さて、恒例となりました。ワンパターンだとわかっています。
アルバーノ名物シーラップ製オリジナルステンカラーコートを紹介せねば、年は越せません。
毎年 同じことを書いているでしょう。でも、書かせて下さい。
書きたくて、着てもらいたくて、伝えたくて…。熱い想いを。
日本の田舎のいちショップの為に、シーラップがL.Vの、Pダのの生産を止めてまで?、長年作ってくれるこの必殺ステンカラー。
このコートを売り続けることが、秋冬の僕の生きがいになっていると言ってもオーバーじゃありません。
それくらい僕はこのコートを愛しています。長い間愛情を持ち続けるには、飽きないことが大切だと思います。ずっと連れ添うことが、自然に感じることです。
このコートを取り扱い10数年経ちます。と言いながら、僕はこのコートを持っていません。
もちろん欲しい!ですよ。前回のブログに書いたように、自分の気に入ってるモノは、必ず売れます。
「だったら余分に入れればいいじゃん。」 と思われるでしょうが、どうしても売れる見込みで仕入れるし、ちょっと多めに入れても自分で着るより、お客様の笑顔を見る方が幸せなんですよ。(ちょっとカッコつけすぎ?)
★このステンカラーの魅力。
1.見た目はシンプルだが、着てみると美しい立体感を体中で感じる。曲線がハンパない。
2.高い位置でウエストがシェイプされていて、スタイルが良く見える。
3.後ろ姿、背中の曲線が、男の哀愁を語る。
4.丈は長すぎず、短すぎず、流行に左右されない。
5.これほど研ぎ澄まされたステンカラーはないんじゃないか。
6.襟の大きさがちょうど良く、台襟があるところが特徴。
7.クラシック過ぎず、モードっぽくもない。 etc.
もうあげればキリがないですが、着てみたことがない方は、是非 一度袖を通して欲しい。
しっかりとしたメルトンを使っていますが、重くは感じません。
色はネイビーとブラックの2色。
僕がこのコートと一緒になるのは、いつになるやら…。
僕が店で着る服は私服ですが、ユニフォームでもあります。
とりあえず、自分は人から見られているんだ、という意識をしています。
初めての方は僕の服のスタイル見て、店においてる服をイメージされる方もいるかもしれません。
もしかしたら、今日 僕が着ている服が目に留まり、自分の欲しい服のインスピレーションがわくかもしれません。それを踏まえて、その日の服を選ぶことが習慣になっています。
まず、スーツ屋として、スーツ・ジャケットスタイルが基本になります。
もうなんか染みついてますね。(たまにはカジュアルな気分の時もありますよ。)
そして、スーツ・ジャケットから選ぶんですけど、そんな時現在の店内を思い浮かべ、これならあの服が近いな、とシンクロできる服か、お客様が自分では絶対着ることがないだろうというくらいの派手めのものとか、難しい服をあえて着るようにしています。
もちろん自分のワードロープにも限りがあるので、その中からチョイスするしかないですけど。
当然自分が選んだ店の服しか着ませんから、嫌いなものはありません。
ただ、これは絶対着たいな、という服は必ず売れるもんです。だから、そこはあえて試着することで満足します。
出来る限りユニフォームとして、ハードルの高い服をパーソナルオーダー(1着でも作ってくれるところで。)をお願いするようにしています。
長い間この商売やってると、自分の服の所有欲はなくなりますね。
好きな服に囲まれているだけで、心が満たされています。
今日は、デ・ペトリロのジャケットを3マーク紹介するんですけど、実は過去に入れたのと同じ生地のリピートなんです。要は残生地から人気のあったものを選びました。
ヘリンボーンのツィード。ネイビーとグレーです。
NUVOLAラインのANACAPRIモデル。今秋3回目の登場になりますが、デ・ペトリロのアンコンジャケットは、しなやかで最高に着やすいですよ。
ラストは、ダークにブラウン調の織り。これも同じモデルです。
ご紹介が遅くなりました。70年代風イタリアンアウターブランド 【EQUIPE'70】 です。
昨年 代理店で目に留まり着てみると、そのトラッド調のシルエットがイタリア~ンでスタイリッシュなデザインにヘンシ~ン。
「こりゃ やるっきゃないでしょう。」とプライスのお手頃さに興奮しながら、トライアル。
もちろん反響も十分でした。
そして、今年は更にバリエーションを増やし、シーラップがあるにもかかわらず(全く別物ですが…。)、ちょっとEQUIPEの世界観をコーナー展開してみました。
基本冬モデルは、ライナーはボアまたは、フェイクファーを使っており、袖部分はキルティングというフルライニング仕様。勿論ライナー脱着式。
外側の本体より内側のインナーの方が厚みがある。まさに、あったかいコートの上にもう一枚薄いコートをかぶせた二重構造になっている訳でございます。
あたたかい~暑い~暑すぎるまで対応できる仕様。
これは、ロングシーズン大活躍しそうな様子です。
まずは、定番のエスキモーコート2色。濃紺、カーキ。ベルトで絞るスリムなタイプ。中のボアはオフ白のポリ混。これが代表的なモデルです。
続いて、先のものと同素材を使った、ベルト無しのモッズスタイル。Aラインまではいきませんが、少しゆったりしたボックス型シルエット。裏地はブラウンのボア。これは濃紺のみ。
上から4番目は、綿100のかたい生地。スタイルはエスキモーのショートタイプ。これもシルエットは細い。
ラストは、一番ゴージャスなフェイクファー付きフィールドコート。綿ポリでパリっとしたマットな生地。これもかなり細めです。
現在イタリアで大人気のEQUIPE'70。 プライスも驚き!です。
ご紹介したい服は、(富)山ほどあるんですが、なんせ 僕の気まぐれとマイベースとど~でもいいようなブログ精神が邪魔をして、サクサクと紹介できていません。
これもしなければ、あれもしなければ…と思いつつ、行動が追いついてこない。
今日は、ナポリクロージングです。これで2シーズン目になります。『サンタニエッロ』。
富山の庶民派ナポリ服屋として、皆様をあっと驚かそうとたくらんでいる当店としては、イタリアモノとして “超庶民派ブランド” 『サンタニエッロ』 を今頃紹介するのは、遅すぎるんでないかい??
