来秋冬のオーダーがほぼ終わろうとしている。
無い頭をフルに絞って、オーダーという儀式に全力投球した2月が終わった。
数日前 取引先からの電話。
「誠に申し訳ございませんが、アルバーノさんがオーダーされた生地のほとんどがドロップで生産出来ないという連絡がきまして…。」
茫然自失。ギリギリまで熟考したオーダーが、キャンセルだって?!
もう一度 振り出しに戻る。
まぁ たまにある話よ。大切に考えているブランドなので、もう一度冷静に、出来る生地からセレクトするしかないさ。あせるな。あせるな。
春のスタートはきったものの、まだ2月の余韻は残る。
華々しく3月のスタートをきりたかったが、そうは問屋がおろさない、今からが商品入荷のピーク。
今は辛抱の時。
春のスタートはアウターのアスペジから。M65は結構行き渡ってると思う。
そんな訳で、今春はアスペジからこんなものをチョイスした。
フード付きナイロンジャケット。これは昔から継続のモデル。
フードをとったら、ただのナイロンジャケット。だけど、カタチはイイよ。
イタリアらしい。スタイリングの良さ。勿論 フードを付けたら、ただのブルゾン。
色は、ダークグレーっぽいグリーン。ライトの当たり方によって見え方が違う。
もう一つ バルスタリーノモデル。これは初めてだ。
ウォッシュドコットン。色は紺。
M65は2色入荷してます。
またイタリアのライトが僕を手招きしている。
いくつ買ったら、気がすむんだろう。
イタリアのライトだから、カッコイイのか。カッコイイのはイタリアのライトなのか?
北欧のライトも魅力はあるよ。
でも、引き寄せられるのはイタリアの照明が多い。ヴィンテージからレプリカまで、バリエーションも豊だ。
イタリア人は夜をこよなく愛する。夜という名の人生に咲く花。
それを求め、彼らは自分だけのドラマチックな世界を演出するらしい。
何を作らせてもイタリア人のセンスにはかなわないよ。
コレクターのつもりはなかったけど、ごひいきのアンティークショップと出会ってから、どこにどう置くとも考えず、ひたすら買ってしまう。
自分だけのドラマチックな夜を演出するための新しい照明が、また一つ増えそうだ。
2月もそろそろ終わろうとしている。
春物も徐々に届いています。デ・ペトリロ、サンタニエッロのスーツ、ジャケット。
アスペジのアウター、ボルゾネッラ、ギ・ローバーのシャツ。インコテックスのパンツ。
エリコ、ボレリ、ジェルマーノ…も近々入ります。
3月から本格的に商品紹介をしていきたいと思います。
★誠に勝手ながら展示会出張の為、21日(水)・22日(木)・23日(金) 連休させていただきます。★
毎年のことながら、2月は毎週連休になります。
皆様には大変ご迷惑をおかけいたします。
リラックスモードに入りかなり経ちますが、もうそろそろ夢から覚めなければなりません。
オヤジの夢は夜ひらく。
若い頃の欲は捨てています。潤うことではなく、自分という存在を高めていきたい。
イタリア服屋は続けていきますよ。それが自分のベースですから。
でも、そこに縛られたくない。
もっと自由で心ときめく新しいスタイルってないものかなぁ。
ファッション、アート、建築、インテリア、音楽、映画…。
明日から展示会もクライマックスを迎えます。いつものお決まりの内容で終わりたくない。
夢のラストに素晴らしい展開が待っていることに期待します。
雪がしんしん降ってます。福井の記録的な豪雪もすごかったですけど、富山はしんしん降ってます。しんしんですよ。「シャンシャン」じゃないですよ。
雪は嫌いじゃないんです。鑑賞するには。いとおかし。
しかし、今年の寒さは記録的なもの、凍えてしまうよ。もう~毎日吹雪、吹雪、氷の世界♪
陽水も好きですよ。拓郎、最高、最高と言ってますが、陽水はまた別腹。
「傘がない」が好きだって?「傘がないなら借りればいいじゃない。」と誰か言ってたっけ。
やはり、「氷の世界」でしょう。超名作ですよ。清志郎との共作「帰れない二人」もロマンチックですが、個人的には「小春おばさん」押し。当時は有名な曲でした。密かに好きなオヤジは多いんじゃないかな。皆さんもYOU TUBEで聴いてみてね。
♪風は北風、冬風、誰を誘いにきたのか…小春おばさん 会いにいくよ。明日必ず会いにいくよ♪
季節は、もう小春です。アルバーノも小春の服を待っているんですが、もうちょっとかな。
「小春おばさん、そろそろ会いに行くからね。」
今は展示会真っただ中。ウチはバランスを気にしないセレクトショップ。
一応考えるんですが、気に入ったモノがなければ無理に入れない。
だから、その時々でアイテムの片寄りがでる。そんなのアリ?
皆さんの希望を無視して、ひとりよがりかもね。自分に正直にやってるつもりなんだけど。
難しいよ、仕入れは。何年やっても。
今回も注目したのは、フィーゴ。フェリージという看板を脱却しようとチャレンジしている、「サンタニエッロ」のクロージング。
昨秋からスタート。時間はかかるだろうけど、価格戦略と完成度がイイね。
イタリアンクラシックの世界に風穴を開けてくれることを大きく期待する。
やはり、価格は大事だよ。もちろん安いだけじゃ意味ないけど。
今月中に入荷予定。期待してね。
今日は前回に引き続きフェリージを少々。元来 フェリージはベルト屋なんだ。
だから、ベルトはいいよ。革質はモチロン、デザイン。特に、バックルがいいんだ。久しぶりにこのラウンド調のバックルが復活。
黒で巾3cmのシュリンクレザーにシルバーのバックル。オンにもオフにも。
そして、26×18cmのポーチ(セカンドバッグ)。3色。
お得意の革とナイロンのコンビネーション。
前回のバッグと同じロペ×ダークブラン、ブラック×ボルドー、タートルドーブ×ブラック。
次秋冬のフェリージのオーダーが迫っている。
「人とかぶらない党」の方で、ご希望のものが欲しいという方は、来週までに党首までご相談下さい。