3月に入りました。またまた富山、白銀の世界です。
春が近づいたり、遠ざかったり。春と冬を行ったり来たり。
皆さん富山ってすごく寒いところだと思っておられるようですが、北海道・東北ほど寒くはありません。中部地区ですから。ただ、雪が多いだけです。雪と魚。一度堪能しに来て下さい。
あのリヴェラーノさんもフィレンツェから毎シーズン富山の寿司を食べに来るそうです。
今日も春物、冬物が混在する店内で、明日からの最終仕入れに向けてのんびりしております。シナトラをBGMに。
やはり、シナトラの声は魔法です。40年代のシナトラ。若かりしシナトラ。全てを許してしまいそうなこの甘いワールド。こんな時はついついお客様にもサービスしちゃうかも。
一応冬物も片付けるタイミングなんですが、こんな雪景色を見るともうちょっと出しとこうかな。呑気な店ですね。シマリがないねぇ。
ただ、春物の荷物は次々と到着しております。何食わぬ顔して。
出張から戻りましたら、ガンガン紹介していきますよ。
とりあえず簡単に入荷状況を。
スーツ・JKはご紹介したデ・ペトリロ。ネイビースーツ系はお任せのカンタレリ。コート・アウターは、シーラップにアスペジ。
パンツはインコテックス、ケアレーベル。シャツは、ギ・ローバーが今日届きました。ダノリス、モスカ、新ブランドのギラルデリも入ってます。
レディースもシーラップ、インコテックス、ニックウェイブetc…。少しずつ揃い始めてます。
昨年の暮れに一足早くデビューを飾った、ティト・アレグレット。
現在色々調整中でございます。なんとか今月中に入荷させたいと思っております。
そんな訳で、2月から水・木と連休が続いております。申し訳ございません!
今秋冬に向けてアルバーノらしいセレクトの構想が固まりつつあります。
皆さん楽しみにしていて下さい!
来秋冬のフェリージのオーダーの締切りが迫っています。
いつもギリギリまで悩む僕は、担当Sさんにせかされながらモデル・配色を考えます。それがフェリージのオーダーの悩みの一つ。
しかしねぇ、最近ちょっとフェリージおとなしいんじゃないの?
品行方正だよ。らしくない。それが狙いなの?もっとヤンチャにファッション界をかき回して欲しい。
雑誌で広告なんか見るけど、なんか気取っちゃってさ。ヤングな一流モデルのカップルが嬉しそうにバッグ持ったりして。
ノン、ノン、ノン!フェリージにそんな上品さはいらないよ。
もっとワイルドでアヴァンギャルドな?アブナさがいいんだけどな。
「何見てんだい。俺に近づくとヤケドするぜ。」なんてね。
フェリージの魅力はバッグそのものより、服を魅力的にみせる相棒、アクセサリーなんだよ。
商品、アイテムももっとアクのある趣味性の強いものがあってもいい。
過去のコレクションでも、自転車・ギターケース・ゴルフバッグ・テニスバッグ・時計バンド・ペットアクセサリー…。意表をつくような発想。
そんな奇想天外な遊び心がフェリージの根底にあったはずだ。
スンマセンねぇ、フィーゴさん、いつも好き勝手言って。フィーゴさんだから言えるんだけど。
イヤ、長年フェリージを扱う当店だから、フェリージ愛好家の意見を代弁してのことと受け取って下さいね。
当店もフェリージのセレクションの中から、他にない様なワンアンドオンリーなレザーモノばかり紹介しています。人気モデルじゃありませんが、置くだけで、持つだけで絵になるヤンチャな奴ばかり。
でも、今日はフェリージの王道ナイロンもの、いわゆる売れるヤツ。
まずは、両サイドがポケットになっているブリーフ3色。
ダークグレー・ネイビー・ダークブルー。皮のコンビネーションは全てミディアムブラウン(濃い方の茶)。
次は、フェリージと言えばこのバッグでしょう。人気№18637/2。
あまのじゃくな当店では、あえて避けてきましたが遂に登場です。
ただし、人気のネイビー×ライトブラウンとは違います。
サファリ×ミディアムブラウン、タートルドーブ×ミディアムブラウンの2色。
次は、あのヘルメットバッグが小ぶりになって登場です。
前のモデルはかなり大きかったけど、このサイズなら普段持ちもバッチリ。ダークブラウン×ライトブラウン。
最後は、前から人気のヘルメットトートの小。最近はメンズで使う方も増えております。
ボルドー×ミディアムブラウン、オリーブ×ミディアムブラウン、ダークブルー同色。
フェリージのレディースは紹介しておりませんが、メンズ同様沢山ありますよ!
