前回紹介したナポリ・モーラ家のパンツ“LE SPADE”。
軽くシャレのつもりでひねってみたんですけど、あまりの反響にひっくり返りました。
こんなことなら入荷した10月頃にしっかり案内しとけばなぁ。
順番考えろ。このヘタクソ！日本で扱ってるところなんてほとんど無いはずなんですが（だから良かったのか）、皆さん研究熱心。マニアック。いや、恐れ入りました。
ネットの世界では、メジャーなわかりやすいものを出すのがセオリーなんですが、ウチはネットショップやってないですから、こんなアヴァンギャルドなパンツを紹介してこそアルバーノですよね。勉強になりました。
調子にのるわけではありませんが、今日もパンツ。
そう言えば昨秋冬は上半身ばかりで、下半身の方は紹介してなかったもんなぁ。トップスしか売らない服屋か。いえいえ、今からお見せします。
インコテックスは、ベタベタの定番中心。ケアレーベルはかなり展開しています。ダブルジャケットがあまりに恰好良かったので…。後2点残ってます。
そして、今日ご紹介の長年直輸入してます「ジェルマーノ」。
最近知名度も上昇中のナポリ近郊のパンツメーカー。メイドインイタリーの自社製にこだわってます。このブランドどこでも直輸入しているので、リーズナブル。代理店さんが値付けするリーズナブルとは違う（ここが大事）。
それゆえ僕達も新しいスタイル、デザインモデル、ハイクォリティな生地をチョイスできるのです。
今まさにパンツは変革期。多様化したモデルの中で、どこをチョイスするかはかなり店舗差がでて面白い。
そのくせパンツを紹介してないアルバーノは何考えてんでしょうね。正直自信がないんですワタクシ。
コレだっ！と堂々と言えない。
「皆様の好みですから。」逃げてますね。どのお客さんも悩んでらっしゃるでしょう。
確かに難しいですが、ジェルマーノはかなり自由奔放にやってますよ。２タックがメイン。デザインイージーパンツ。遊んでます。
ただ、基本はスーパースリム。ここのは本当細い。46サイズでもヒザ巾20ｃｍ、スソ巾16.5ｃｍ。
ワンサイズアップされる方多数。














僕がはいているパープルのパンツ。４２の僕が４２をはくと（上2本）パツパツ。４４（下2本）でちょっとルーズ感が出て今の気分かな。サイズ選びが難しい。
2タックはほぼ飾りに近い。コンパクトなシルエット。コーデュロイはダークパープル、グリーン、ネイビー。モールスキンはネイビーとオフホワイト。ノータックのコットンモールスキンは3色、ブラウン、グレージュ、ベージュ。ラストはウエストドローストリングでスソリブイージーパンツ。4素材。

２日から始まっておりますSALE。三連休も終わりホッと一息。
いつもの台詞ですが、「商品減らんなぁ。どうなっとんじゃ。」
皆様には洋服の山（宝ならいいんですが、布きれ）に見えるんでしょうが、僕には時によって、札束にも見えたりすることもあります。
試着してもらいながら、チェックの柄が諭吉の柄に変わり、数を数えてたりなんかして。
一人くらい減らしてあげたいのは、やまやまなんですが…。
在庫勝負のアルバーノとしましても、新作春物がスタンバイしているので、長く居座るモノは本物の諭吉にチェンジしていかねばならんのです。
SALEというより洋服屋の断捨離に四苦八苦しております。
ところで今年は、どんな年になるんでしょうか？男服のトレンドにも変化はあるんでしょうか？そんな動向を先取りしようなんて出来る訳ないんですから、自分らしく表現していくだけ。
春夏物も入荷してきます。秋冬のオーダーも現在進行形。
「とにかくアルバーノは面白いモノを出すから、チェックは欠かせんなぁ。」と興味を持ってもらえる様なモノを紹介していかないとね。
あとは、愉しんでやることかな。段々年齢をとると、儲けようという欲も薄れてきます。って言うか、「儲かる」ということには未だ無縁の私なんです。
「儲かる」とはいかに？どんな気持ちになるんだ！？誰か教えてくれぇ～。
実感させて下さい。皆さん！金は人間を変えるかもね。僕も。
なんか新年早々欲たましい（これって富山弁？？）ことばかり書いておりますが…。金の欲より心の欲を満たすことですよね。そうそう愉しんで商いをやっていくこと。
一生ハングリースピリットを持っていくのが僕らしい。
新しい服との出会い。そして、挑戦。それはいつも心がけています。
皆様に愉しんでもらって初めて僕も愉しめるはず。皆様を飽きさせないようにいろいろ仕掛けていきますよ。その話はまたあらためて…。








