選択肢は「艶クラシコ」しかない
来秋冬の展示会が始まる。
セレクトショップは、これからどうなっていくんだろうね。
ファッションも確実に変化、多様化してきた。アルバーノはどう生きる?
新しいトレンドスタイルにはついていけないし、人気ブランドを追いかけるのは、僕の性格には合わない。
結論 大好きなイタリア道を突っ走るしかない。けど、ず~っと続けてきたクラシコにこだわるのはやめよう。高くなりすぎた。
一つ言えることは、コロナ前からかなり保守的な傾向が続いた。
僕達のセレクトも消極的になっている。初心者の方には良いのだが、ちょっとマンネリだ。
そろそろハジけてもいいんじゃない?
どうしても譲れない定番モノは続けていく。
もっと華やかで、エロっぽいイタリアを取り入れていきたい。もちろん庶民派路線で。
イタリアンスピリッツ、イタリア美学の忘れられてきた部分。
華やか、ゴージャス、色気、セクシー、派手、奇抜、グラマラス...。
シックなイタリアは大好きよ。だけど、そこは十分堪能したじゃないか。
ベースは、クラシコ路線でいいんだけどさ。
デザイン、カラーのセンスはバブル時代のイタリアを取り入れたいな。
どっちもイタリアだもん。
今 求めているのは、センスよりインパクトなんだ。
僕のマインドは、かなり燃えてるぜ、ファイヤ~!
年いくごとに派手になるのは、昔からの定石。ただ、そんなヤンチャな50代(あっちの話じゃないよ。)が理想。違う、違う!
もっと感性スルドイ、キャラのたったジジィを目指したい。
例えばねぇ、僕がインスタで追っかけてるのが、ガブリエレ・パジーニ(現代の80'sイタリアデザイナー。旧サイトのブログの最後の方で書いた。)、ラポ・エルカーン(lapo and joana)。もうぶっとんでるよ。でも、二人共ベースは、クラシコ。マネなんて出来ないし、する必要もない。
ただなんか見てるだけで愉しいし、イメージがふくらんでいくんだ。
ファッションに対する熱量。いろんなヒントが隠れているよ。
僕もそんな服扱おうと思ってはいない。キャラを作るのに参考になるかもよ。
トレンド、古着、アメカジ、英、仏...ミックスチャースタイルは、イタリア人も好きだし、今はセオリー。
それはいいと思うよ。でも、そんな頑張らなくてもいい。
センスある人は、何やってもキマる。
でも、センスのない僕なんかは目立つしかない。たのしんでナンボ。
「あの人お洒落よね。いいセンスしてるね。」なんて言われるより、
「クセが強いね。昔でいうチョイ悪って奴ね。」の方が、丁度いいかも。