今週 プレコレクションを見に東京へ行ってきました。
ちょっと早すぎますが、主役のスーツ、ジャケットが始まったからには乗り遅れる訳にはいけません。
デ・ペトリロでガッツリ。続いて、始まったばかりのフィロロッソさんへ。
そこでGABOの2トップと半年ぶりの再会。相変わらずお茶目なイタリアオヤジですが、本題の服の話になると、目を輝かせ熱く語ります。
僕達もこういう機会に何か新しいアイデアを投げかけたり、いろいろとリクエストします。
ただ、このブランドには安定感を感じますね。特に新しい提案をしてくる訳ではありませんが、現状のGABOスタイルで十分という自信がはっきりと伝わってきます。完成されているということでしょう。
今後の活躍が期待されます。
今日は、昨年も非常にウケの良かったポロコート。
GABOのダブルのジャケット『PANAREA』をコートに落とし込んだような迫力のあるナポリスタイル。
幅広ラペルから美しい胸のドレープ。後ろは太いバックベルトからプリーツが割れる。着丈は5cm長くしてもらいました。
赤の裏地のダブルフェイスの生地。この生地がスタートプライス。GABOは生地のセレクトにも妥協しません。
ホントは、グレーでオーダーしたんですが、生地キャンセルで紺にしました。
このGABOのポロコート、来年もこれからもアルバーノの冬には欠かせない定番のコートとして、登録することししましょう。
久しぶりだなぁ。元気だったか?たまに懐かしんでいたんだぜ。
何年ぶりだろう。展示会会場で、久しぶりに見かけた古い友人に、声をかけずにはいられなかった。
ヤツも照れくさそうにはにかんでいた。
「もう会えないと思っていたけど、フィーゴのSさんが、アルバーノの為にと仲を取り持ってくれたんだろ。」 「ああ見えても彼は、結構気の利く男だからな。」
ゴメン、話はフェリージ伝説のオールドモデル9841の復活の話。
涙の別れのブログを書いてから、5年位経ったけ?
いやぁ、サプライズだよ。2018A/Wのリストに入っていたのを知り、僕の興奮は抑えきれなかった。
ナイロンもいいんだけど、レザー一色ではなく、ボディとハンドルの色を変えるのがアルバーノ流。
毎年、毎シーズン色を悩んだ。そして、熱く、くどく勧めるのが流儀。
いくつ売ったかわからないが、買って下さった方々は今でも愛用してくれてるのかな?
丈夫さが売りのフェリージだけど、この革のタイプは特別頑丈。
今回 悩んで3色選んだ。ボルドー×ブラック、グリーン×ミディアムブラウン、ライトブラウン×ダークブラウン。久しぶりだから、少しインパクトを出した。
なるべく迎え入れたことのない色を選んでる。ボルドーは入れたっけ。
まぁ、また少しずつ売っていけばいいや。
BY THE WAY 2019S/Sの展示会。奴は…古い友人は、どこを探してもいなかった。
ざわ、ざわ、ざわ…。
担当S氏 「ほとんど注文つかなかったから、はずしちゃいました。」
「そんなっ…、血も涙もないことをっ!復活したんじゃないの?幻だ。幻だよ。9841。今だけだよね?またいつか、きっと戻ってくるよね?」
子供のように願った。
そんな訳でして、この3色で全てです。売れたら最後。見ることはないです。
しかし、僕はまた再会できると信じています。
チッ、もし知っていたら10色位入れてただろうなぁ…。
ペトリロのアンコンジャケット。10年近い付き合いになる。
一番最初のモノは、GAIOLA時代 『AGOEFILO』 というモデルで、シワになりにくい生地を使ったもので箱に入っていた。
今でも僕の愛用品、サキソニーのチョークストライプ。
生地が多少冬っぽくても、シーズンのは初めから着られるのが、アンコンのいいところ。
ホント ペラペラなんだけど、着ると体に吸い付いてきて、構築性が出る。肩もイセ込んであり、ナポリ調アンコン。しなやかだよ。
その後のぺトリロのアンコンの変遷は、ずっと綴ってきた。
今は、NUVOLAモデルとして、スタイルが確立された。
多少 構築的な顔つきになったが、作り方は最初から変わってないんじゃないかな。
ペトリロの『NUVOLA』は、ナポリには珍しいアンコンスタイルとして、他のブランドのアンコンとはまた違った雰囲気を醸し出す。
今日は、『NUVOLA』のANACAPRI、3連発。
まずは、サキソニー、ネイビーのウインドーペン。僕が最初に着たチョークストライプと似た厚み、しなやかさ。ペンの色は、パープルとブルー。写真では目立って見えるが、実際はおとなしい。
次は、最初のものよりちょい厚手。ダークベースに赤っぽいブラウンのグレンチェック。
今回 かなり人気です。ちょっとクセありそうだけど、そんなキツイ感じでもない。オシャレ度バッチリ。
ラストは、ツィーディーなグレー。黒のウインドーペンがボヤっと入ります。合わせやすく着回しやすいです。