今日はSALEの中から、パンツを紹介します。
ナポリのハンドメイドパンツ「LE SPADE」。ナポリで120年以上続くズボン職人の一族、モーラ家。
伝説のズボン職人トニーノの後を甥っ子が継いでいる。
インコテックスやジェルマーノのようなパンツファクトリーとは違う。スーツの組下のズボンを仕立てている。大量生産はできない。既製品のパンツとは違う注文パンツ。
前回購入された方々からのリクエストに応え、昨秋に30本ほど入荷した。サイズにバラつきはあるが、合えばラッキー。
話のネタにぜひおススメします。1本はくと必ず2本目が欲しくなるはずです。

「今、SALEやってるんですよね。シャツはどんなものがありますか？」と、問い合わせの電話。
「新作、在庫品あわせて沢山あるんですけど、ビジネス用ですか？カジュアル用ですか？」
「遊び用でいいんですが、インで着たいので着丈が短いのは困るんです。」
話しの口調から、春にデ・ペトリロのジャケットを買われた方であることはすぐにわかった。
「イタリアのシャツは、ウエストまわりが大きくてどうもしっくりこないんです。日本のものでオーダーしようと思っていたんですけど。」
「確かに細い方だとウエストまわりは多少気になるでしょうけど、そこを差し引いてもイタリアのシャツの立体感や色気は（日本のものと）別物ですよ。もし、ウエストまわりが気になるなら直せばいいじゃないですか。」
彼は、サイズ感にはかなり慎重なタイプだ。
僕は、シャツをお探しの方には必ず試着してもらうことにしている。
イタリアのシャツを未経験の方には、強引に着させていると言ってもいいだろう。
大きな店ではなかなかシャツは試着できないんじゃないかな。シャツもジャケットやパンツと一緒。着てみないと雰囲気、サイジング、柄などわからないはずだ。
一般的に日本人は、サイズが自分に合っているかどうかでその服を判断する。
それは当たり前なんだろうけど、ただサイズや素材にこだわり、服のフォルムを見る人は少ない。フォルムって口では表現できない。フォルムも人によって合う、合わないはある。
靴などは見ただけで、試さなくてもフォルムが見える。
話がそれていってるかな。若者（勝手にそう呼ばせて下さい。）とのシャツ談義は、５０分ほど続いた。
洋服屋なら星の数ほどある、東京に住む若者が遠い富山へシャツについて真剣に相談してくる。
うれしいですよ。５０代の僕が電話口でイタリアシャツについて熱く語っている光景。
顔は見えないけど、イタリア服に興味を持ち始めた一人の若者。
自分が２０代の頃にイタリア服と出会った時の感動と重ねてみる。
現在シャツが売れている。今、当店にあるカジュアルシャツの状況です。

一部ですけど、まずは３７サイズ。ネイビーのチェックは他のサイズもあります。

３８サイズ。ブルーのロンスト、フィナモレの襟高ボタンダウンのLUCIOは、サイズ３９もあり。珍しいしおススメです。ルジェッロもハードウォッシュにしてます。手前のブルーの花柄は、３７サイズでした。失礼。

