いやぁ~、1ヶ月空いちゃった。申し訳ございません。
2月は、ジェットコースター。あっという間に過ぎ去った。
あっ!言い忘れてたけど、SALE終わっちゃった…。と、言いたいところですが、店内にはまだ秋冬物が…。未練タラタラ。一応 男のケジメとしてSALEのフダは取らないとね。冬物は大分ひっこめましたが、入れ替わりに旧品の春夏物が、俺達の出番だぜ。と訴えかけております。
優しい僕のことですから、彼らの気持ちを察してやらねば。(売りたいだけだろ。)
新作に混じって、シラ~っと紛れ込んでおりますので、見かっちゃった時は、「旧品 みっけ!」と言って下さい。もちろんサービスしますよ、ヨロシク。
見つからなければ、そのまま売る。ということはありません。そんなあこぎなことはいたしません。
そこが正直者のアルバーノであります。
しか~し、今年は雪が少なかった。昨年とは雲泥の差。
春が早い。春がないと言われる北陸に、今年はしっかり春が居座わりそう。
春が売れる、春が売れるぞ!スプリングセーター、うす~い冬物(おい、また戻るんかい。)、そして、スプリングコート。
毎年 恐る恐るやっております、春物販売。
今年は違うぜ!出足がイイ、イイっ!
お待たせいたしました!
春のコートのトップを飾るのは、モチロン シーラップ!
他ではあまり見かけないんじゃないかな、『タイロッケンコート』。
と、言ってもピンときませんよね。
トレンチの原型と言われるボタンのない巻きコートと言いましょうか。
流石 シーラップ、渋いところに目をつけました。
僕も展示会で引き寄せられました。一目惚れ。
カーキのリネン・コットン。丈はヒザ位。
Aラインでもなく、ジェントルマンに男っぽく着まわして下さい。
シワは味、年輪。シャツやニットに前を開けて、ひっかけて下さい。
勿論 スーツ・ジャケットにも。
2月に入り春物の入荷状況なんですが、重衣料の方は順調に入荷してきております。
デ・ペトリロ、GABO、ティト・アレグレットの主要3ブランドも今春は早い仕上がりです。
シーラップのスプリングコートも近々全量入荷予定。
カジュアルの方は、これからといった感じですが、インポートのことですから、突然の入荷もあるでしょう。
これから活気をおびるのは、シャツ。スーツに合わせるドレスシャツは、基本シーズンレスです。
沢山あるにこしたことはありません。
まだSALEは続いております。20%~50%までと、まとめ買いのチャンス!
サイズがあるうちです。当店事情でちょっと多めにあるシャツを減らしたいのです。
もうそろそろ春物も入荷してくることでしょう。
例えば、こんなボレリのボタンダウンシャツなんかお買い得ですよ。
オックスのブルーに、洗いをかけたモノ。ドレス専用にするなら、しっかりとプレスして。オンオフ着まわせます。ボレリのドレカジシャツ、結構あります。
とにかく合い物は、2月がチャンス!スーツからコート、シャツ…。
「これ、いつまで着られる?」 「夏以外は。」
この前 テレビで「ヒミツのケンミンショー」を見ていたら、富山を代表する 柴田理恵さんが、『はったはりめ』(富山弁)と叫び、番組で炸裂してました。
この言葉をよく使っている僕としては、全国放送の番組でこの言葉を聞くとは思ってなかったので、なんか照れくさいもんですね。
「気を張りつめて、油断せずに。」という意味なんですが、若い富山県民は知らないだろうし、最近聞かなくなってる富山弁です。
結構自然に口から出る僕にとっては、この言葉を聞くと、なんとも言えない緊張感が走るのです。
それはもうドキドキ、ピリピリした感じ。
僕達の商いは、『はったはりめ』ですよ。大きなギャンブルです。
振ったサイコロの目はどう出るか?
