先週HPで予告しました突然のニューブランド入荷しました。
ティト・アレグレット、と言います。
正式には来春夏からスタートの予定なんですが、先日お話した通り、僕の感情が高ぶりフライングして今秋冬新入荷となりました。
サンプルが出来、即オーダーしたのでモデルは決まります。
生まれたばかりのブランドですので、色んな意見も出ると思います。そこは僕も覚悟はしております。
ティト・アレグレット。
ルビナッチ、イザイア、アットリーニ、キトン等、そうそうたるナポリブランドのスタイルクリエイティブディレクターを務めたナポリの伊達男。
彼のディレクションのもとににお気に入りの工房で作り上げられる、彼の新しいプロジェクトブランドの誕生です。
そんな訳で、このブランドはファクトリーブランドではありません。
ナポリ特有の柔らかい着心地、立体感のある色気あるシルエットに惹きこまれました。
今回のオーダー急な事もあり、デットストックのファブリック(カチョッポリ、ドラッパーズ、ユーロテックス…。)から選んでます。
サイズが揃っているものもありますが、アットランダムにサイズを落とし込んだ1点モノも多数あります。
スーツ・ジャケット、モデルは1モデル。
そして、ティトのイメージモデルとして、サファリモデルがあります。ブルゾン型のサファリではない、テーラードとしてのサファリは新感覚です。打ち込みの強いグレーにおとしてみました。
その中から、ジャケット・スーツ数型紹介します。
冒頭の写真は、久し振りに営業主任の登場です。
いいタイミングで来店。彼はもうインスタグラムにアップしているようです。
ティト・アレグレット。
何度も言いますが、このナポリブランドは今、スタート地点に立っております。1つのモデルを完成したところです。ティトの趣向と想いがつまったオリジナル。
入荷3日目。いろんな人に着てもらい、参考にさせてもらいました。
完成度、サイジング、着心地…プライス。
「これはいいな。着やすいし、シルエットもナポリ恰好良い。」と即決で購入される人。
「ちょっとタイトだな。このサイジングなら自分には合わないかも。」とあきらめられる方。
いろんな意見がありました。
あくまでこのブランドは、ファクトリーブランドではありません。
ティト・アレグレットのファーストモデルなんです。今からどうなっていくかなんです。
これからこのブランドは僕とお客様の夢と希望をのせて、ナポリの工房で作り上げていければと考えています。
これは服好き人間同志が、自分達の好み、理想を語り合い、店側お客様側から発信し、提案していけるとすれば、新しいスタイルだと思うんです。
イタリアナポリにオーダーする、ということになるのかな。
今の時代、人気ブランドを僕達がセレクトし、ただ店に並べ一方通行で売るばかりじゃ面白くないと感じます。
ティトは、他のブランドにはない自由な柔軟性、可能性を持っています。
それが新しい方向性を打ち出してくれることに期待します。
今回の強行オーダーがその第一歩になれば…。
ピーコート、トレンチと紹介しましたシーラップ。TELをとればシーラップ、メールを見ればシーラップ。
うちはシーラップショップか?当店お問い合わせダントツNo.1ブランドになってます。
ひしひしとシーラップブレイクの足音が近づいてきているのかな。
今ぐらいがいいよ。イタリアブランドは、ブレイクしちゃいけません。させちゃいけません。
特に日本では。ロクなことはありませんもん。奴ら調子に乗りますから。
人知れずイタリア好事家の間で話題になる位で丁度いい。
今回も紹介する前に、店頭から消えていったものも数モデルありました。
初めてのモデルでしたが、シーラップらしいミニマムな美がそれは、それはため息ものでした。(紹介できず残念。)
最近のシーラップは、ニューコレクションからいいものが多い。バイイングも悩む。
「このパイプのオヤジマークが目に入らぬか。」と言わんばかり、本気モードです。
今までの様なオールドモデルにこだわる必要もなくなってきたのかも。
だけど、アルバーノ定番3モデルには未練が残ります。女々しいですよ。
今回も最後のトレンチと書いただけで、反響がすごかった。
「最後なんですか。じゃぁ…。」なんて涙ぐむ方も。(そりゃないですが、いろいろお声をかけていただきました。)
とにかく、シーラップのミニマム(ミニマルとも言います。)の美は、定番ベーシックモノにモードの秘密スパイスをふりかけたワンアンドオンリーなスタイル。
今日ご紹介するナイロンダウンコート。師走も中盤、満を持して遅ればせながらの登場。
ダウンを紹介する雑誌の記事では、シーラップの名はあがらないでしょう。いいんですよ。
