接客はキャッチボールが出来なきゃ負け-GABO・2
もうなんか世の中ゴールデンウイークモードだね。
ポロ、ポロっと初めての方、旅行客の方が来店される。
随分さびれはしたが、ここは富山のメインストリート。
「どんなものをおいているんだろう。怖そうな感じがするけれど、殺されもせんだろうから入ってみるか?」
軽い気持ちでドアを開ける方がほとんどなんだけど、僕らにとっては未完の大器?かも。
未完の大器=ファッションは詳しくないが、気に入ったモノがあれば金に糸目はつけない的、将来有望なお得意様候補。
僕らのハートも期待でふくらむってもの。
どうアプローチしようか?どのタイミングで攻めようか?
瞬時の判断が命。いまやファストファッションに慣れている。過激な接客は命とり。
でも、放置プレイは出来ないのが僕らのやり方。
そんなこんなでアプローチだ。
最初は、冷静さを保つ。2分ほどしゃべっていると、自分の言葉に酔ってきて、プチっと何かが切れる。エキサイティングが加速し、周りが見えなくなる。
3分経過。お客様の我慢ももう限界。「もういいから離れてくれ。自由に見させろよ。くどいんだよ。」って合図が...。
その時はアウトだね。「どんないいものがあっても、こんな店もう来ない。」と、腹の中で思われてるやろ。
そんな気分になることもある。僕も人間だ。タマにだよ。相手次第か?
間が悪い。やっぱりキャッチボール出来なきゃ僕の負けだよ。
でもさ、何が言いたいかっていうと、街中の僕らのような店には、それなりの接客のルールというものがあるということを知って欲しい訳。
少ししゃべっただけで、見に来ただけだからしゃべらなくてもいいよ。って方もいる。
ゴメンナサイねぇ。こんなこと書くつもりじゃなかったんだけど...。
今日は、GABOのジャケット1型紹介させて下さい。
どうです。キレイな色でしょう。サックスブルーの綿×麻のヘリンボーン。
リネンのネップが混ざる爽やかさ度120%。
モデルは、アルバーノ別注のモデル。
これを着れば、粋なナポリ人になれること間違いナシ!