数回過去に熱く語った割には、紹介していない。
スーツで7~8万円代になります。(全国共通プライス。)イタリア製でもこれくらいのプライスのものが無い訳じゃありません。
ただ、安かろう、悪かろう、こんなもんだろうというモノならあっても、ここまで雰囲気、仕立てに心が動かされたものは初めてです。
このブランドが、イタリア服として業界に風穴を開けるのか?的なことを以前ブログで書きました。
ただ、まだ2シーズン目。7、8万というプライスで、いろんなお客様の反応を見ているというところであります。グッドプライスであることは間違いなくても、どうしても懐疑的な目もあると思います。
僕としては、このプライスからイタリアモノを知らない新規のお客様が、イタリアモノに興味を持って下さるきっかけになれば…とも願っている訳です。
そんなサンタニエッロのスーツ。
ジャケット作りにも歴史のあるブランドですが、代理店フィーゴさんが試行錯誤しながら、ジャパンモデルを完成させました。イタリア的立体感をキープし、コストパフォーマンスが高いスーツとして、ドメスティックの7~8万円代のスーツとは明らかに違う印象を与えることができるスーツに仕上がっています。
濃紺のスーツ2マーク。どちらも似ていますが、細かい千鳥柄の方が少し毛足のある生地です。
パンツは長らく日本でも展開していたので、間違いはありません。
クィーンの映画 「ボヘミアンラプソディー」 が大ヒット中ですが、それに合わせて2FのCAFEで、『クィーンを聴く会』 というイベントを催したところ、20数名が集まりました。
予想通り 50代が中心でした。男性は僕を含めて5名。後は、女性。正直僕はクィーンのファンでもなく、映画もまだ観ていませんが、2Fで初めてのレコード音楽鑑賞会。これから僕も企画したいと思っているので参考の為に参加しました。
しかし、僕ら50代後半の者にとっては、クィーンは避けては通れないバンドでした。
1974年 僕が洋楽を聴き始めた中1の時 『クィーンⅢ』 の 『キラークィーン』で大ブレイク真っただ中でした。
当然 洋楽を聴きだしたロック少年は、その波に乗らない訳ありません。仲間うちでは、クィーンの1stアルバム 『戦慄の女王』 がかなりハードでカッコイイと、持っているヤツのレコードをたらい回し。
その頃は、フレディの存在以上に、ギターのブライアンメイのプレイがすごかった。
数年前にも車のCMで、フレディ無しのギター部分がフューチャーされていたという話をHPで書きました。このあたりの話を50代後半以上の人に話すと、皆 同じ思いなんですね。
ただ、この会で、クィーン愛好家を中心に大音量でかけてた曲は、初めて聴く曲にもいい曲が多かったなぁ。
映画はもちろん、アルバムも聴き直してみようかなぁ。
今日は、アルバーノのデニム部門を牽引するブランド 『CARE LABEL』。
安定感のあるはき心地の良さとイタリア~ンな色気のある雰囲気は、ジャケットとの相性もバッチリ!
まずは、茶色を青く染めたような微妙な色加減で、まるでゴムのような伸縮性のある生地。
モデルはtight263。試着された方は、不思議なそれでいてらくちんでカッコイイこのパンツにハマりました。存在感のあるパンツです。
次は、カラーデニム2色。赤っぽい茶とグレー。
モデルは、アルバーノでは定番モデルslack364。
たまには気分を変えてカラーデニムも良いのでは?
*ちなみに冒頭で僕がはいているslack364は、ワンサイズ大きいものをはいております。