確かにシーラップはダウンに力を入れてる訳じゃない。
でも、どんなコートモデルを料理しても超一流にシーラップ魂を注入します。
今回のナイロンステンの美しさを見ると、かなり前一世を風靡したあのモードブランドPのナイロンコート(シーラップ製)のスパイスがほんのりと。
ダウンも数モデルやってるシーラップの中でも3年続く定番(になるのかな。)ダウンコート。
当店も3年目です。モデルチェンジ一切ナシ。ステンカラーとフィールドコートの2モデル。
表面はダウンのもこもこ感ナシのリモンタのナイロンにグースダウン。Pのコートのようにスマート、ミニマム。
ステンは、紺とダークグレー。フィールドは、紺とオリーブブラウン。
どこの店もダウンを得意にしたブランドは扱っています。その選択肢にシーラップは入らないでしょう。
アルバーノはあえて今シーラップのダウン1本です。
ヨーロッパを代表するコート職人集団シーラップのダウン。
想像してごらん。イマジン オール ザ ピープル…。
一部のお客様にはお伝えしております、ナポリのスーツ・ジャケットの新ブランドの入荷が予定より遅れておりまして、来週末の19日(土)頃になりそうです。もう少しお待ち下さい。
「ナニっ!こんな時期にNEWブランドが入るの?今年も終わりよ。もう春夏物?」
違うんですよ。ちゃんとした秋冬物です。
気の早いブランドでしたら、そろそろ春夏物入荷の頃ですもんね。
まさに、そんなサプライズなタイミングで秋冬物の新入荷。それも新しいブランド。
どうかしてますよね、ハイ。まだ、こんなに沢山の在庫に埋もれているのに。
どこに出すの?正気の沙汰じゃない。
また、入りましたらすぐにご紹介しますけど。まぁ、ちょっとした病気ですね。
今年の8月。来春夏の展示会に行って見た新ブランドのサンプル。
試着した瞬間、「こういうの待っていたんだよ!イイじゃない。これぞザ・ナポリだね。」
あまりの自分好みのシルエットに自分を見失ってしまいました。
これは春夏まで待ってらんねぇ~。一刻も早く見たい、見せたい、売りたい、買って欲しい!
僕のダダっ子のような欲望と、どこからともなくやってくる根拠のない期待感がムックリ膨らんだのであります。秋冬の仕入れがパンパンな事も忘れ、無計画な暴走オーダーが頭をよぎる。
お得意の楽天モード、“なんとかなるっしょ!”にスイッチが入り、「今オーダーしたら、いつ入ってくるんだよ。」(そんな野蛮な言い方はしませんが、気持ちはかなり興奮してる状態なのだ。)
と、つめ寄ると「ハハハ…。11月中には納品を。」とのこと。
だったら、GOだよGO。ってな訳で、僕の思いたったら吉日、いてもたってもいられないオーダーが強行されたそうな。
今ナポリのクロージングに目がないワタクシ。当店のメインブランド、デ・ペトリロとはちょっと違うナポリテイスト。
これからのこのブランドのスタンスを考える為、実験的に一刻も早く見極めたかった。
狂喜乱舞の強行オーダー。来週が待ち遠しくてたまらない。
アウター、ジャケットは揃った。それを生かす為にワンステップアップの着方がセンスの問われるところ。自分なりの法則を持つことがポイント。
ベーシックなカラーが中心な方には、ちょっと遊び心のあるグローブなんかどうでしょう。
グローブの一つ二つはお持ちですよね。ペッカリー等の高級レザーを愛用されている方もいらっしゃるでしょう。
アルバーノで展開するナポリの老舗グローブブランド、CARIDEI。
1860年創業の歴史あるグローブ。直輸入しております。だから、リーズナブル。防寒の為のグローブ。クォリティを求めるのは男のこだわりではありますが、あえてそこで遊ぶのもグローブの使い方です。
ナッパ、スエード、ニット等バリエーション豊富なCARIDEI。
まずは、ナッパのレザー。無地は3色。ダークグレー、ブラウン、レッド。これはオーソドックスモデルです。
そして、そのナッパの色を2トーン、表裏でコンビネーションにしたモデル。好きなカラーを50色の中から選べる。一粒で2度楽しめる。
フェリージ同様、僕の大好物。こういうの考えるのが好きなんだ。悩んだ末、ちょっと大胆に遊びました。黒×パープル、茶×ブルーパープル(写真ではかなり青っぽく写っています。)、ブラウン×ダークグリーン。
続いて、スエード・ナッパ・ニットの3色コンビネーションモデル。
これはもうインスピレーションしかありません。イメージを膨らませます。
ネイビー×ホワイト×グレー、ダークブラウン×ブラウン×ミディアムグレー、ベージュ×ダークブラウン×グリーン。かなりアクロバットなグローブになりました。
コート、ジャケットのワンステップアップに。胸ポケットにさすのはお決まりでしょう。