フィナモレのセルジオ。このシャツに魅せられた男は多い。
僕もそうだし、初めて袖を通し目を輝かせる男を沢山見てきた。
たかがシャツと言うなかれ。一枚のシャツが男の洋服に対する、スタイルに対する意識革命を起こしたとすれば、素晴らしいことである。
何十年後もマスターピースとして存在するのか、もし過去のものであっても男達の脳裏にそのスタイルは、しっかりと刻みこまれているであろう。
今回のシャツはアートだ。1に続いて、ストック生地からのセレクション。新作生地ではない。ありきたりの柄かもしれない。けど、今のコレクションにはないような微妙なところを選んでみた。
ますは、前回1の紹介写真の3枚目パープルの色違い。ライトブルーのダイヤ柄ドビー。こういう変わったドビー好きだなぁ。遠目には普通の無地だけど、表面の凹凸感、でこぼこ感がステキ。
続いて、これもパッと見は普通の紺のコットン。でも、同色の光沢のある1.5㎝巾のストライプが入る。少しモードの匂い。SEXY。
最後は、これも普通だなぁ。白ベースにピンストライプ。超ベーシックなんだけど、線がもう一本入っている。イエローのライン。微妙に定番とは違うんだなぁ。
ストック生地は以上です。次回からは新作生地をご紹介します。
ここ数年ベルトはフェリージ一筋で勝負しております。
バッグや財布に比べると、思いのほかプライスもお手頃です。
フェリージのスタートは、ベルト屋から始まっているのもその理由のひとつかな。非常にファンも多くリピーターも続出しています。
一番目は、超人気者オーバルのバックルにアンティーク加工した武骨な皮がベストマッチのカジュアルタイプ。何度入れたことか。入れても入れても売れていきます。色はコーヒーとコニャックの2色。
二番目は、優しいバックルにバケッタレザーの上品なタイプ。ON・OFF問わず使えます。ブラックとダークブラウン。
ラストは、ヌバックのアンティーク加工が独特な雰囲気です。表面のムラがいい感じ。ダークブラウンとミディアムブラウン。
是非一度お試し下さい。
色気あるいいシャツには、色気あるいい男が似合うのであります。
という事で、シャツはアートだ第一回はロック界から“ローリングストーンズを葬られた男”伝説のリーダー「ブライアンジョーンズ」とイタリアンシャツ界のフェロモン全開野郎、フィナモレ・セルジオのツーショットからスタートしましょう。
ブライアン、セルジオ共に恰好良すぎます。ロック好きのあのキムタクがイメージしたビジュアルはこの男だったとか。
今日のフィナモレ、選んだアートは全てストック生地なんです。新作生地は、最近の世間の傾向なのか、イタリア人の気分なのか、フィナモレの好みなのか、やはりチェック柄が圧倒的に目立ちます。
要は僕好みのストライプが少ないのです。当たり前ですが、ストライプは縦の線のみ、チェックは縦と横の線ノハーモニー。チェックのバリエーションは多種多様で楽しいです。
ストライプは流行らないの?そんなことはないでしょう。日本では、ストライプ派の方も多いと思うんだけどなぁ。とにかくストック生地に掘り出し物を探します。
1枚目。どうですか。鮮やかでしょう。主張は強いですがこれくらいのピッチ好きだなぁ。色違いもあれば絶対入れてたんですけど、確かこのブルーのみでした。細いロンストは定番で仕入れております。今度ご紹介します。
続いて、これも懐かしい感じのストライプです。昔はよくありましたが、最近ありそうでないんです。ブルー系に白のライン。おとなしい印象ですが、長く愛用できそう。さりげなく憎い脇役。
そして、ラストはストライプではありませんが、パープルピンクのダイヤ柄ドビー。これ私大好きです。白っぽく写ってますが、ほんのりパープルに染めてあるビミョーな色。遠目には白っぽいが、近づくとパープルとダイヤの柄が浮いてきます。こういうファブリックこそアードを感じます。
と言う訳で、今回はストック生地でまとめました。これ以外にもストック生地、まだ入れてます。
今の傾向とはちょっと違うかもしれませんが、オールドファブリックもいいもんです。
ローリングストーンズ、ミックジャガーよりブライアンジョーンズですよ。