ご紹介が遅くなりました。70年代風イタリアンアウターブランド 【EQUIPE'70】 です。
昨年 代理店で目に留まり着てみると、そのトラッド調のシルエットがイタリア~ンでスタイリッシュなデザインにヘンシ~ン。
「こりゃ やるっきゃないでしょう。」とプライスのお手頃さに興奮しながら、トライアル。
もちろん反響も十分でした。
そして、今年は更にバリエーションを増やし、シーラップがあるにもかかわらず(全く別物ですが…。)、ちょっとEQUIPEの世界観をコーナー展開してみました。
基本冬モデルは、ライナーはボアまたは、フェイクファーを使っており、袖部分はキルティングというフルライニング仕様。勿論ライナー脱着式。
外側の本体より内側のインナーの方が厚みがある。まさに、あったかいコートの上にもう一枚薄いコートをかぶせた二重構造になっている訳でございます。
あたたかい~暑い~暑すぎるまで対応できる仕様。
これは、ロングシーズン大活躍しそうな様子です。
まずは、定番のエスキモーコート2色。濃紺、カーキ。ベルトで絞るスリムなタイプ。中のボアはオフ白のポリ混。これが代表的なモデルです。
続いて、先のものと同素材を使った、ベルト無しのモッズスタイル。Aラインまではいきませんが、少しゆったりしたボックス型シルエット。裏地はブラウンのボア。これは濃紺のみ。
上から4番目は、綿100のかたい生地。スタイルはエスキモーのショートタイプ。これもシルエットは細い。
ラストは、一番ゴージャスなフェイクファー付きフィールドコート。綿ポリでパリっとしたマットな生地。これもかなり細めです。
現在イタリアで大人気のEQUIPE'70。 プライスも驚き!です。
ご紹介したい服は、(富)山ほどあるんですが、なんせ 僕の気まぐれとマイベースとど~でもいいようなブログ精神が邪魔をして、サクサクと紹介できていません。
これもしなければ、あれもしなければ…と思いつつ、行動が追いついてこない。
今日は、ナポリクロージングです。これで2シーズン目になります。『サンタニエッロ』。
富山の庶民派ナポリ服屋として、皆様をあっと驚かそうとたくらんでいる当店としては、イタリアモノとして “超庶民派ブランド” 『サンタニエッロ』 を今頃紹介するのは、遅すぎるんでないかい??
数回過去に熱く語った割には、紹介していない。
スーツで7~8万円代になります。(全国共通プライス。)イタリア製でもこれくらいのプライスのものが無い訳じゃありません。
ただ、安かろう、悪かろう、こんなもんだろうというモノならあっても、ここまで雰囲気、仕立てに心が動かされたものは初めてです。
このブランドが、イタリア服として業界に風穴を開けるのか?的なことを以前ブログで書きました。
ただ、まだ2シーズン目。7、8万というプライスで、いろんなお客様の反応を見ているというところであります。グッドプライスであることは間違いなくても、どうしても懐疑的な目もあると思います。
僕としては、このプライスからイタリアモノを知らない新規のお客様が、イタリアモノに興味を持って下さるきっかけになれば…とも願っている訳です。
そんなサンタニエッロのスーツ。
ジャケット作りにも歴史のあるブランドですが、代理店フィーゴさんが試行錯誤しながら、ジャパンモデルを完成させました。イタリア的立体感をキープし、コストパフォーマンスが高いスーツとして、ドメスティックの7~8万円代のスーツとは明らかに違う印象を与えることができるスーツに仕上がっています。
濃紺のスーツ2マーク。どちらも似ていますが、細かい千鳥柄の方が少し毛足のある生地です。
パンツは長らく日本でも展開していたので、間違いはありません。
クィーンの映画 「ボヘミアンラプソディー」 が大ヒット中ですが、それに合わせて2FのCAFEで、『クィーンを聴く会』 というイベントを催したところ、20数名が集まりました。
予想通り 50代が中心でした。男性は僕を含めて5名。後は、女性。正直僕はクィーンのファンでもなく、映画もまだ観ていませんが、2Fで初めてのレコード音楽鑑賞会。これから僕も企画したいと思っているので参考の為に参加しました。
しかし、僕ら50代後半の者にとっては、クィーンは避けては通れないバンドでした。
1974年 僕が洋楽を聴き始めた中1の時 『クィーンⅢ』 の 『キラークィーン』で大ブレイク真っただ中でした。
当然 洋楽を聴きだしたロック少年は、その波に乗らない訳ありません。仲間うちでは、クィーンの1stアルバム 『戦慄の女王』 がかなりハードでカッコイイと、持っているヤツのレコードをたらい回し。
その頃は、フレディの存在以上に、ギターのブライアンメイのプレイがすごかった。
数年前にも車のCMで、フレディ無しのギター部分がフューチャーされていたという話をHPで書きました。このあたりの話を50代後半以上の人に話すと、皆 同じ思いなんですね。
ただ、この会で、クィーン愛好家を中心に大音量でかけてた曲は、初めて聴く曲にもいい曲が多かったなぁ。
映画はもちろん、アルバムも聴き直してみようかなぁ。
今日は、アルバーノのデニム部門を牽引するブランド 『CARE LABEL』。
安定感のあるはき心地の良さとイタリア~ンな色気のある雰囲気は、ジャケットとの相性もバッチリ!
