シャツはアート5で紹介した、ナポリのシャツメーカー「ディクルティス」。
今春は真価が問われると書きました。反応は?ニコッ!Vサインです。
ディクルティスはきますかね。カビラさん?「…で、来るんです。」
と言う訳で、カビラさんにもおスミつきいただきました。
やぁホント最近人気急上昇。フィット、動きやすい、衿が自由、素材が豊富、安い!5拍子そろってます。
本当。タイトな肩巾。フィナモレスポーツより細いんですよ、旦那!
ドレスもいいし、カジュアルもいいんですよ、奥さん!
こりゃ着てみないてはないなぁ。
問題なのは、デリバリーの遅さとキャンセルの多さ。沢山オーダーすればいいんです。70%入荷なら130%ほどオーダーすればいいんです。
今日は3点紹介します。
まずは、白シャツから。花の刺繍いり。ドビーは見かけますが珍しいでしょう。このフォーマルっぽさをカジュアルに着ましょう。
衿型は、唯一のワイドラペル「SALVATOLE」。
次は、花っぽい小紋柄。衿型は、カッタウェイ「MIGNANO」。ドレス仕様なハードな衿に、カラーキーパー入り。オン・オフ両方O.K。
最後は、グリーンと紺・白のチェック。実は、2番目と同じ「MIGNANO」の衿なんですが、これはソフトな衿にして、洗いをかけてます。ただ、ここんちの洗いはソフト。フィナモレのようにもうちょっとハードな洗いでもいいと思うんですけど。まぁ、家で洗ってるうちにいい感じに、クタっとくると思われます。
「未完成の美」、「ナポリの革命児」。好き勝手にタイトルをつけさせてもらってます、GAIOLA。
イタリアは、北以上に南の方が、伝統的しきたり、流儀が強いところだと思います。人間的にものんびりしていて、郷土愛が強く、人生を謳歌しているのではないでしょうか。
ナポリも見たことがない僕が、知ったかぶりで書いています。
GAIOLAがナポリでやっているビジネスは、とても興味深いんです。
職人的サルトの世界で、その伝統的なものを大切にしながら、新しいことにチャレンジしている。数少ないクロージングメーカーだと思うんです。
しきたりに風穴を開けること、新しいことへのチャレンジ。だけど、でしゃばりすぎない、地道な精神も僕が気に入っている理由です。
まぁ、これからのことは成り行きにまかせましょう。
ギャンブル好きの僕は、ただGAIOLAに投資し続けるだけ。別に株が上がらなくてもいいんです。横ばいであれば。事実、この銘柄の世界戦略、現状等、何も把握しておりません。好きかどうかです。気持ちがいいかどうか。それだけです。
今回も何回かご紹介しております、NEWアンコンライン「メディタラーニャ」
こんなの作ってくれれば、どんどん投資しますよ。
ジャケットは3点とも、3ボタンパッチポケットモデル「ANACAPRI」
まずは、コットン75・リネン25のインディゴ風です。意外とありそうでないような素材。打ち込みあるしっかりした素材。白パンなんか映えるだろうなぁ。
続いて、ベージュのコットンストレッチ。これはスーツになります。ベージュって本当難しいですよ。
展示会で見た印象と出来上がって店内で見た印象がか、かなり違うケースが多い。かなりナチュラルなベージュです。スーツで遊んでもらうつもりで入れました。3月くらいから秋の終わり頃まで着られそうです。
ラストは、グレーのストレッチコットン。これは軽いです。バーズアイのあらいような表面。着やすいし、オールラウンドに使ってもらえます。
9㎝のワイドラペル、ハイゴージ。そして、アンコンの着やすさ。「メディタラーニャ」をせいして、ナポリの扉を開けてみませんか!
