2023/11/18
誰の顔にもはずさない茶色上下-TITO ALLEGRETTO
ブラウンは難しい色だ。特に日本人のような黄色人種には。
服屋を30年以上やってきたけど、生地から製品をイメージするのが今でも難しい色である。
だから、しばらく仕入れていない期間もあった。
すごく当たる時もあれば、全く見向きもされないこともある。
なんでこんな色仕入れたんだろ?(バカバカ)
雑誌などで、欧米人が格好良く着こなしているのを見ると憧れてしまう。
そして、また仕入れたくなる。
スーツ売り場、紺とグレーばかりじゃ淋しいでしょ。
やはり茶は、華があるんだよ。
茶を着こなす男は、色気があると思う。
でもさ、最近以前より茶色を仕入れてるんだ。
売り上げもまずまずだ。見向きもされないってことはない。
なんかジワジワと茶の評価が高まってきてるような気がするんだ。
でも、調子にのっちゃダメアルヨ。
あくまで慎重に、冷静にオーダーしなくちゃ
今日は、今秋仕入れたティト・アレグレットのブラウンスーツ。
春夏はGABOで黄味のブラウンをやって、まずまず好評だった。
黄味のブラウンは難しいんだ。黄色が強すぎたらダメ。GABOのは、絶妙な黄色加減だった。
今回のティトは、若干赤が入ったブラウン。
ただ、店内の照明で変わるところが怖いところ。やはり色が強くでる。
一番上の自撮りの写真(ベージュっぽい)は近いけど、外でボディに着せて撮った色は、かなり濃い。
その中間くらいかな。
この素材ウール・コットン半々なんです。ジャケットだけでも良かったんだけど、上下で着くずすとカッコイイとスーツにしてみました。
もちろん着回し無限です。