルク・リネン)を使ったさわやかなブルー。
こんな素晴らしいブランドが、完璧なジャパンフィットモデルを完成させたら、ホント鬼に金棒だよ。
僕の理想が高すぎるのかなぁ。