毎年 毎シーズン 毎日 はったはりめの連続です。
表側はカッコつけて余裕かましてるように見えますが、心の中は『はったはりめ』なんです。
あの初めての方には、もっとこういう風にアプローチするべきだったかな? 自問自答の連続。
自営業者たるもの そんなもんだと思うんだけど、先が見えないこのご時世。今が順調でも、一寸先は何が起こるか…ファッションですもん。
一心不乱に売りながら、次の仕入れ計画に頭を悩ませる。今ある在庫とニラメッコしながら、自分で自分を叱咤せねばなりません。僕を叱ってくれる人は誰もいません。
そんな時期に突入します。
1月にスタートしたSALE。終わりは決めてないと言った通り、まだまだSALEモードです。
どんな人気商品でも、完売しているとは限りません。1、2サイズは残っているものです。
それは運次第。来店してもらえれば、ゆっくりとあなたのサイズを提案させていただきます。
今回 HPでご紹介出来なかった商品を結構あります。
今秋冬よりメンズで初めてスタートした、CIRCOLO (LADIESもやってます。)
ジャケットは、コットンストレッチのグレーとウールストレッチのブラウン×カーキのチェック。
バルスタリーノモデル、ブルーのコットン100が在庫あります。サイズはお問合せを。
クリスマスに VAN MORRISON (ヴァンモリソン) のゴスペル “BE THOU MY VISON” を聴く。しみるなぁ。
なんて言っても、この偉大なロックシンガーを知る者は少ない。評論家は、「アイルランドの孤高のアーティスト」と彼のことを呼ぶ。
いくら儲かろうが、日本なんて遠い国には興味ナシ。
1991年の大作 『HYMS TO THE SILENCE』 から聴いている。
僕はこのCDを擦り切れるほど?愛聴してきた。27年も経ったか。
この2枚組のCDの2枚目の流れは、何度聴いても鳥肌がたつ。
皆さんにこのアーティストをお勧めはしない。彼は自分の好きな世界を半世紀以上歌い続ける。もちろん今も。
ロック、ソウル、ジャズ、ブルース… を超えたこの人だけの世界観。
まさに 『魂の叫び』 というしかない。
洋服界にもそんな独自の世界観をもったファクトリーがある。
『SEALUP 』(シーラップ)だ。
世の中のトレンドがどう移り変わろうが、自分達のモノ作り、スタイルを信じて作品を出し続ける。
日本での地位も確立されてきた。いいコートは、長年にわたって僕達に寄り添ってくれている。
今年は今のところ暖かい冬だけど、年が明ければ本格的な寒さがやってくるだろう。
今年最後のコートの紹介になるのかな。シーラップのピーコート。
3年前に誕生した男くさいピーコート。普通の長さがAMALFI。ロングタイプがGENOVA。
いつもと同じメルトンのしっかりとしたウール。
中にサーモアが入り、温かさは抜群だ。
大きな襟はしっかりと立ち、風をしのいでくれる。
いいモノは変わらなくていい。長く使ってもらうために考えられた、流行とは無縁のサイジング。GENOVAは、サイズ48のみになってしまった。
いいモノに理由なんていらない。VAN MORRISONと同じで、わかる人にはわかる独自の世界観を長く味わって欲しい。
これからの季節には手放せない巻き物ですが、洋服をワンランクアップしてくれるアクセントとして欠かせません。
いつも展示会でインスピレーションに合ったブランドを仕入れますが、今回もエリコ・フォルミコラのセンスに惹かれました。
僕自身 トラッドっぽいものよりエレガント系に惹かれる方でして、シックで渋めの柄にハマりました。
シルク100?どう見てもウールのような肌触り。温かく優しい感触です。
ペイズリーは、ブラウン、ブルーパープル、ダークブラウン。花柄は、赤茶、グリーン、グレー、ダークブラウン。ハウンドトゥースは。茶と赤茶。
裏は全てミディアムグレーの無地。
ラストは、ウール100の小紋柄。紺ベースにブラウン。黒ベースにベージュ。