8月に入りました。出荷のGOサインを出し、翌日にGAIOLA入荷です。
「まだまだ俺たちの縄張りは渡さないぜ。」と春夏物が占めるクロージングコーナー。なんとか説得し、カジュアルコーナーに強引に移動。とりあえずスペース確保。
閉店後食事を終え一服した、0:00を回った深夜。一人白のシャツに綿パン。ジャケット、スーツを試着する準備を整え、いざ売り場へ。
最低限の電気をつける。今からパッキンを開け、品出しだ。
期待と不安が交錯する中、一点一点取り出し、空いているスペースに掛ける。とりあえず全て出し終えて、さぁ緊張の商品との対面。何年やってもこの瞬間は、なんとも言えない気分。
秋冬の命運を握るスーツ、ジャケット。恒例のジャズヴォーカル、ジョニーハートマンのクルーナーヴォイスをBGMに気分を盛り上げる。
「このファブリックには、こっちのモデルの方が良かったかな。」
「小さな生地でみてたら派手かなと思ったけど、実際製品になってみると意外と渋い派手さだな。」
深夜の一人品評会。そりゃ一点一点、悩んで心を込めてオーダーした服だ。熱い想い入れが詰まっている。満足出来るものもあれば、ちょっと後悔するものもある。まぁ、後にはひけない。後はお客様の評価だ。どうでるだろう?
当然マイサイズは試着して、サイズ感、雰囲気をチェック。
恰好良くハマった時は、タイをする、ストールを巻く。もうコーディネートのイメージングだ。BGMがしみる。
今回のGAIOLA。いろんなモデル、デザインを試した。多少自分にとっては、ギャンブルだ。でも、だからこそ楽しい。マンネリになりたくないし、そうなったら終わりだ。自分で自分にムチ打って、刺激を与え新しい傑作と出会いたい。洋服屋として、新しいステップに進むために。
時計は、もう4:30になろうとしている。
さぁ、明日からこの作品達の評価が問われる。
7月終盤。SALEも続行中ですが、そろそろ秋冬物新作もスタンバイしております。そろそろ出荷指示のGOサインを出し、店頭にてお披露目をする予定です。
という訳で、まだ入荷はしておりません。新入荷情報としてお知らせです。
イタリアの会社がバカンスに入る前に出荷されたものは、お盆くらいには大体出そろう予定です。簡単に内容を。
いつものことですが、クロージングかなり気合い入ってます。そして、今秋冬の注目。カジュアルのトータル展開のブランドをやります。一目惚れ。ツボに入りましたよ。ドレス系中心の当店には、めずらしく新しい趣向の展開。ワンコーナー作れそうかな。
日本初登場!ナポリのシャツブランド。これがまたいい。ポストFです。タリアトーレのコートも良かったなぁ。やはりここんちのセンスは絶妙。素材の面白さも必見ですよ。
クロージングは、タリアトーレ。我が道をゆく名門ボリオリ。そして、GAIOLA。面白いですよ。仕掛けてます。攻めております。小さいからこそ出来る、自由な発想。豊富なモデルバリエーション。選ぶのが大変。ひねくりましたつもりです?僕なりにGAIOLAの奥深さ、新しさを表現してみました。もうクリエーターの気分。単なるバイヤーなんですけどね。とにかく楽しみにして下さい。
近々入荷予定のアンコンAGOE FILOのダブル新作TURCHESEというモデル。今春試作的に僕用に作ってみました。初お披露目です。
今までアンコンは、3ボタンパッチポケットRUBINO1本でやってました。ラベルの大きな4つボタンダブルです。スソのカットがラウンドしてます。
春夏のモヘア混の軽い生地を使いましたが、秋冬の素材だと雰囲気がガラっと変わると思います。
このモデルも、勢いのある多彩なGAIOLAの1モデルにすぎません。
SALEスタートして1週間経ちます。LADIES'の方も、SALE直前に一夜づけ?状態で商品紹介を少々した効果もあってか、まずまず好調です。