5月、6月にかけてが、春夏パンツの本番を迎えます。
かなり前から入荷していたものの、満を持してのご紹介となります、インコテックス。
アルバーノ、パンツに関してはひねりません。ひねらないパンツ=イタリアンパンツの王道「インコテックス」。
シルエットで勝負です。
今回カラーパンツは、復活のジェルマーノに譲って(ご紹介済)、インコテックスはいつもの定番モノになります。下半身は上半身に比べて、かなり保守的な当店であります。
まずは、サマーウールのスラックス。今勢いのある30番。主力のテーパードです。ミディアムとライトグレー。そして、1年ぶりですかね、35番もやっています。素材は、上の30番と同じ。色は、ミディアムとライトの中間の色。ミディアムライトです。
続いてコットンですが、同じく35番のコットンスラックス。一瞬リネン混の様な風合い。シャリ感のあるコットン。色は、ブラウンとブルーグレー。
スソ巾19㎝。テーパード全盛の昨今ではありますが、やはり、35番はインコテックスならではの美脚ストレート。健在です。
そして、チノはベージュで2素材。ポプリンとちょい厚ツイル。上半身にこだわる当店としては、下半身のベージュは必要不可欠です。
前回書いた様に、僕のシャツプライス考。カジュアルシャツは、2.5万円アンダーにしたい。僕のシャツヒストリーの中で、ここまで愛したカジュアルシャツはないと言っても過言ではない。フィナモレスポーツ「SERGIO」。“惚れた~、惚れた~、お前と道連れ~に”忘れたけど、そんな演歌もあったなぁ。まさに道連れだった。
お前と出会って、7、8年の月日が経つ。お前なら誰にでも気に入ってもらえると信じ、一筋で勧めてきたよ。みんな気に入ってくれたし、アルバーノにフィナモレあり、と認めてくれた。ずっと2万2千円位で売り続けてきた。その頃のお前は従順だった。いつの間にかお前は人気者となり、2年前からちょっと遠い存在になり始めた。直輸入できなくなり、価格も2万3800円、2万5800円と値上げせざるを得なかった。
そして、来秋冬は3万に近づく。僕もコントロール不能。僕のシャツプライス考に反するのだ。悔しい、淋しい。この気持ち、どこにぶつけたらいい。高価なものになってしまった。
今までの様に、沢山見せられなくなるだろう。オーバーな表現なのはわかっている。でも、僕はプライスにこだわる男だ。めめしいのかもしれない。シャツは、その日の気分を気軽に変えてくれる重要なパーツアイテム。服に華をそえてくれる。3万円以上はちょっとキツい。
まぁ、泣き言を書いてもしょうがない。3万近くてもこれなら買うぞ、と思わせるような生地をセレクトすることに集中しよう。
フィナモレ、愛しのSERGIO。やはり衿が好きなんだなぁ。
1番目、ブルー×白の細かいチェック。何の変哲もないけど、よく見ると少しにじんだように見える。GAIOLAのウインドペンのジャケットを迷わずコーディネート。
2番目、赤・紺・ブルー。今シーズン一番の目立ち屋。これを着れば、元気でそう。GAIOLAのコンケープ、ピークドラペルバージョンと合わせる。
3番目、待ってましたのストライプ。大好きなストライプは悩みます。悩んで、悩んで入れたのは、白ベースにグレーときれいなブルー。ボリオリCOAT、リネン・コットンの紺と合わせました。
ラストは、上と同じ配色のグレーベース。白とブルーのライン。
2パターン入れるとは、よほど気にいったんだろうなぁ。
運送屋からフェリージのパッキンが届く。パッキンを開ける時の高揚感。
黄色い布袋から取り出す瞬間。何年扱っていても新鮮だなぁ。純朴な感情。子供の頃注文していたモノが届き、開ける時のなんとも言えない気持ちを思い出す。それだけフェリージをオーダーする時は、時間をたっぷりとります。担当Sさんとムダ話(いや世間話)も多いか。さっさと決める店もあるだろう。ワンモデルで5、6色豪華に選ぶ店もあるだろう。
我が道をいく当店は、モデルを決め、そして1点ずつ向かい合う。眉間にシワを寄せ、腕を組み、しばし無言。ナイロン、革の色をイマジネーション。担当者は横でセキ払いひとつ。気にしない。
基本ワンモデル1色。(2色の場合もあるが。)過去に一度仕入れた色は、入れないようにする。ストイック。性格なのかなぁ。セコイのかなぁ。でも、バッグの色を選ぶのも洋服の生地を選ぶのも同じ。
今までは同じモノを2点ずつオーダーする決め事があったが、今回から1点でO.K。バリエーションが2倍になる。という訳で、これからは本当に一期一会です。世界に1つしかない可能性も高い。今までは2つあった。(あおっている訳ではないですよ。)
そんな訳で、これからは早目に紹介していかないと売れてしまって紹介し損ないそう。実際もう売れてなくなってるものも。(やっぱりあおってるって?)
まずは、ここ数シーズン続いているトートバッグから。マチをなくしたり作ったり出来る。こんなところがフェリージの構造の発想の遊びこころ。
そして、僕の好きなナイロンと革の色のコラボレーション。待ってました!
今回も多めに仕入れてます。長くお休みしていたので、今度もいつなくなるやらと思うと多めにいれちゃいますね。ダークブルーです。これだけ紺の革がつくのですが、革の色ダークブラウンとのコラボ。想像以上に恰好イイ。最初袋から出した時、歓声が上がりましたよ。僕の。
そして、もう一色。ワンモデル1色の基本はどうした!(あくまで基本ですから。)
ダークブラウン×ミディアムブラウン。普通に落ち着いてます。
続いて、お馴染みヘルメットバッグの小。男性の方にも結構売れてます。グリージオ(グレー)にライトブラウン。これも好きなコンビネーション。これからの季節にもスーツにカジュアルに大活躍。
次も最近の人気モノです。マチは12㎝と薄いですが、横幅44㎝は大きめ。これもユニセックス。ダークブラウンの同色でクールに。
ラストは、これからゴールデンウィークに向けてトラベル用に如何ですか?オールドモデル、P4。小さい方です。と言ってもかなり入るんだ、これが。これもグリージオ×ライトブラウンで。
あなたもきっと旅に出たくな~る♪