ここ雪国富山も今年は雪に埋もれることなく、穏やかな冬を過ごしております。
今日は、気温が20度近くまで上がりました。
そんな土曜の閉店後、ビッグジョーターナーの古いBLUESに浸りながら、今日到着したデ・ペトリロの服を品出しです。
と言っても、いまだ秋冬物が占領するなか、出すスペースもそんなにないんですが…。
2週間前に到着した第一弾と合わせて、100着近く揃いました。いつものビニールショットです。
デ・ペトリロで100着か。よく入れますよね。自分ながらあきれます。
「人気ブランドなら他にもあるだろうに。商売やる気あるの?バランス考えろよ。」
なんて声が聞こえてきそうだな。
いいんですよ。バランス感覚なんてなくたって。確かに儲けようという欲は捨ててますかね。
売れるモノを集めることに、イヤ気がさした。カッコつけてる訳じゃないよ。
好きなもの、愉しめるものを(スーツ、ジャケットが多くなろうが。)自分の感覚に正直に集めるだけだ。シンプル。
自分本位なやり方なんだろうけど、今の僕にはそれしかないのだ。
全くお客様の意向を無視することはできない。流行を追いかけるお客様にはソッポを向かれるのは覚悟だ。僕と感性の合う人だけでいい。それで商売続けられるのかなぁ。
欲は捨てたけど、たのしく商いする道を選んだ。あとは気分良く勧めていくだけだよ。
デ・ペトリロ。新進ナポリファクトリーブランド。GAIOLA時代からもう7年か。
日本に入ってきた時から縁あって始めて今や当店の大黒柱。
何故にこのブランドにこだわるのか?それは過去のブログを読んで下さい。
同じことを繰り返し書いているでしょう。これも書いたと思うけど、好きなところの一つ。
いい意味で完成されてないところ。
ナポリサルトの素晴らしいところを既製服に落とし込むことが、このブランドの課題だと思う。
それはナポリサルトに身をおいた者にしか出来ないワンアンドオンリーな挑戦なのだ。
だから、この7年間のプロセスは試行錯誤だ。
GAIOLA時代から毎シーズンのようにモデルをマイナーチェンジしている。こんなブランド他にある?
そんなの不安じゃないかって?不安というより、新鮮だし愉しませてもらっている。
変わらない安定感は魅力だよ。だけど、このファクトリーの技術力とベニー(社長)のサルトで培ったこだわりがベースにあるから、どんなモデルだって受け入れるよ。
そろそろナポリサルトと既製服とのリーズナブルミックスチャーが完成に近づいてきている?
過去のモデルもそれは個性的で、好きなものも多かったんだけど。リクエストしても最近ベニー作ってくれないもんなぁ。
さて、今シーズンはどんなデ・ペトリロモデルと出会えますか?
新生MARINAのNUVOLA登場!
皆さん、店頭に自分の目で確かめに来て下さいね。ビニールの中身を。
今年初めてのブログでございます。今年も宜しくお願いいたします。
2日から初売りSALEスタート。スタートダッシュ突っ走ってますよ。
テイクイットイージー。10日。連休中日AM11:00。静かな立ち上がり。
朝のコーヒーを飲みながら、ジョニーハートマンの渋い声にリラックスモード。
クロージングコーナーを見渡す。圧倒的な在庫量。スーツ、ジャケット苦しそう。
僕から見れば、全て愛着タップリな服。自分のものだけど、自分のものじゃない。いい人に巡り合って欲しい。親心。
「焦るな、焦るな。お前達の面倒は俺が看る。近いうちに運命の出会いが待ってるよ。堂々としていろ。誰も触ってくれなきゃ、着てくれなきゃ、俺が試着してやるよ。」
そんな調子で話しかけ、服の機嫌をとる。まるでムツゴローさんのよう…。服には愛をもって接しよう。
店舗SALEで定番モノを探すのは、なかなか難しい。サイズもあることだし、あればラッキーというつもりで。(ネットでのSALEは別だろうけど。)
店舗では一期一会の巡り合いを求め、個性派を狙うのも面白い。そんな個性派なら僕達売人もさらなる値引きがチラつくのが本音。
「弱いトコつかれちゃったな。もっと頑張りましょうか。」って展開にも。
そんな深層心理のせめぎあい?(駆け引きってこと。)もSALEの醍醐味。
愉しみましょう。SALEは出会いとお祭りがALBANOのテーマ。
店舗SALE。混んでなければ、モチロン試着放題がウチのモットー。
