STAFF BLOG

2023/11/30

細く、スタイル良く見えるダウンコート-SEALUP・3

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当店がダウンをやらなくなってから数年経つ。
シーラップがダウンの工場を閉鎖(ラグジュアリーブランドが動物愛護の観点から羽毛を使ったダウンコートを販売しなくなった為)してから、シーラップも自社ブランドのコレクションにダウンを使わなくなった。
今日のこのダウンは、10年以上前から出ていたモデル。
表地のナイロンは変わったけど、このシャープなデザインは当時のままだ。
最後に数年ぶりにオーダーした。
今時少ないだろう、タイトなシルエット。ダウン特有の縫い目がないので、スッキリ、シャープだ。
シーラップの名作は、すべてさりげない。いいものはさりげなさがキモ。
ゴテゴテとデザインにこだわる必要はない。
その技術力が、デザインになる。
ブランドマークや過剰なデザインは、邪魔だ。
今まで作り続けてきた名作の数々。
何故定番にしないのだろうか?
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そんなシーラップは、ダウンジャケットだけは作っていない。
ただ、この今日紹介するダウンコートは、当店でも前から人気があった№.1モデルだ。
表地はポリエステルで、色は墨黒と紺。
ヒザ上のロング丈。アームホールも狭く、ウエストも絞ってあるように見える。
モチロン ジャケット、スーツの上からでも問題ない。フードは取り外し可能。
これでダウンの販売は、最後になるんだろうなぁ。

2023/11/28

ダブルはデザインだって!-GABO・2

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ジワジワときてますよ、ダブル。
アルバーノが、密かに、あるときは強引に、勧めておりますGABOのパナレアモデル。
だってカッコイイんだも~ん!
イヤほど言ってますが、ダブルだけはデザインが大事なんです。
コレ着てれば怖いモンなしよ。
ちょっと目立ってもイヤらしさがない。
真面目に見られる方は、丁度いいあんばいに。
ヤンチャに見られる方は、センス良く。もういいことづくめです。
僕も真面目に見られる方なんで(?)、2着所有。もう一人の自分になったような気分。
街中でダブルを着ている人は、まだ見かけない。少しずつ広がっていけばいい。
だから、シーズンに仕入れても2マークくらい。
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今回もジャケットとスーツを1マークずつ。
まずは、ジャケット。昨年は、黒と紺をやりましたコーデュロイ。
前にGジャン型で出したのと同じ生地。色も同じブラウン。
ちょっとウエイトはある生地だけど、この気温くらいで着るとそんなに重さは感じません。
ストレッチが入った生地とGABOのハンドワークで、着心地もいい。
マフラーをすればアウターいらないかな。
次は、スーツ。サキソニーのチョークストライプ。4.5㎝間隔のストライプだけど、紺地にブルーのストライプだからそんなに目立たない。存在感はあるよ。
ウールストレッチ生地。
ダブルは体格のいい人が似合うってイメージがあるけど、僕のように痩せ型でもサイズ通りに着れば、問題ないよ。
ちなみに写真の僕は、ワンサイズ上の44を着用しています。

2023/11/23

キングオブピーコート-SEALUP・2

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前回に引き続き、シーラップのピーコート"AMALFY" の別素材のものをご紹介します。
やはり、11月はシーラップの問い合わせが多くなります。
過去に条件反射的に強引に羽織らせるという僕の執念が、お客様の脳裏に焼き付いて離れないのでしょうか?
洗脳された?方が、自然と「シーラップ、シーラップ...。」とうなされるように、この時期になるとアルバーノに引き寄せられてくるのです。
いやホントにあらためてシーラップは、「確かなブランド」だと思いますね。
その中でもピーコートは、シーラップが最も力を入れているコートでもあります。
ピーコートは海軍のウエアであり、シーラップはイタリア海軍のウエアから始まったファクトリーなんです。
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ピーコートは、ダブルジャケットと同じくデザイン性でイメージが変わるところがあります。
襟の大きさ、ボタンの数、配置、そのバランスetc。
ボックスシルエットで少しかわいいスクールっぽいデザインのものが多いです。
シーラップは、男らしく、色気が漂うデザインにこだわります。
それは、デザイナーブランドを作っているところということが影響していると思います。
今回のピーコートは、前回とモデルは同じですが、素材をコットンピーチスキンにしたものです。
カジュアル感がより強くなり、前回のウール素材のものとは、ちょっと趣が異なってきます。
色はブラックですが、少し色褪せた感じが出ています。
そんな訳で、ピーコートだけはシーラップがキングの座を他のどこにも譲れないコートなのです。

