昨年 入荷早々に完売となり、まともにお披露目も出来なかったシーラップのG9。
スイングトップのウールブルゾンを紹介したいと思います。
昨年 初登場したスイングトップ。モデル名は、「TRIESTE」。
素材、デザイン、フォルム全く変わりなし。
本家バラクーダのG9は、ワンアンドオンリーなトラディショナルな定番です。
そんな定番をシーラップ流に料理しました。
いろんなブランドをプロダクトするシーラップです。
トラディショナルな爽やかさはありませんが、そこはかとなく漂うモードな色気。
メルトンのような打ち込み感のあるウールではなく、柔らかなソフトウール。色は、今年も黒にしました。
ラグランスリーブでややタイトな肩。腕は袖口に向かって細くなっていく。ボディは中に着こめる余裕はあります。
絶妙!流れるようなフォルムは、どんなボトムスにも対応します。ミニマルで美しいG9。
これはシーラップにしか出せないフォルムだろうな。
アルバーノの定番ショートブルゾン。
シーラップからは、このG9とボマージャケット(MARINA)。
ヴァルスターからは、ヴァルスタリーノ。それに、エンメティのJURIあたりかな。
素材、色を乗せ換えて、提案していきます。
シーラップの隠し味(色気)わかるかなぁ?わかってちょうだいっ!!
先週から始まりました。アルバーノ、デッドストック掘り出し市の第一弾。
お陰様で大盛況です!
今回はニット限定で売り場に出し切れない在庫を、1万円均一(低下2.5万~5万)で販売しています。
しかし、場所はアルバーノではなく、当店2FのCAFE 54です。
アルバーノを知らない、イタリア服に興味を持ってない方々に、当店のコマーシャルという意味を含めて、お茶をしながら見てもらうというCAFE 54とのコラボ企画です。
店主Mさんから持ち掛けられた話で、Mさんの感覚で勧めてもらってます。
1週間で50枚位は売れたんじゃないかな。予想外の反響に、こちらがビックリ!!してます。
特に女性が多く(これも一重にMさんの幅広い人脈のお陰ですが…。)、一般の方々はイタリア製の洋服に触れる機会があまりないせいか、「これは旦那に、これはお父さんに、これはちょっと大きめだけど自分で着よう。」なんて言ってまとめ買いされる方も多いです。
この企画今週いっぱい(14日まで)の予定です。
第二弾は、12月にジャケットをメインにいろいろ出す予定です。
勿論アルバーノにおいても、デッドストックまではいかないまでも昨年以前の商品は、常に割引しております。こちらについては、店で直接僕にお尋ね下さい。
今回は、取り扱い始めて2年目になる、パンツブランド「DEVORE」。
まだ、馴染みの薄いブランドでしょう。
代理店Sさんいわく、「イタリアでは頭角を現し始めているブランドですよ。」
確かに当店のお客様の反応も上々です。
モデルは取り扱い当初からオーダーしている、REISURE(レジャー)。
ウエストリブの1タック。なだらかにテーパードするカタチは、太すぎず、細すぎず、丁度いい塩梅。万人受けすると思います。
実は、けっこうな数をオーダーしていたんですが、かなりドロップしてしまったようで今回少ない入荷になってしまいました。残念。
まずは、杢調のブラウン。ウール100.サラっとした履き心地。
次が、ポリ×レーヨン×ストレッチのジャージー調。長いシーズン着用可。
色は、紺とグレーだが、ダーク系であまり違いはない。
生地に落ち感があり、すごくラクチンですよ。
数年に一度やっていたヴァルスター。名作ブルゾン、ヴァルスタリーノのイメージが強く、コートメーカーとしての印象は意外と薄い。
今回 ヴァルスタリーノ以外のモデル数型をやっている。これがすこぶる好評だ。
今日紹介するミリタリージャケットは、一目見て決めた。
前から出ている定番モノなのかは知る由もないが、洗練されたデザイン、スタイルは、ムチャカッコイイ!
以前にもヴァルスターのコートをやっていた時は、代理店側が選んだモデルのみしか見られなかった。しかし、今 代理店が代わり、全貌を見ることが出来る。しかも、直輸入が出来る。
イタリアコートはシーラップと心中しているアルバーノである。
シーラップのクラシックにほんのりモード感は、絶妙な匙加減。
ヴァルスターはよりカジュアル感があるが、会社の歴史はシーラップより古い。
歴史を持ち、技術力は決して劣ることはない。
アルバーノのコートコーナーに厚みがでた。
さて、このミリタリージャケット。モーターサイクルジャケットだ。
ホント一目ぼれ。ベルトはついてなく、胸のポケットは斜めにつきマチはあるが、下のポケットはフラップのみ。
ナイロンやワックスコットン等を使うと、コテコテのミリタリーになる。
そこが何とこのブルゾン、素材はなんとカノニコの羊毛ウールなのだ。エレガントなミリタリー。
襟が高いところが僕のお気に入り。インナーはダウンではないが、中綿入りでかなり温かい。色は紺のみ。
これが直輸入でこのプライス。(気になった方は、お問い合わせを。)
当店のお客様もアルバーノに求めるカジュアルは、スポーティーなものではなく、少しエレガントなものを感じるものなんだろうな。
この前の日曜日 ダークスーツにタイドアップのいかにもなジェントルマンの方が来店。
僕と相棒は接客中。店内を見回しながら、僕の接客に聞き耳を立てている様子。
「どうぞ気に入ったものがあれば、サイズを見ますからおっしゃって下さい。」
「すごい在庫量ですね。なんかどれも僕には新鮮で…。」
かなり洋服が好き。そんな匂いが漂う。
接客が終わり、その方と話す。
「ウチはイタリア服を扱っていまして、全てイタリアへオーダーしてるんですよ。」
その方は見るからに英国一途で、服は仕立てたものしか着ないそうだ。
「初めて入ったけど、こんなジャングルのような服屋を見たのは衝撃だよ。でも、こんな紳士服店、なんか懐かしいな。ワクワクする。」
結局 試着してもらうまでもいかなかったが、話好きな英国紳士とイタリアかぶれの僕の熱い会話は、いい感じに盛り上がっていく。
お互い嗜好が違っても服に対する情熱は同じ。
イタリアにかぶれている僕だけど、英国服を否定している訳ではないし、イタリアにはない厳格な男性像にむしろ憧れる。
そのお客様も、「こんなにイタリア服に埋もれてると、なんか着てみたくなってくるよ。」
今の時代 今季モノをキレイにレイアウトするのが当たり前。当店のように在庫、新入荷モノ含めてジャングルのように見せてる店は他には無いかもね。
それがアルバーノのアイデンティティと思ってもらえれば…。
「またあらためて、ゆっくり試着させてもらうよ。あぁ、今日はいい一日だった。」と言って
英国紳士は帰って行った。
長い間商いやっていて思うけど、ブツブツ言いながら買って帰るお客様より、何も買わなくても気持ちよく服談義が出来た時の満足感は何ものにも代えがたいものだ。
ちょっと話が長くなったけど、今日はティト・アレグレットのJKを紹介するよ。
少しずつ認知度も上がってきた。ナポリのクロージングブランド。
ワイドなショルダーにワイドなラペル。どう見てもただ者ではない雰囲気が漂う。
セレクトする生地も、ちょいマニアックなものが多い。
紺のロングシーズン着られるホップサック。黒っぽいダークなカラーに、ほんのり入ったウインドーペンが優しい。生地タグはついてない。
今度英国ジェントルマンが来店したら勧めてみようかな?