皆さん、モードって好きですか?
このブログをご覧の方は、あまり関心ないかな。
クラシック、伝統、ベーシック、定番の時代が、ここ20年位続いてます。長く着られて、恰好良く、作りのいいものは人気です。その対極にあるデザイナー、モードが全盛だったのは、バブル期。
このコートメーカーは、そんなモードブランドのコートをプロダクトしてきました。シーラップ。
自社のブランドを売るより裏方に徹し、ミリ単位でこだわるデザイナーの要求を形にすることに全力投球してきました。
地味だけど、モード界に信頼される腕を持つ、コート職人集団、シーラップのオリジナルコート。
その精神はミニマムです。かなり前に書きましたが、シンプルは装飾をつけないこと。ミニマムは余計な装飾をそぎ落とすこと。
トレンチコート、ステンカラーコート、ピーコート、フィールドコート、ダウンコート…。
シーラップのコートは、全てミニマムです。モードから個性的なデザイン、ディティールをとり、一般人用にミニマムにしたコートです。
だから、何を作らせてもほのか~にモードの香りがします。ミニマムになればなるほど、その立体感、輪郭が鮮明になります。シンプルとは違います。シンプルなら誰でも作れます。シンプルなだけならモノは売れません。シンプルの中にあるデザイン性、美しさ。これが伝統、クラシックと調和して、者は売れます。
シーラップの根底にあるのは、軍用コートから作り、培ってきた確かな技術と伝統。酸いも甘いも知り尽くした者だけが作りえる、シーラップの完成度。
皆さんが気に入って購入されたベーシックな定番モノは、なんでもシンプルなものではなく、モードが香るものなんです。
誰だってデザイン性の無いものに、魅力は感じないはずです。難しい話になりますかね。
なんかシーラップのコートを20年も見てきて、僕が勉強したことです。
今日はシーラップの新作ピーコートをご紹介します。
まさに究極のミニマム。最小限の美が宿ります。いいもの作りますわ。
大人の男のピーコート。時代性があるようでない。クラシックな表情の陰にモードの恰好良さが見え隠れします。
触れてみて下さい。この高級感、作りの確かさは、説明の必要ありませんね。ハーフとハーフロングの2タイプあります。デザインは同じ。(ポケット以外)。
ハーフは着丈約72㎝(46サイズ)、ハーフロング約86㎝。
うちこみの強いウールで、裏にサーモアが入りますから、かなり温かい。
そこのオヤジさん、お兄さん、お姉さん。羽織れば誰もがミニマムな美しさを理解できます。
人気イタリアンコートH、イギリスM。当店もいろいろ扱いました。
ただ、シーラップのコートは、そういったコートブランドとは違った美を醸し出してくれます。
アルバーノのパンツセレクション。まだ紹介しておりませんが、インコテックスがベーシックな定番スラックスとチノパンの人気モデルを押さえます。
インコテックスと同タイプなんでもこなせて、そしてプライスが少しお手頃なポジションとして、このジェルマーノを展開しております。
ジェルマーノはインコテックスよりは、デザイン・素材でより遊びを意識し、色も少し変化をもたせてます。
シルエットもスーパースリムフィット、スリムフィットと特に決めておりません。
最近のパンツデザインの多様化にも対応すべく、今後バリエーションももっと増やしていくつもりです。
まずは、スーパースリムフィットの綿パンです。ガーメントダイのコットンストレッチ3色。ダークネイビー(黒に近い)、アイスグレー、ダークボルドー。コーデュロイのアイスグレー。スソ巾17㎝のテーパードモデルです。
ウールパンツです。モデルはスリムフィット。ブラウン×グレーのミックス素材。ライトグレーに赤のネップ入りツィード。スソ巾18㎝のテーパード。オン・オフ幅広く使えます。
次が、上の2色の色違いウエストリブのデザインパンツ。ブラウン×ダークグレーのミックス素材、チャコールグレーに赤のネップ入りツィード。スソ巾16㎝のテーパードの強いモデルです。
