男のファッションは、、今どこに向かっているんだろう?
型にはまったスタイルは、徐々に減っている。
多様化が進み、人それぞれ自由きままに楽しめる時代だ。
そんな複雑な世の中僕達物売りは、何を扱っていけばいいんだろうか? なんて、儲けることをあきらめた僕が、悩むことでもないか。
イヤ、儲けることは捨てても、食っていけなきゃ困るんだな。あえてイバラの道を選び、ソロリソロリと歩んでいるアルバーノとしては、ちょっと変わったスタイルを提案していかないとね。
今 アルバーノでは、ここ数年静か~に推しているいるジャケットがあるんだ。
GABOのダブルスーツPANAREAモデルだよ。
どうも日本の男子は、ダブルというある意味強力なコスプレを使いこなしていないようだ。
ダブルは、昔から続く男を魅力的に映す武器の一つ。
バブル期のイタリアンソフトスーツのネガティブな残像を、多くの人々が持ち続けているようだし。
だから、流行ることは、恐らく、いや、絶対ないはずだ。
だったら、ワードロープに入れない手はないだろう。ねぇ、アルバーノ党の皆さん。
何度も書いているけど、「ダブルはアート」なんですよ。
バブルの時、みんなイタリア製のダブルを着てたかって?そんな人滅多にいなかった。何故か。
もちろん高かったこともあるけど、ダブルはデザインや色で売れた訳で、作りにはこだわってなかったから。
今ならそうはいかない。当時のようなブカブカなダブルじゃなくて、クラシックでシルエットが良くなきゃ。
とにかくダブルのデザインは、ホント千差万別。ボタンの数、配置からラペルの幅、角度…。
「ダブルはアート」なんです!
なんでもいい訳じゃない。人それぞれ好きなダブルを持ってなきゃ。どのデザインが好きかは個人の自由だ。
僕は、初めて見た時kら、このGABOのPANAREAに惹きつけられた。
風格、色気、エレガント、バランス…。これは武器になる。
他にもいいダブルはあるよ。でも、どんなダブルよりも魅力を感じた。
年齢、今の気分もあるかもね。でも、当店の20代のお得意様が、愛用してくれてるのを見ると、ものすごくうれしいし、客観的に見ても僕よりもずっと似合っている。
まぁ 話は尽きないので、PANAREAスーツ2型、JK2型です。
スーツは、グレー無地のサキソニー。続いて、チョークストライプネイビー。どちらも単品でも着回しやすいよ。
JKは、ロロピのジランダー、綾織りのブラウン。そして、ダークなギンガムチェックは黒×グレージュ。
最近 「この前買った開襟になるシャツ良かったんだけど、何か新しいの入った?」
という問い合わせもちょくちょくあり、人気が安定してきたのが、エリコ・フォルミコラのワンピースカラー「NISIDA」。
今季はキャンセルが多くでたため、さみしい入荷となってしまいました。申し訳ない。
季節感のある生地でなければ、もちろんオールシーズン着用可。
変幻自在なこのワンピースカラー、是非一度お試しいただきたい。
まずは、無地3色。若干玉虫のような微光沢がある、コットン100素材。ボルドー、ネイビーブルー、グリーン。
ラストは、ソフトネルの紺×黄のチェック。
インパクトがあるから一枚で着てもいいし、ジャケットのインナーに着るとお洒落な感じ。
♪革も無え、ダウンも無え、エキップ’70もなくなって入ってこねぇ~、オラ こんな店イヤだ~、オラ こんな店イヤだ~
昨日は結構店内もにぎやかな一日でした。
一区切りついた午後3時半頃 アチアチのたこ焼きでも食べようか、と近所のデパ地下に外出。
(僕が外の空気を吸うのは、昼メシの買い出しの時くらいなのだ。)
買ってから即効で帰ろうとした時、TELが。「お客さんだからすぐに帰ってきて!」と相棒から。
「せっかく出来立てのたこ焼きを買ったのに、ついてないなぁ~。」
なんて思ったとしたら、商売やめた方がいいですよ。
よほど売れて売れてしょうがない店なら、そんな風に思うんだろうけど…。
僕達サービス業は、お客様ファースト。ギアをチェンジ。