まずは、茶色を青く染めたような微妙な色加減で、まるでゴムのような伸縮性のある生地。
モデルはtight263。試着された方は、不思議なそれでいてらくちんでカッコイイこのパンツにハマりました。存在感のあるパンツです。
次は、カラーデニム2色。赤っぽい茶とグレー。
モデルは、アルバーノでは定番モデルslack364。
たまには気分を変えてカラーデニムも良いのでは?
*ちなみに冒頭で僕がはいているslack364は、ワンサイズ大きいものをはいております。
今日 うちを含んだ商店街の一角を再開発しようという会合が開かれました。
僕は反対だし、昼間だったので店番もあるので出席しませんでした。
私達の商店街も空き店舗が多く、商業施設を含めたマンション建設が相次いでいます。
ただ、現状はと言うと、商業施設用のスペースは埋まらず、マンションの方は高年齢者層に売れているようです。
コンパクトシティとして街中居住を推進する富山市は、インフラも含めて成功例として取り上げられているようです。トップの人は満足でしょう。
東京のような大都会じゃなく、地方の都市まで再開発の嵐。その街の匂い、味を消してしまうようにキレイになっていく街並みに、僕個人はなにか釈然としないものがあります。
街は変わりゆく生き物だと思うんです。僕は再開発することをやみくもに反対している訳ではありません。
うちの話もそうですが、なんのプラン、ビジョンもなく、ただ、土地を店を売却したい人達が自分達で売ることができないからと言って、再開発しようというのでは安易すぎると思うのです。
僕はマンションはもう飽和状態だと思うし、これからは新しくハコを作るのではなく、先に書いた空いている商業施設のスペースを埋めること、今現在営業を続けている僕達のような個店とが、うまくバランスをとりながら、調和していくことを考えるいいタイミングじゃないかなと思います。
前から言っていますが、商店街は個々の発想で面白くもなるし、また見直される時代も来るのではないかと期待しているんです。
少なくとも僕達のようなインポートファッションは、少数派狙いでも売っているもので差別化できる愉しい業種なんですから。
さて、今日はニットカーディガンをご紹介しましょう。
まずは、言わずと知れたザノーネ、CHIOTOです。マスターピースですね。
今回は3色。黒・ライトグレー・メランジブルー。
ん~着たことがないって?そんな方はとりあえず一度試着だけでも…。
続いて、セッテフィーリカシミヤ。このブランドももうお馴染みでしょう。
ローゲージのVカーディガン。アルパカ・ウール。
ブランド名が示すようにカシミヤばかりじゃございません。庶民派も安心のプライスは3万円台。
これだと手が出しやすいですね。色は2色。ネイビーメランジとボルドーメランジ。
長い間 それは僕達の商いを見守ってきた。
アルバーノの店内一番奥のドアを開けると、ストックルームがあり、一角にある事務机の上の壁にそれは飾られている。
えびす様が鯛を抱えた額絵。
僕の四代前、明治時代120年くらい前、勿論 呉服屋時代に、古川雪嶺という画家に描いてもらったそうだ。富山の画家だから、骨董品としての価値はないと聞いている。
僕のおじいさんが、呉服屋から洋服屋に変えた時、この絵にちなんで 『えびすや』 としてスタートしたのが始まり。
それから90年にわたり、この絵は店の守り神になっているのだ。
『えびすや』、『ダンディ エビスヤ』 …そして、現在の『アルバーノ』。
屋号は変えたけど、『エビスヤ』は、現在は社名だ。
明治時代の呉服屋は、今 イタリア 庶民派ナポリ服屋として、営業を続けている。
今日は、僕の商いを25年にわたり見守り続けているコートブランド、シーラップ。
最初の頃に見るのも疲れるくらいの数のサンプルの中から、僕が見初めた愛しの2つのモデルの一つ。トレンチコートです。
HPを始めてから書いていることは同じだろうけど、守り神だから敬い奉らなければならない。
トレンチコート。世の中に沢山ある。沢山ある選択肢から、このトレンチに魅せられ、柱と決めてやってきたことに誇りを感じる。
クラシックなスタイル、トレンドなスタイル、サイジング。そんなことを意識せず、ただ着て恰好良い。
バランスが整ったあきのこないトレンチコート。いいか悪いかは別として、形式ばった存在感満点のトレンチほど堅苦しくなく、軽い感覚でトレンチスピリットを味わってもらえるところが、長年愛され続けている理由だと思う。
肩章もなく、肩幅も狭いほう。でも、シーラップの魔法か、ジャケットの上からでも着られる立体感がある。
きっと着てもらえれば、わかってもらえると思う。
着丈は長くも短くもない。裏のライニングをとれば、春秋バリバリ。生地は、昨年もやったモールスキン調、コットンポリナイロン。
紺は毎年欠かさずやっているけど、もう一色グレージュっぽいベージュを選びました。ちょっと渋めの茶?写真では色が出にくい。
馴染ませるのに3~5年は着こんで欲しい。味が出ればこっちのもの。
きっとあなたの守り神となってくれるはずだ。