暑い日が続きますけど、夏物ばかりに目を向けず、ここはクールに合い物、長袖に掘り出し物を探しましょう。
そこで、今日はそんなシーズン、着方を問わない、流行を追わない貴女に、おススメのフィナモレ・レディースシャツです。
メンズとほぼ同時期から扱ってますから、もう7年近くですかね。数年前は日本でレディースの取り扱いは当店だけでした。
おかげで在庫も多少増え、今では店頭の一角を占めております。(男の方がメンズのセルジオと間違えられることもしばしばです。)
昨年から、レディースにもついに洗いのスポーツシャツが登場しました。
ナポリが生んだ超高性能、インテリジェンスシャツ。洗いがかかることで、よりこなれて使いやすくなってます。
たかがシャツ、されどシャツ、シャツ一枚で、スタイル・印象・雰囲気が変えられる。そんな優れた美しいシャツは、なかなか出会えるものではありません。勿論フィナモレの売りは、シルエットです。ボディバランスです。2型程売り切れましたが、4型ご紹介します。
全てコットン素材。衿高モデルのエドワルド、ウォッシュ加工です。
まずは、白のドビー。わかりにくいでしょうが花柄です。
次は、白に近いほんのりラベンダー。ダイア柄ドビー。これは、メンズでも扱っております。ということは、ペアルックご希望の方よろしければ。
3番目は、いい感じのギンガムチェック。これがSALEならおいしいと思いますよ。
最後は、「なんでメンズになかったの?!」と男性から悲鳴が。メンズでも入れとけばよかったな、のシャンブレーのグレー。男前な渋カッコイイーシャツ。
この前HPにアップしたフェリージブルー、盛り上がりまくってます。
「なんかフェリージには見たことがない良さそうな色だったので、見に来ました。」
「こんな色の組み合わせあったんだ!実物は(HPより)もっとイイネ!」と、目を輝かせて、実物を見に来られる方が続出。僕のプレゼンが良かったのかな。エヘヘヘ!(これは冗談ですが。)
セクシーでしょう。クールでしょう。いいでしょう。欲しくなってきたでしょ。僕の接客にも熱が入ります。
ある人は、「懐かしいなぁ。昔あったの覚えてますよ。買おうかどうしようか迷っているうちに、なくなっちゃったんだよね。」
そうです。フェリージは一期一会です。モデルと色のバリエーションは、定番色を除けば売れたら最後。アルバーノでは滅多にりピートオーダーはしないようにしてますから。
6月24日に出した新入荷の後に、もう一型届きました。
泣く子も黙る三連ブリーフ!そして、ナイロン(マチの部分)の色は、またしてもザ・ダークブルーどえ~す。まだオーダーしていました。自分でも完全に忘れてましたけど。
ダークブラウン×ダークブルー。これまたいいでしょう。ナイスコンビネーション。こんなの持ってると、なんて言うか…大人の余裕かな、うん、うん。ガキには早い、大人のクールミントバッグ?
ダークブラウンにダークブルーですよ。考えられますか?こんなシックな組み合わせ考える俺って天才?今年のベストフェリージコンビネーション部門に選ばれんかな。何作ってんの。いやいやこういうさりげない組み合わせがキモなんですよ。哀愁を誘うんですよ。わかるかなぁ。
スンマセン。余計な話で引っ張り過ぎました。でも、こんないいバッグが、僕が忘れた頃に入ってくるフェリージのデリバリーのタイミング!素晴らしいです。
この三連ブリーフ。伝説のブリーフです。フェリージだからこその発想。遊び心。
こんなの持って仕事して下さい。モチベーション上がりますよ!営業マンの方なら、話のネタにもなりそうだし、すぐ覚えられますよ。多分人の脳裏に焼き付きますよ。
「あの、いかした三連ブリーフの人でしょ!」って。