めっきり涼しくなってきました。閉店後、ジョニーキャッシュの晩年の声が体にしみこむ。おじいちゃんの枯れた声は、疲れた体を癒してくれる。
ビートルズの「インマイライフ」。いろんな人が歌ってるけど、ジョニーキャッシュの歌は重みが違う。渋すぎか?
さて、今日はニットです。
アルバーノのニットと言えば、ザノーネ。シンプル、ミニマム極まりないんだけど、着てみないとわからない立体感、サイズバランスの格好良さ。
人気のミドルゲージは大ヒット。スタンダード殿堂入りか。
そのあたりは皆さまお馴染みでしょう。モデル、色、サイズは気軽にお問合せを。
昨年初登場し、真っ先にご紹介したのが、今日ご紹介の「FUJI」。
ミドルゲージより少し厚みをもたせた編地。スーパーフィットなボディ。襟をボタンで開閉するボトルネック。
シンプル、ミニマルなザノーネがやってくれました。こういうニットもないとね。
ニットも時には主役になりたいんですよ。スポットを浴びたいんですよ。
イヤらしく主役になるのはダメよ。この「FUJI」の様に、さりげな~くちょっぴりお茶目にね。ジャケットはご遠慮を。
この襟、いろんな表情が出せます。襟もとのデザイン。さずがザノーネ。襟もとを制する者は、ファッションを制す。食べる時に邪魔だったり、なんか気になる時は、写真のように片方だけを折り返して下さい。写真では格好良さをナカナカ伝えられないな。実際試してもらうのが一番。
色は、ボルドー、レッドの中間あたり。実は、昨年ブルーとグレーをやったんですが、この色後ろ髪ひかれてたんです。2年越しの恋。
もう一つは白。こちらはもっとインパクトあるんじゃない。
同じ編地のクルーネックもいいですよ。こちらも2色。ブルーグレーとブラウン。ボディはFUJIと同じスーパーフィット。シンプルに着こなしたい方には、こちらがおススメ。
クラシックでなければモードでもない。
ただ、ただ恰好良い!!
今日も朝から好きな音楽をかけて、コーヒーを飲みながら、スーツ・ジャケットに何度も何度も袖を通す。日課だ。愉しいよ。
遊んでるのか、仕事してるのか、よくわかんないな。
俺の人生、こんな風にして服と対話しながら、年老いていくんだろうな。
「売り場で死ねたら本望だよ。」なんてクサイこと言わないけど。
22日で55歳になった。俺が55歳か。信じがたいけど、生まれて55年経ったことは確かだ。な~んも変わっちゃいないよ。
言っとくけど、まだジジイだと思ってないから。ボーダーライン。
でも、もう年齢なんてどうでもよくなってきた。この年齢になれば、55も70も一緒さ。ただの男ってこと。ちっぽけだけど。
死ぬまで恰好だけはつけていたいな。内田裕也のように。ロケンロール。違う、違う、ファッション。
若作りしたい訳じゃない。年相応のファッションって言うけど、そんなのないと思う。
ただ、好きな服を着て、気分良く着飾っていくことかな。
今日は僕の戯言になってしまった。バースデーということでお許しを。
さて、デ・ペトリロも揃ってきた。すっかりとりつかれてますよ。
ナポリ服の芳醇な色気。クォリティ、完成度が最上級だとか、そんな高いレベルの話じゃない。
この服が持ってるアイデンティティ。
今まで多くを語ってきたけど、そんなの伝わるもんじゃない。つかみどころがない。
だから、魅力があるんだろう、他のブランドと比べて。
ところが、今年に入ってからこのデ・ペトリロ、スタイルが見えてきた。確立されてきたんだ。
クラシック「NAPOLI」。日本人を意識したモデルとして、美しい構築美。
アンコン「NUVOLA」。試行錯誤を重ね、エレガントに。
“ネオナポリサルト”の完成だ。ナポリファクトリーとしては、北のファクトリーにプライスで対抗できる本格派。
認知度も上がってきた。いいポジションじゃない。そんなブレイクする要素がなところがまたいい。
今日は「NAPOLI」、「NUVOLA」、両モデルいくよ。
まずは、「NAPLI」のスーツ。サキソニー、2マーク。
紺の千鳥のドビーとグレーのピンドット。3ボタン、フラップ付き。パンツはノータック。違うのは、紺が9cmラペル。グレーが8cmラペル。
主張はしないけど、さりげない高級感。
そして、アンコン「NUVOLA」。2マーク。
このアンコンのこだわりは、話せば長い。この春にもその一部始終を書いた。
社長ベニーが、シャツジャケットとは違うナポリ仕立てを盛り込んだスタイルを完成させた。見た目はキレイに見えないけど、着たら豹変するフィット感覚。
ペトリロのアイデンティティがつまっている。ぜひ、袖を通してみて欲しいなぁ。
ホップサックのネイビーとバイアスのブルーグレー。
ネイビーの法は、実は数年人気の定番素材。ブルーグレーはネイビーに見えるけど、実際はグレーが効いた藍色。いい色です。
デ・ペトリロワールドを体感したい方。連絡をお待ちしております。
デ・ペトリロが入荷して一か月が過ぎました。
入荷したことはチラっと書いたんですが、恒例のナイロンをかぶって、店内にあふれる入りたてホカホカのショットはお見せしてなかったですね。