2023/11/20

キングオブピーコート-SEALUP・1

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皆さん、本格的に冬支度。
コートへのボルテージが上がってまいりました。
先程 以前からシーラップのロングPコート"GENOVA"を悩んでいた方が、決断して購入されました。
こうやってシーラップのコートが旅立っていくと、うれしさと共にもう販売出来ないのか...という淋しさもよぎります。
やっぱりどんなデザインでも料理しちゃうシーラップの職人技は、欠かせないものだと思うんですけど...。
本格派コートブラウンドとして、どうしても当店には必要なんだよなぁ。
できるなら過去の名作、全部作って欲しい!!
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今日は遅れましたが、第1回目。
まずは、ノーマルピーコート"AMALFY"です。
ピーコート沢山あれど、シーラップのこのモデルは、クォリティ、デザイン共に「キングオブピーコート」ですよ。
デザイナーのトレンディなオーバーサイズも、ガンガン作ってるシーラップですけど、このハウスブランドではあくまで、「シンプル・ミニマルにクラシック」を貫いています。
正統派コート屋。そして、ほんのりと漂う色気、モード、曲線美。
アルバーノ初代ピーコートも長く続けましたが、この2代目AMALFYはそれを上回る傑作。
ダンディー全開で、着こなしは問わないシンプルさ。
360度回ってみるとわかる、その曲線美。
今回の生地は、いつものメルトンウールより高級感のある柔らかいウールにしました。
ウエイトはメルトンと変わりません。

2023/11/18

誰の顔にもはずさない茶色上下-TITO ALLEGRETTO

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ブラウンは難しい色だ。特に日本人のような黄色人種には。
服屋を30年以上やってきたけど、生地から製品をイメージするのが今でも難しい色である。
だから、しばらく仕入れていない期間もあった。
すごく当たる時もあれば、全く見向きもされないこともある。
なんでこんな色仕入れたんだろ?(バカバカ)
雑誌などで、欧米人が格好良く着こなしているのを見ると憧れてしまう。
そして、また仕入れたくなる。
スーツ売り場、紺とグレーばかりじゃ淋しいでしょ。
やはり茶は、華があるんだよ。
茶を着こなす男は、色気があると思う。
でもさ、最近以前より茶色を仕入れてるんだ。
売り上げもまずまずだ。見向きもされないってことはない。
なんかジワジワと茶の評価が高まってきてるような気がするんだ。
でも、調子にのっちゃダメアルヨ。
あくまで慎重に、冷静にオーダーしなくちゃ

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今日は、今秋仕入れたティト・アレグレットのブラウンスーツ。
春夏はGABOで黄味のブラウンをやって、まずまず好評だった。
黄味のブラウンは難しいんだ。黄色が強すぎたらダメ。GABOのは、絶妙な黄色加減だった。
今回のティトは、若干赤が入ったブラウン。
ただ、店内の照明で変わるところが怖いところ。やはり色が強くでる。
一番上の自撮りの写真(ベージュっぽい)は近いけど、外でボディに着せて撮った色は、かなり濃い。
その中間くらいかな。
この素材ウール・コットン半々なんです。ジャケットだけでも良かったんだけど、上下で着くずすとカッコイイとスーツにしてみました。
もちろん着回し無限です。