両手さえ後ろに出してもらえれば、次から次、ガンガン着せますよ。
さて、店頭状況。気になる方も多いようです。遠方の方からは見えないお宝を探すべく、売り場にある僕の記憶に残るお宝を聞き出そうというTELが連日かかってきます。
アナログ・テレフォン宝探し。ウエルカムです。
とにかく現状沢山あります。問題は、サイズですね。
現状のブランドラインアップです。
★メンズ★
☆スーツ・ジャケット☆デ・ペトリロ、カンタレリ、ジ・アボ、ティトアレグレット、ボリオリ…。
☆アウター☆シーラップ、アスペジ、ヘルノ、デ・ペトリロ…。
☆ニット☆ザノーネ、O.V.S、ヘリテージ…。
☆パンツ☆インコテックス、ジェルマーノ、ケアレーベル、バロニオ、PT…。
☆シャツ☆フィナモレ、ギ・ローバー、ダノリス、V.ルジェッロ、E・フォルミコラ、ピエトロ・プロヴェンツァーレ、モスカ…。その他。
★レディース★
☆シーラップ、アスペジ、ザノーネ、インコテックス、エリオポール、マジェスティック、ケアレーベル、ダノリス、ソンリサ…。
気になるブランド、サイズの在庫状況、プライス等ありましたら、店に足を運ぶなり、メール・TELで問い合わせするなり…、お待ちしております!
先週HPで予告しました突然のニューブランド入荷しました。
ティト・アレグレット、と言います。
正式には来春夏からスタートの予定なんですが、先日お話した通り、僕の感情が高ぶりフライングして今秋冬新入荷となりました。
サンプルが出来、即オーダーしたのでモデルは決まります。
生まれたばかりのブランドですので、色んな意見も出ると思います。そこは僕も覚悟はしております。
ティト・アレグレット。
ルビナッチ、イザイア、アットリーニ、キトン等、そうそうたるナポリブランドのスタイルクリエイティブディレクターを務めたナポリの伊達男。
彼のディレクションのもとににお気に入りの工房で作り上げられる、彼の新しいプロジェクトブランドの誕生です。
そんな訳で、このブランドはファクトリーブランドではありません。
ナポリ特有の柔らかい着心地、立体感のある色気あるシルエットに惹きこまれました。
今回のオーダー急な事もあり、デットストックのファブリック(カチョッポリ、ドラッパーズ、ユーロテックス…。)から選んでます。
サイズが揃っているものもありますが、アットランダムにサイズを落とし込んだ1点モノも多数あります。
スーツ・ジャケット、モデルは1モデル。
そして、ティトのイメージモデルとして、サファリモデルがあります。ブルゾン型のサファリではない、テーラードとしてのサファリは新感覚です。打ち込みの強いグレーにおとしてみました。
その中から、ジャケット・スーツ数型紹介します。
冒頭の写真は、久し振りに営業主任の登場です。
いいタイミングで来店。彼はもうインスタグラムにアップしているようです。
ティト・アレグレット。
何度も言いますが、このナポリブランドは今、スタート地点に立っております。1つのモデルを完成したところです。ティトの趣向と想いがつまったオリジナル。
入荷3日目。いろんな人に着てもらい、参考にさせてもらいました。
完成度、サイジング、着心地…プライス。
「これはいいな。着やすいし、シルエットもナポリ恰好良い。」と即決で購入される人。
「ちょっとタイトだな。このサイジングなら自分には合わないかも。」とあきらめられる方。
いろんな意見がありました。
あくまでこのブランドは、ファクトリーブランドではありません。
ティト・アレグレットのファーストモデルなんです。今からどうなっていくかなんです。
これからこのブランドは僕とお客様の夢と希望をのせて、ナポリの工房で作り上げていければと考えています。
これは服好き人間同志が、自分達の好み、理想を語り合い、店側お客様側から発信し、提案していけるとすれば、新しいスタイルだと思うんです。
イタリアナポリにオーダーする、ということになるのかな。
今の時代、人気ブランドを僕達がセレクトし、ただ店に並べ一方通行で売るばかりじゃ面白くないと感じます。
ティトは、他のブランドにはない自由な柔軟性、可能性を持っています。
それが新しい方向性を打ち出してくれることに期待します。
今回の強行オーダーがその第一歩になれば…。