「河野太郎」事件-FINJACK、BERWICH
この前 買い物して店に向かって歩いていたら、3m程前をコートを着た4人の男が歩いていた。
珍しい風景ではない。端の男が隣の男に一生懸命しゃべりかけていて、その男がうなづいてた。
なんとなく僕の脳は、ただならぬ空気感を察知した。ピッピッ!
後ろ姿しか見てないが、白髪交じりの後頭部からだけだが、突然「河野太郎」というワードが浮かんだ。
声も聞こえないし、横顔も見えない。ただ、ただ勘、バクゼンと。
4人は停留所から富山駅方面行きの市内電車に乗り込んで行った。
店に帰って、相棒に「今 河野太郎風の人が前を歩いていたよ。何の根拠もないから、多分違うだろうね。」
「もし、そうだったら新聞かなんかに出てるんじゃない?」
「そうだよな、身長も思ったより高かったし。」
そんな話をしたことも忘れた翌日。
相棒が、「あなた、当たってる!」と新聞で河野太郎が来県し、街中の美術館を視察して回ったと記事にあった。
やっぱりか!僕もビックリしたが、僕の勘は結構当たるんだよ。
昔からそんなことがちょくちょくあった。確信が全くないのに、本当だったり。自慢じゃないよ。自慢か!
「観察力」は間違いなくあると思うんだけど、「洞察力」(目の前の事を注意深く観察して、目に見えない要素を推察し、本質を見抜く能力)もあるんじゃない!俺ってスゴイ奴?調子のってる?
何かに活かせるんじゃない?宝クジ買うとか?買ったことないけど。
商売なら何があるか?フェリージ、ボリオリ、デ・ペトリロ、フィナモレなんかは、日本に入ってきた最初から絶対売れる!という予感がした。
ただ好きだっただけだろう?まぁ、そうかもしれない。
でも、今までやってきたものを全てやめてまで、全く知識のないブランド1本に絞るヤツは正気の沙汰じゃないよね。
ちょっと狂ってるのかもしれない。
スイマセン、余計な話を引っ張り過ぎました。
今日は、昨年から取り組みだしたフィンジャック。
イタリアに造詣が深い神藤氏が、彼の幅広い人脈を使って提案するスタイル。
インポート高騰の中、アルバーノにとっても必要なアイテムが並ぶ。
イージージャケット、そして、今日紹介するニットジャケット。
普通イメージするニットジャケットは、カーディガン風だけど、ここでしか作り得ないらしいこのニットジャケットは、しっかりとジャケット調である。
まずは、ミラノリブを使ったよりしっかりとした構築的シルエット。金ボタンのネイビー。
もう一つは、織りのあるニットジャケット。ネイビーとグレージュ。
それに合わせたものが前に紹介したベルウィッチのスコッチ。
コットンストレッチのベージュ。