お金じゃない、「センス」だぜ。-RR・ITALY・2
皆さんお察しだと思いますが、ワタクシ、アメカジスタイルは、基本的に得意ではありません。
でもですよ、男のファッションスタイル、アメカジは避けては通れません。
80年代にイタリア文化が遅れて日本に入ってきてからは、イタリアがファッションの大国であることを知り、そのデザインのカッコ良さにK.O.されました。
そういう点では、僕らの年代がイタリアンデザイナー世代になるのかな。
それまでは着てましたよ、アメリカブランド。
そんな英国、米国スタイルがコスプレ風に感じてきました。
イタリア文化は、大げさではなく「革命」でした。
商売を始めた頃、僕の頭の中にはイタリアしかありませんでした。
ただ、デザインのイタリアに魅了されていたはずが、モノ作りのイタリアの姿を変えていました。
大手セレクトの台頭。
どうしてもイタリア文化の話になると、熱くなってしまいます。
イタメシ、ドルチェは大旋風を起こすも、イタリア服、インテリアは高くて憧れの存在でした。
英・仏のデザイナーは、ライセンス生産でしたから怖くなかった。
只今イタリア職人技がテーマのアルバーノ。
その中で唯一イタリアンデザイナーが手掛けるロマーノ・ルドルフィの「RR」です。
80年代のイタリアンデザイナーと違って、RRは庶民派です。
うれしいじゃないですか。高級感は必要ない。
ただカッコイイ。イタリア流アメカジスタイルを庶民派プライスで発信し続けて欲しい。
前回に引き続き今日も、ミリタリーの王道M65モデル。
ロマーノがデザインしたら、こうなりました。
ガシッとしたコットンは、細かなヘリンボーン。
無骨なアメカジは、メイドインイタリーで艶っぽく仕上がりました。
ウエストにドローコードがついていて内側で、絞れるようになっています。
着用写真は、ジャケットの上から羽織っています。
オン・オフ問わずヘヴィーに使って下さい。