人の根底にある性格って、変わらないものなのかなぁ。50も半ばになっても、子供の頃の行動思考と重なることがある。生まれ備わったものなら、死ぬまでつき合っていってやろうじゃないか。
僕はひねくれ者だ。だけど、協調性はあるつもりだよ。一匹狼になれるほど強くはない。
子供の頃からもう意識していた。三度のメシより好きだったジャイアンツ。それは人並みだったが、王・長嶋というヒーローに湧き上がる中、僕の心のヒーローは、ナインの中で一番地味だった8番
キャッチャー森。なんかそんなに日の目を浴びないものに愛を感じることに酔っていた。
そんな森も西武黄金時代は名監督として、歴史に名を刻んだ。(どうでもいいか。)
そして、僕の小学時代、みんなジャイアンツの帽子をかぶるのがお約束だった。僕は人とかぶるのがイヤで、ジャイアンツの帽子はかぶらなかった。
なんかそんな精神が時にプライドになり、時に傷ついたりすることもあった。
何度もこの話はしてるんだけど、フェリージのバッグをオーダーするたび、必ずこの子供時代の自分とダブるんだ。
王・長嶋はどこでも人気者だ。ジャイアンツの帽子はみんなかぶっている。だから、フェリージの大人気ブリーフバッグ8637はオーダーしたくない。
日本で一つ、世界で一つかもしれない色のコンビネーションのブリーフバッグに心躍る。
暇なヤツだね。何をそこまでこだわるのか。
今日ご紹介するフェリージ、レザー×ナイロンのコンビネーション。僕の本能が注がれたオーダー。
またかよ。と言わないでね。
まずは、最近気に入っている12-41.このハードな顔つきにシュリンクレザーの武骨さはどうだろう。やはりフェリージにしか作りえないスタイリッシュミリタリー。ダークグレーにボルドーのレザーをチョイス。軽いし、ポケットも多いからハードにガンガン使ってね。
見たり、持ったり、しばらく眺めているけど、飽きないねぇ。永遠の友になるんじゃないかな。
次は、このブログをご覧の皆様にはお馴染みですよね。前回のフェリージ紹介でも出しました、3連ブリーフ。
今回はこのパターンで勝負です。ダークブラウンのレザーにパインというグリーン系ナイロン。これははずさないでしょう。ナイスコンビ!
続いて、ナイロン定番でやっている1724のショルダーブリーフのレザーコンビネーション。これは初めてのチャレンジ。2色やってみました。
どちらもシックなダークカラー。紺×ダークブラウン。黒×グリーン。
使うほどに艶が出るバケッタレザー。ストラップも付いていて、出張でも使えるでしょう。
人と違うものに魅力を見つけ出す喜び。
それが、ビジネスになっていけば、そんな楽しいことはない。
11月号の雑誌L。今年も11月号は重い。立ち読み出来ないようにしてるんじゃないの。まだ、半分しか読んでないけど、もう12月号が出るのか。
“モテるオヤジは快楽スーツ”、なんて遊べるスーツ特集。この時期おきまりの特集なんですが、快楽スーツときたか。どんな快楽が待ってるのか興味深々。
ナイロンスーツ、ジャージースーツ、リブパンスーツ、タキシードスーツ、キャメルスーツ、秘密のスーツ…流石攻めてるねぇ。筋金入りだね。こりゃ相当の遊び人だ。
そろそろアルバーノも遊べるスーツを紹介しようというタイミングなんですが、遊びの次元が違うなぁ。僕らの遊びなんてかわいいもんですわ。軽い火遊び。大人のままごと。
「ちょっと面白そうな生地をあえてセットアップでオーダーしてしまいました。」てな調子。デザインは基本オーセンティックです。
僕の単なるヒラメキ。ピンときたらドンと行け、後は責任持てよオーダー。毎回生地との葛藤があるんですよ。
「これはジャケットありなんだろうけど、パンツがあったらどうなんだろう。化けるかな?パンツいったれ~。」段々熱くエキサイトしていく。得意の妄想タイムを愉しんでおります。基本的に妄想の中の主人公はワタクシです。そんな目立ちたがりでもない自分が着こなしをイメージできるかどうか。