2023/11/14

お金じゃない「センス」だぜ-RR ITALY・3

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ちょっと前の話、L.I.Sさんの展示会に行った時の話。
最初気づかなかったんだけど、背の高いお兄さんが一生懸命商品見てるなと思っていたら、なんとっ!あの司会もやってる大物俳優さんじゃないですかっ!
L.I.S社長のSさんと高級レザー、スーツ等を選んでいました。
道理でNHKの歌番組で着てるのも、高そうな服だな、と思って見てましたけど納得です。
聞けばパパ友だということらしいです。
その横で、僕は「これ何ユーロ?うわっ安い。」パチパチパチ(拍手)
と、RRの服を楽しげに選んでおりました。
S社長も僕がプライスを聞くたびに、「○ユーロです。ウワッ!安っぽい。」
なんてモチロン冗談ですよ。
僕も「こんな安っぽくて、センスのいいブランド他にないよ!」なんて冗談かえし。
でも、ロマーノのラグジュアリーに走らない、ミリタリー、ワークは唯一無二じゃないかな。

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今日のRRのネイビージャケット。一見端正でシャープなジャケット。
そこには、フラップポケット4つ。
着用してみると、これはただのジャケットじゃない。
重量感。確かに生地はメルトン調。目が詰まってる。
ただ、コートと呼ぶほどのサイズ感ではない。
しかし、これは十分コートとしての役割をはたす。
ローゲージのニットなんかの上に羽織ると、丁度いいだろうな。
ベントの裏に秘密あり。
ロマーノ流オーバージャケット。どんな着こなしにも合いそう。
イタ・アメリカン風もいいし、ちょっとワルっぽく着くずすのもイ~ネ!

2023/11/13

頼むぜ、アルバーノの大黒柱̠-GABO・1

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遅れておりましたGABO。11日無事到着しました。
予想通り既存の什器にはかからず、シングルハンガーをもう一台用意し、店内はおしくらまんじゅう。
しのぎをけずっております。
ウキウキ、ドキドキ、トキメキが入り混じった商品チェ~ック。
なんせナポリ服専門店、アルバーノの今や大黒柱。
アルバーノが大混戦の末、FAで交渉権を獲得し?代理店フィロロッソさん立ち会いのもと、リタイアするまでの期間無制限、契約金はしょぼくて言えないにもかかわらず、よほど当店を気に入ってもらったか、僕のしつこさに観念したか、無事に売れたらデいいですよ契約?(売れ高)に落ち着きました。
その上遅れてしまって申し訳ないことをしたと、11日から即売り場即戦力として、なんとON・OFFの二刀流で大活躍でございます。
頼もしいじゃありませんか!
僕もプライスを聞かれ、原価までは計算できても、諸経費が業者から届いていないので、正確に答えられず、「いつもなら大体このくらいなんだけどなぁ。」
こんないい加減な対応に"ラッキー!"とほくそ笑んで決めていかれた方もいらっしゃいます。
まぁ、そんな感じのバタバタの週末でした。
意味わかんないでしょう?
いいんです。僕もわかんないですから。

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そんな訳で、先に言った通り今シーズンは、ON・OFFの二刀流を宣言しておりますGABOの初登場OFFのジャケットをご紹介。
GABOは正統派なナポリファクトリーですが、昨年からアンコン仕様を取り入れたりと柔軟性が出てきました。
そこで、満を持して出したジャケットが、今回のGジャンタイプ。
スーツ屋が作るGジャンもハンド満載でございます。カッコイイの間違いない。
そして、僕がひらめいたのが、コーデュロイとのデュエット。
昨年からあるコーデュロイ生地。これはめちゃくちゃカッコイイぜ。
色は、黒とブラウン。
これでMVPは間違いないでしょう。

