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2024/09/21

僕の中に今もこびりつくイタリアンデザイナーの幻(前編)

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いやぁ、今年も暑い。そろそろ秋冬物なのですが、もう少しお待ちを。
特にネタもないんですが、たまに書かないと気がすまない、何故僕がこれほどまでにイタリアにこだわらなければならないのか?20代~30代にかけて、リアルにイタリアと出会いつき合ってきた60代の目線でくど~く語らせて下さい。
1961年生まれの僕は、中高時代ご多聞にもれず、アイビートラッドの洗礼を受け、メンズクラブを愛読していました。
その頃ヨーロッパと言えば、イギリス、フランスのものでした。パリ、ロンドンがすべて。
旅行、食、アート、ファッション。
イタリア?スパゲッティナポリタンの国??でした。
アイビーに夢中だった頃、あの名作「傷だらけの天使」で、ショーケン(萩原健一)がメンズビギを着て、男性の若者のカリスマになるのです。日本DCブランドの時代到来。
時は流れ、80年代に入る。突然❝イタメシ❞というワードが生まれ、ティラミスが大ヒット。にわかにイタリアという国がざわめきだす。
大学時代お洒落先どり野郎は、いきつけのブティックにならぶ❝クローズド❞(なんと!来春から豊田貿易さんがやるってよ。)というイタリアンジーンズをはくことが半義務づけられていた。ジッパーのところに白いラインが入ったヤツ。
ディスコ、コンパ、ディスコ、コンパの日々。CPカンパニー、BALL...。イタリアンカジュアルの幕開け。
そして、そして遂に、アルマーニというデザイナーが日本の地に降臨する。
京都北山通りのブティックのウインドーに、さんぜんと輝く❝ジョルジオアルマーニ❞のスーツ。〇十万円。「ハハーッ。」拝んだよね。
ギャルソン、キクチタケオが教祖だった僕には、カルチャーショック!アイドントアンダースタンド!
「おいっ、これがアルマーニなのか。こんなダボっとしたスーツが、この値段?なんでイタリア?ヨーロッパなら、サンローラン、ディオールじゃね?」
「そりゃぁ帝王だからな。ソフトスーツの時代よ。俺たちにはまだ早い。」
「ネクタイなら買えるかも。」
しばし、ウインドーの前でフリーズしていた。
周りを見渡せば徐々にイタリアンカルチャーが、日本に蔓延し始めていた。
*前編はここまで。後編に続く...。

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