まぁ、アルバーノ流遊べるスーツは、スーツとこだわらずカジュアルとして見られるかどうかです。それだけ遊べるスーツは自由なんです。
スーツなんて上下で着ちゃえば、コーディネートも何も考えなくていいんですから、こんな楽なものはない。
今回の遊べるデ・ペトリロスーツ、大したことはございません。ちょっと遊んでる程度。単品使いが面白いかも。
まずは、一番目。これくらいかな、ちょっと暴走したのは。ジャケットだけでも良かったんでしょうが、グレー地に紺の大柄チェック。色は単調なので、使い回しやすいかなと。パンツがあっても損はない。上下で着てもカジュアル気分でサラっといきましょう。うるさくはないと思います。モデルはデ・ペトリロMモデル。
2番目。これも3㎝ピッチのチョークストライプは大胆なんですが、紺にブルーのライン。よって同化してます。写真ではちょっとラインが浮いて見えますが、実際見るとシックな印象。個人的にはかなり好きですね。これも、デ・ペトリロMモデルになります。
3番目。これは少し毛足があるザ・ストライプ。これもスーツで選ぶしかないでしょう。遊べるスーツとしては、初心者の方大歓迎。
ジャケット×ジーンズなんかいかしてんじゃないの。ガンガン着まわせ。デ・ペトリロのMARINA(マリーナ)モデル。
ラストは、ちょっとオシャレなビジネススーツとしてストライク!でしょう。こんなスーツをサラっと着れば、上級者間違いナシ。職場のファッションリーダー的存在。
雑誌のようにスーツの存在感で遊ぶのは新しいんでしょうけど、アルバーノはあくまでクラシックに毎年同じ着方を提案します。
シーラップが入荷し、アルバーノに本格的冬の到来です。コート売り場が活気をおびてきました。
コートのセレクションは長年シーラップをメインでやっておりますが、それ以外にもいろんなコートを入れてきました。
シーラップはコート屋として、何を作らせても完璧に仕上げてきます。安くはありませんが、納得のクオリティ、デザインであることに異論はないでしょう。
プライスが、僕達のセレクト基準に大きくかかわることはご存知だと思います。勿論安ければいい訳ではありません。手が出せる範囲で、デザイン・質のいいもの。
今日ご紹介するのは、「庶民の、庶民による、庶民の為のイタリア服店」を目指すアルバーノにうってつけのイタリアンコートブランド、アスペジです。(本当はトータルブランドなんですが。)
イタリアンブランドで、この価格帯はおいしいんじゃないでしょうか。
ナイロンアウターのイメージが定着してもう長いです。ヘヴィーユースでがんがん着られます。アスペジのいいのは、スタイリング・価格。そして、モデルチェンジがないことですね。いいものは変わらなくてもいいと思います。
僕達も安心して、いつもの定番をチョイスするだけ。ただ、色には悩みます。色は、30~40色もあるんです。そりゃぁ悩みますよ。紺だけでも3色くらいあるんです。
まずは、ナイロンステンカラーコート。サイズMで着丈約87㎝。ひざ上20㎝位かな。すごくスタイリングがいいんですよ。オンでもオフでも着回しやすい長さ。インナーにはサーモア(人工ダウン)が入っており保温性もバッチリ。カラーは、ネイビー・チャコールグレー(黒っぽい)・ダークブラウン。
続いて、アスペジと言えばM65のブルゾン。ミリタリー人気も定着のなかこれはもう説明の必要なないでしょう。ウールライニングにサーモアで防寒O.K。カラーはネイビー・(上のステンカラーとは微妙に違う)・ダークブラウン・ベージュ。
次は、ダウンです。ロングチェスターモデル。カラーは濃紺のみ。
ラストは、ダウンベスト。色はネイビー。
スタイリッシュでリーズナブル。
「庶民の、庶民による、庶民の為のスタイリッシュアスペジ」。