扱い始め、早2年。最近認知度も上がってます。
ナポリのカジュアルパンツブランド「BARONIO」(バロニオ)。
今どきスリムテーパード、スソ巾15.5㎝。
一度だまされてはいてみて下さい。あまりのはき心地の良さにリピーター続出。バロニオコールが起こってます。こういうパンツは、ちょい遊びモードがいい。
とは言っても、あまりアクの強い柄をセレクトする勇気はない。さりげない主張があるものを取り入れていきたい。さりげなく大人の余裕。
まずは、シックなカラーに花柄。地の色と柄が同色なので、花柄が主張しない。見ようによっては、ちょい渋。ベージュ(イエローっぽい)、グレージュ、ネイビー3色。シルエットと柄がいいハーモニー。
続いても花柄。こちらはプリントのブルー。バロニオのパンツは、全てストレッチ入り。ビヨーン、ビヨーン。さりげなくリゾート気分。
最後は、無地のチノ。ベーシックな色は入れなかったけ?
まぁ、それはインコテックス等の王道系で。
バロニオは、元気にカラーパンツでいきます。パステル系はソフトですが、経験上飽きやすいところもありパキっと原色。昨秋好評だった赤と目が覚めるようなブルー(写真より鮮やか)
コーディネートもこーでねーと、と大人の遊び。
今日は、デ・ペトリロから登場した期待のNEWモデル「MARINA」です。
アンコンジャケットです。アンコン、アンコンと言っても広うござんす。カジュアルアンコン、シャツアンコン…。
厳粛なテーラードの世界にアンコンの印籠をかざしたのは、ボリオリの「DOVER」。
構築的フォルム。エレガントなライン。立体感を生む縫製技術。ハイコストパフォーマンス。紳士服の世界は変わりました。現在進行形でアンコンは定着しています。
デ・ペトリロもナポリのテーラードメーカー。高度な技術を駆使し、ベニー(社長)が3日3晩徹夜で考えましたよ(想像)。ガイオラ時代「AGO E FILO」というアンコンジャケットがあり、それをリモデル。
「ここをこうしたら美しくなるんでねーの?」そして、出した答えが「MARINA」。
ナポリからの挨拶状は、ちょっと泥くさいアンコン。ボリオリ「DOVER」等、北のアンコンは端正でスタイリッシュなアンコン。北のアンコンが高級料亭の特製弁当だとすれば、ペトリロのアンコンは母ちゃんの温もりがつまった手作り弁当。
写真のトルソーのブルージャケットを見て欲しい。肩周りの雰囲気。ものすごく高いのぼり。太いラペルの上衿が肩あたりにくるハイゴージ。それが、シャツの襟にからむ。襟からボディはストーンと落ちるような柔らかい感じ。洒脱なリラックスベースの雰囲気の中、肩周りはカッチリと固める。
「ウ、ウ、ウ…。」ジキルとハイドが融合したような二面性キャラだ。こいつは新しいじゃん。流石やりますねぇ。サルトの雰囲気をアンコンに注入しましたか!ベニー氏、渾身の必殺技炸裂です。
リングサイドから長谷川がお送りしております?!
会場アルバーノは、異様な盛り上がりを見せております。
そんな訳で、「MARINA」モデルのジャケット4マークです。
まずは、グレーのウインドペン。シルク60、リネン40のしなやかな素材。
続いて、ウール・コットンの張りのある素材。紺無地ですが、細かい織り柄が面白い。素材のせいかカッチリ感が出る。
3番目は、中で説明したウール80・リネン20のホップサック素材。色は、きれいなブルー。通気性があるので、夏までO.K。
ラストは、上の色違い。ブラウン。ブラウンでも織りの感じに清涼感があるので、トライしやすいと思う。
今春 人知れず静かに登場したデ・ペトリロ入魂の新作アンコンジャケット。話題になることはないでしょうが、アルバーノの歴史の新たな1ページを切り開いてくれる事を期待しております。
初めて見た時から惹きこまれるものを感じた。女性に一目惚れはしないが、服にはたま~にある。脳から何かが出ているんだろう。
O.V.S(オリジナルヴィンテージスタイル)。知名度は低い。高級感もない。それがどうした。そんなもの超越したカッコ良さ。見て、着て、感じて欲しい。感じた方はラッキーな人だ。
こんな素敵な出会いめったにないよ、本当。シンプルな服だから見逃してしまう。そんな地味な存在。
トラッドな服一つ一つにデザイナーの計算されたオリジナリティー、アイディアが見え隠れする。そして、カッコ良いスタイリングを生み出す。
「格好よさを出すのに、値段の高い安いはないだろう。。センスなんだよ。」
服が訴えかけてkる。ファクトリー、デザイナー…服にはポジションがある。O.V.Sには、はっきりしたポジションがない。オーだなーのヴィンテージ服好きが高じて、自分で作ってみました感覚。そんなスタンスのブランドあまり見たことない。
まさにそこにはネオヴィンテージな空気が流れる。そんな生き方もあるんだ。新しい!それはワードロープに取り入れてもいいし、トータルで演出してみるのも面白い。
特に大人のカジュアルスタイリングに悩める方。デザイナーブランドほどとんがってない。
ナチュラルに年相応のセンスの良さが漂うだろう。
O.V.Sと出会い2年が経つ。気に入ったら周りが見えなくなる。
今回も次から次とピックアップ。オーダーシートが7枚、8枚…。
モチロン多品僅少量がアルバーノ流。色やサイズは絞り込み。売り切れ御免!
かなりキャンセルも出たけど沢山あるので、今日は春っぽいものを中心に。ジレとパンツ。セットアップになる。白黒の細かい模様。綿・麻・ポリのしなやかな素材。狭いVゾーンにタイトなボディ。パンツは16センチテーパード。
もう一素材。シアサッカー。薄いブルー。パンツはワンタック、ストレートライン。上下で着ると、イイネ~。オリジナルなヴィンテージなスタイル。
次は、コットンジャージーのジャケッ。トネイビーベースのプリント。遊び感覚全開。このブランドのいいところは、こんなJKのスタイリングにもこだわりがすごく伝わるところ。ショートパンツとセットになる。
無地のコットンジャージーのブルゾン。バルスターモデル。ネイビーブルー。タイトなサイズが、またいいんだよなぁ。
次は、ミドルゲージのカーディガン。スタンド風襟が面白い。紺・グレー・カーキベージュ。
次は、リブニットカーディガン。ジャケット風。色は、グレーと紺。前2つボタンで、その間隔があいてるのも不思議。ミドルゲージのダブルニットジャケット。ネイビーのリブタイプ。
次は、ベーシックハイゲージコットンクルー。ネイビー。
そして、シャツ。白のバンドカラー。コットンのブサムシャツ。
次は、リネン100のバンドカラー。襟部が切りっぱなしになってるのがポイント。白はSOLD OUTです。
次は、ノーカラーの白シャツ。こんなデザインが、O.V.Sらしい面白さ。僕は大好き!
次は、リネン100のVネックシャツ。白・ブルー。
O.V.Sは基本的に、全てガーメントダイ(製品洗い染め)で仕上げてある。
モデルがいないのと、僕が来てもサイズ感が伝わりにくいので、置き撮りばかりになってしまいました。
本当は着用しないとこの恰好良さ、絶妙なサイズ感は、伝わらないのだ。
言い方は悪いかもしれないが、デザイナーもどきの服。でも、そんな完璧なモード感覚でキメる時代じゃない。
こんなワンアンドオンリーの誰が着てもカッコイイブランドは、ほんとにそう簡単には見つからないだろう。