たこ焼きなんてその辺の坊やにあげて、ダッシュで戻らないとね。
戻ってみると、僕の同級生で同業者のT君でした。
「な~んだTかよ。」 同業者ではあるんだけど、売ってるものが違うからお客さんでもある。
だったら、たこ焼き分けて食べれたな。と、未練たらしく思ってると、お客様が次々と来店。
こんな日にアチアチのたこ焼きを食べようなんて、まだまだ甘いんだよ。
儲けまくって、「ちっ、ついてないねぇなぁ。」なんて言ってみたいもんだけど、一生ムリだな。
今日は、初登場ブランド。皆さん ご存知のブランドでしょう。チルコロです。
アルバーノもかなり前から勧められていたんですが、売れたブランドはやらないと、中途半端に手を出したくない、という自分勝手なプライドでやってなかったんですが、レディースをやってるのに便乗して少しやっております。
このブランドについての説明は、不要ですよね。
ジャケットから。まず、店内を見ると赤茶っぽく見えます。グレンチェックのお馴染みのプリントです。
¥63000+税。
次は、濃紺のベッチンのシャドーストライプ。光沢感が色っぽい。担当のTさんに押し切られました?!¥63000+税。
3番目は、お揃いのベストも別売りでつけられます。ツィードのプリント。合わせやすいライト系。
ジャケット¥63000+税。ベスト¥33000+税。
ラストは、ブラックのセットアップ。一番ベーシックモデル。¥52000+税。パンツは、ドローコードのワンプリーツ。
共通プライスのブランドなので、プライスはオープンに。
朝起きると、まず一番にやらねばならないことがあります。
今 貸している2FのCAFEで、その日にかける音楽のセレクトです。
レコード10枚、CD10枚くらい選びます。
レコードは2000枚くらいの中からジャズを中心に。トランペット、サックス系、ピアノ、キーボード系、その他ギター、ヴィブラホーン、バイオリン等、ジャズボーカルは1、2枚、フュージョンも少し。
バランスを考えながら。
数えきれないほどあるCDからは、幅広いジャンルを。ヒップホップ系以外は大体かけるんですが、大人の癒しをテーマにしたセレクトを心がけてます。
ロックでもうるさくないシンガーソングライターが中心。ワールドは一番多い。今の季節は南国は避けますが、ブラジル、アルゼンチン、キューバ、イタリア、フランス、スペイン、北欧…。
ソウルもしっとりしたものやコーラス系。エレクトロニカ、アンビエント、日本モノも気分で、フォーク系やはっぴいえんど、ユーミン等シティ系。
もうアットランダムに、ただ僕の目線で、洋服と同じですよ。
ぜひ、興味のある方は、アルバーノとセットで遊びにいらして下さい。(ちなみに2Fの店名は、CAFE54。)
さて、肌寒く人恋しい季節になってきました。洋服が楽しくなる時。
デ・ペトリロのジャケットを紹介しましょう。
「ジャケット離れ」ということも言われていますが、こんな男を魅力的にみせてくれる武器を使わないなんて、もったいない! 僕は、この季節は「何を着ようか?」と毎日考えるのが楽しくてしょうがないですよ。
そういえばボリオリが流行らせたアンコンジャケットの文化も、ナポリ人にはあまり関係ないようですね。
ただ、デ・ペトリロのベニーさんは、なかなか柔軟な思考のナポリ人なんでしょう。
今のナポリトライアングルの中でアンコン調をオーダーできるのは、ペトリロくらいです。
僕自身も持っているジャケットの半分くらいは、ペトリロのアンコンものです。大好きです。着やすいんです。しなやかな質感。クォリティもバッチリ。
アイネックスのEさんが芯アリを勧めても、聞く耳を持たない僕。
そんな訳で、チェック2マーク、紺無地1マーク。
まずは、ウールの大柄グレンチェック。黒に見えますが、ダークブラウンです。
次は、ウール×ポリ×シルクのダークネイビー。ネップが入ります。
ラストは、ウール×コットン×ナイロン×ポリ×ストレッチ5者混の生地。
ダークブラウンの大柄グレンチェック。写真で見るより、無地ダークな感じです。