３９サイズ。フィナモレ３枚。ルジェッロ２枚。

４０，４１サイズ。モスカのラウンドワイドカラー、３９サイズもあります。


最後に、３サイズ以上揃っているモノ。
すべて洗いがかかっているシャツになります。
気になるものがありましたら、プライスなどはお問合せ下さい。

１月１９日AM11:30、チャーリーパーカー、レスターヤング、５０年代のオールドジャズをB.G.Mにコーヒータイム。
只今本格的な雪です。今年は降らないかと思ったほど遅かった。雪と共存することが僕達の宿命。だから、無い冬は考えられない。
１２月、１月、２月…しんしんと雪が降りつもる。そんな情景を眺めながら、冬を感じる。そして、雪がとけ始め春の足音が聞こえてくる。そんな四季のうつりかわりが雪国の風物詩。富山の冬はこれからが本番。
太平洋側、南の方の皆さんには想像がつかない世界だと思います。北陸の冬は、暗く厳しく長い。そんなイメージですが、のんびり愉しんでますよ。（ファッションも。）それが北陸に住む流儀。
ファッションも違います。春物入荷の便りも聞きますが、雪がある限りは春の気分にはなれないものです。そんな訳で春物の立ち上がりはまだまだかな。
SALEは結構ひっぱりそうです。先週土日もお陰様で盛況でした。ギュウギュウにつまったジャケットの間隔も１㎝はあいたような。こんな平日はゆっくりと時が流れます。足元が悪いでしょうが、時間のある方は遊びに来て下さい。
私、音楽ソムリエ（自称）のセレクトに、たわいもない話でもしましょう。２人ファッションショーでもしますか。買い物は気分次第で。
今は商品に埋め尽くされたカオスな店内ですが、早くお客様がリラックス出来るリラックススペース作らないとね。（ずいぶん前から言ってるような…。）
そういえば久し振りにブログを更新しました。半年も放置状態でした。
申し訳ない。気分次第になるとは思いますが、また再開したいと思いますのでチェックしてやって下さい。
まだまだSALEの内容は充実しています。サイズさえ合えばチャンスです。
デ・ペトリロのチェスターコート。黒っぽく写っていますが、ブルーの別珍です。ネイビーのダブルチェスターコート。チェックのシングルチェスターコート。
昨年紹介していないものも沢山あります。カメラの電池切れの為あらためてまたご紹介します。

２７日ご紹介したＳＡＬＥラストスパート－ジャケット編に続き、スーツ編です。
たまたま相棒が見つからず寂しげ？に店に居座るスーツ達です。決して見向きもされない訳ではありません。みそめてくれるお客様もおられますが、ただ残念な事にサイズが合わなかった（縁がなかった）だけでございます。ネット上でグローバルに相棒探しをします。プライスに関しては決して悪いようにはいたしません。
商品は全てボリオリです。写真上からご紹介いたします。
１番目：最上級Ｈモデルです。チャコールの無地ですが、高級感のある細かな織り感が自慢です。サイズ４６．
２番目：最上級Ｈモデルです。ダークグレーに控えめなストライプが入ります。サイズ４４．
３番目：スタンダードＦモデルです。フランネルのチョークストライプです。ちょっと目立ちます。サイズ４８。
４番目：Ｆモデルです。黒っぽいチャコールグレーに黒のウインドーペンがほんのり入ってます。サイズ４６。
５番目：ドーヴァーモデルです。フランネルのブルーグレーにやさしいストライプが入ってます。サイズ４８。
６番目：ドーヴァーモデルです。ダークグレーにピンストライプ。ストライプは思ったほど目立ちません。サイズ４４。
新人、古株といろいろ混ざっております。これら以外にも４２サイズやサイズ違いのもの等ございます。注目のGAIOLAも少々あります。
冬本番、即戦力として活躍してくれるものばかりです。ご連絡お待ちしております！