2023/11/10

ハイゲージニットの隠し玉-LORENZONI

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毎秋冬シーズン、必ず仕入れるハイゲージのニット。
ここ数年ザノーネではなく、リーズナブルなメーカー、アレッサンドロルッピを1万円台で販売しておりました。
今回代理店が扱わないということを聞き、どうしようかと探していました。
そうしましたら、長年付き合いのあるフィロロッソさんで、新しいイタリアニットファクトリーを扱うということを聞きました。
「LORENZONI」というブランド。
なかでもハイゲージに力を入れているそうです。素材もゼニアバルファの糸を3本で編んでる丈夫で柔らかいハイゲージだそうです。
メイドインイタリーにこだわっている上、プライスも2万円台。
これは期待しますよ。
試着させてもらいましたが、非常に肌触りも良い、コスパのいいニットだと思います。
クルー、タートル、モックネックの3型やってます。
クルーが、紺・チャコールグレー・グレージュの3色。
タートルが、黒・白・ブルー・チャコールの4色。
モックネックが、黒・白2色。
是非お勧めします!

2023/11/09

GABO明後日着-FINAMORE

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沢山お問い合わせ頂きありがとうございます。
かなり入荷が遅れておりましたGABOですが、11日(土)の午後 当店に全量到着予定です。
アルバーノのドレスクロージングを牽引する期待のGABO。
今回一部カジュアルジャケットもオーダーしております。
ご期待下さい!
今日は、アルバーノのカジュアルシャツ部門を牽引するナポリシャツ、フィナモレのご紹介です。
今回も相変わらずセルジオの襟型でやっております。
若干プライスは上がりましたが、カッコ良さは変わっておりませんのでご了承下さい。
一家に一枚。10枚、20枚。
無地は白、サックスブルー、薄いラベンダー、シャンブレー。ブラウンのシャドーストライプ。
ネルシャツは、ブラウンのマイクロ千鳥。紺のストライプ、ブルードット等が入荷しております。
(着用写真は、ラベンダーです。)

2023/11/07

僕のやりたかったナポリ服専門店-DALCUORE

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ワタクシ幸せでございます。長年スーツ屋をやってきまして、その間様々なブランドを扱ってきました。
その時その時自分のやりたいものを、リアルタイムで取り組んできました。
日本のパターンオーダーには手を出さず、あえてイタリアの1ブランドを中心に、主に直輸入してきました。
10年周期ですかね。大きくは変わってきました。
ワタクシ、スーツ屋の最後に行き着いたのは、ナポリという地場でした。
時代の流れも追い風だったのかな。
そんな流れの中、今回憧れのナポリサルトの大御所「ダルクォーレ」をオーダー致しました。
アルバーノの最終形は、庶民派ナポリ服専門店であります。
そこに落ち着いたのですが、やはり本格的最高峰のサルトリアは、タイミングをみてやりたかったんです。
当店のお客様から「ダルクォーレ」を見たいという声がぼちぼち上がってましたし、僕自身もフィロロッソさんで、試着してはオーダーするタイミングを伺ってました。
庶民派プライスでないのは、自他共に認めるところでございます。
どんな売り上げをするかは読めませんが、10ピースほどトライしてみました。
「庶民派プライス」がアルバーノの信念ではありますが、ダルクォーレを扱うことで、クロージング厚みが増しました。
どんなスタイルであろうと、僕のやりたい服屋が完成できたような喜びであります。
「ダルクォーレ」は基本的にオーダーですが、プレタポルテも作ってくれます。
伝統的な技術で仕立てられたフルハンドの芸術品です。
現代風な美しさも共存しているのが特徴です。

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今回は紺無地のスーツに絞り、日本向けプレタポルテで作りました。
やはりスゴイです。もう体に吸いついてきますね。背中から押されるような感じがします。
シャープな印象ですが、生地のドレープ曲線が綺麗にわかります。
サイズ通りでいいんですが、背幅等若干タイトです。そのあたりがサルト仕立てで体に合わない方もいらっしゃると思います。
アルバーノに強力なナポリサルトが加わりました。
庶民派目線を変えるつもりはありません。
生涯の一着として、興味のある方はトライしてみて下さい。

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