「あれがないと物欲がわかないんだよ。」とお嘆きの貴兄には申し訳ないことをしました。
「もう1回ナイロンかぶせて撮り直せ。」なんて、強引な方はいらっしゃらないでしょうけど、現在のペトリロコーナーのショットです。
いかがでしょう。気分高まってもらえたでしょうか。
新作ばかりではありません。旧作もありんす。それはそれで皆様のお好みだと思います。
新入荷の紹介は追って…。
クラシックモデル「NAPOLI」、アンコンモデル「NUVOLA」。
いよいよナポリのデ・ペトリロ、完成されてきましたかね。
プライスの方も少しずつ上がってはおります。このクォリティでこのプライスは妥当でしょう。
正直なところ僕目線では高いんですけど、そこはアルバーノの本領発揮。おまかせ下さい。
じゃなきゃメインブランドにはおかないですよ。
当店のことを知る方なら、その辺りはよ~くおわかりのことでしょう。
わからない?もっと僕のことを研究した方がいいですよ。
ちょっと気温も下がってまいりました連休前。
デ・ペトリロの店内状況の報告でした。
ようやく入りました。待ってましたよ。ケアレーベル。
パンツはもうすでに入荷しています。それはまた紹介します。
入ったのは、ジャケットなんです。Gジャン、デニムシャツは過去にもありました。
初登場ジャージーデニムジャケット。ダブルのラポエルカーンモデル。展示会で一目見て惹きつけられました。
アンコン、イージー、シャツ、ニットジャケットは、今花盛り。スーツ屋アルバーノとしては、こだわりますね。どんなに素材、デザインが良く見えても、着てみてシルエットが納得いかないと仕入れません。どんな人気ブランドであろうともです。
たかが、デニムジャケットじゃないか。かたいこと言うなよ?ジャケットたるものスタイリングの良さがマストですから、妥協はしたくない。(僕の目線で。)
イタリアのものにこだわる以上、生地だけでごまかされたくない。そこにスタイルがないと。カッコ良くないと。
新作のジャケット。確かにラポの世界観がチラつきます。彼のファッション感は、独特のモノ。日本人がそうマネは出来ません。
でも、このジャケット、ラポの雰囲気が盛り込まれているんですが、そんなにハードルは高くない。
デザインにしてもラペルは細め、ゴージは高く、Vゾーンは狭い。ラポの個性の強さは感じられない。
着てみると、胸のロールも美しいしすごくいいバランス。着心地抜群。ダブルのあわせも深くなく、ダブルが苦手な人でも大丈夫。
それでもって、ラポのイタリアーンな雰囲気が楽しめるワンアンドオンリーな匂い。
流石ケアレーベル。ただのデニムブランドじゃないね。
軽妙洒脱。これからももっとブランドの世界観をラポの監修のもと広げていって欲しい。
これからのケアレーベルに注目しない訳にはいかない。
8月の終わりからまだ見ぬ日本の地に足をのばし、エネルギーを充電してきました。
普段外へあまり出ないモヤシオヤジですから、奈良・京都、その翌週は念願の伊豆へ。下田まで鉄ちゃんの旅。黒船と金目鯛でブラック&ゴールド一色。
よく歩きましたよ。一日25000歩。炎天下、ひたすら歩きました。十分光合成して、パワーアップ。グレート・ザ・アルバーノ!これからの秋冬商戦に備えて、準備は整いました。
店頭も秋冬物が占めてまいりました。皆様におススメしたいものがあふれてきました。
秋冬一発目。まずは、久しぶりに帰ってきました。
エリコ・フォルミコラ。ドレスシャツが得意なエリコですが、今日はアルバーノの隠し玉。
3年前に一世ではないですが、アルバーノを風靡しました。知る人ぞ知る西田君?です。
モデル名「NISHIDA」。エリコのイタリアンカラー、ワンピースカラーです。
空白の2年間。2、3人の方の熱いリクエストに応えて、帰ってまいりました。僕も大好きなシャツ。
最近 雑誌では「イタトラ」なんてアメリカンだ、ブリティッシュだとかにぎやかしいですが、アルバーノはマイペースでコテコテのイタリアン全開、時々トラディショナルと、イタリア道をばく進していく所存です。
タブカラー、ラウンドカラー、ボタンダウンがこれからの気分?
それはそれでいいと思いますよ。いろんな襟型が街中にあふれる。
その中にこのイタリアンカラーも入れてやって下さい。
秋冬に開襟シャツはないだろうって?確かにその通りでしょう。
でも、それは普通のイタリアンカラーシャツの話。エリコのNISHIDAは違うんだなぁ。秋冬には秋冬の着方がある。
襟が変幻自在に操れるんですよ。普通はセミワイドな襟。台襟はありませんが、タイドアップもO.K
。そんなイタリアンカラーはあまりないでしょう。秋冬はジャケットの襟にしっかり収める。
そして、春が来れば少しずつ開けていき、夏は全開。
そんなオールシーズンな4素材です。ダークパープルチェック。色違いのパープルのブロックチェック。ネイビー無地、ペーズリーのドビー、ブラウンのロンドンストライプ。
時代がどう流れようがイタリアンの色気は、今のファッションにははずせません。
アルバーノが密かに発信するイタリアンカラーNISHIDA。
1年間気分次第で好きな襟を楽しんで下さい。